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2006年2月 1日 (水)

「役所の仕事は民間より厳しかった」

読売新聞(2005年7月13日付記事より転載)

大阪市の保健福祉センターでケースワーカーをしている同窓生に久しぶりに電話し、応対に出た職員から同窓生は退職したと教えられた。市職員の厚遇が問題になり、嫌気がさしてやめたと思ったが、会って聞くと、見当違いだった。生活保護など社会福祉を担当するワーカーの市標準数は942人だが、実際にいるのは555人。その結果、連日、数時間の超過勤務を続けなければならなくなる。女性ワーカーの多くは、夕食の準備をするため定時で帰るが、その大半は書類を持ち帰り、夜遅くまで机に向かうという。ワーカーに認められる超勤手当は月2時間程度。手当のつかないサービス残業は月数十時間に及ぶ。激務に体調を崩して退職し、民間の介護施設で働き始めた同窓生はしみじみ言った。「役所の仕事は民間よりはるかに厳しかった」。お役所仕事だと、一律に批判は出来ない。(福田 徹)


「役所の仕事は民間より厳しかった」
【 大阪市労組 第334号-2006年2月1日号より 】

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