新春スター訪問 初めての母親役に挑戦 深津絵里さん
<プロフィール>
●ふかつ・えり
1973年生まれ。映画デビュー作「満月のくちづけ」(89年)で第13回日本アカデミー賞新人賞を受賞。芸能界きってのディズニーファンとしても知られています。
「写真提供・連合通信社」
「何となく入ってしまったこの世界」だそうですが、出演した「踊る大捜査線」などのヒットで不動の人気を獲得。いまや舞台、テレビドラマ、映画に欠かせない存在です。どんなに癖のある役もさりげなく、きっちりとこなしてしまう「控えめなテクニシャン」ともいわれ、演技の高さが評価されています。
今年のお正月に公開される「博士の愛した公式」(小泉堯史監督)では、寺尾聰演じる天才数学者を支えるシングルマザーの家政婦を好演しています。
実は、母親役を演じるのはこの作品が初めて。「どうしたら主婦っぽく見えるんだろうと、考えていたらほかに気が回らなくなり、小泉監督に『何もしないでいい』とアドバイスを受けました」と役作りの苦労を語っています。
でも一方では、「子役の子が楽しくできるように、やさしい気持ちを心にためて演技しました」と「母親」らしい気遣いも。
もっとも、映画で見せた手際のいい料理場面については、「多くの方に協力していただきました。それらしく見てもらえてうれしいです。実は自分では料理はしないので・・・」と照れ笑い。
素敵な笑顔の演技が観る人の心をうきうきさせてくれる、そんな深津さんの活躍に期待したい2006年です。
新春スター訪問 初めての母親役に挑戦 深津絵里さん 【 大阪市労組 第333号-2006年1月1・15日合併号より 】 |
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