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2006年4月28日 (金)

4月~5月 告知板

4/21 大阪市研究会第130回例会
4/22 自治労連近畿ブロックシンポジューム
4/26 市労組管理職会2006年度総会・歓送迎会
4/27 核兵器反対新国際署名推進スタート集会
4/28 沖縄と心つなぐつどい
5/ 1 第77回大阪メーデー
5/ 3 憲法記念日のつどい
5/13 地域・職場の男女平等の促進をめざすシンポジューム
5/13 きょうされん大阪支部結成30周年記念レセプション



告知板
【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】

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医療・介護・福祉の改悪は許さへんで!!4・9大阪府民集会

0409syukai_1 ★ 高齢者の負担増、入院時の食費・居住費自己負担化などの患者負担増をやめ、療養型病床を廃止するな!
★ 必要な医療は公的医療保険で保障し、混合診療を拡大するな!
★ 看護士の増員や医療の質と安全性が確保できるよう診療報酬を改善せよ!
★ 就学前までの医療費無料化を国の制度として創設せよ!
★ 介護保険法改悪、利用者のサービス切り捨て、負担強化をするな!
★ 障害者自立支援法で、障害のある人々に過酷な応益負担を負わすな!
(4月9日(日)・扇町公園)

 今回の大阪府民集会は、小泉構造改革の推し進めた格差社会にストップをかけること。いま国会に上程されている医療保険改悪案は、高齢者に多額の負担を強制し、医療に貧富の差を持ち込むもので断じて容認できないこと。さらに、介護保険の改悪や障害者自律支援法に反対することを目的に開催され4,000人が参加し、集会後市内パレードも行なわれました。

格差拡大を続ける小泉政権に怒り

小泉政権による弱肉強食の構造改革の推進により、国民の間の所得、生活格差は大きく拡大し、固定化する状況にあります。

小泉悪政はとどまるところを知りません。消費税率の引き上げを睨みつつ、所得税・住民税の定率減税全廃や、医療保険の大改悪、介護保険・国民年金・厚生年金の保険料の引き上げ、障害者自立支援法の施行による障害者サービスの一割負担化、義務教育費
の国庫負担や児童扶養手当の削減など、更なる格差拡大を進めています。

医療大改悪法案と「障害者自立支援法」は、あまりにもひどい

0409syukai_2 国会に上程されている医療大改悪法案は、国民皆保険制度と地域医療を解体させ、医療に貧富の差をもちこみアメリカ型医療へ改変して、日本の社会保障を根底から崩壊させるもので、断じて容認できません。医療大改悪案が実施されれば、高齢者と、今後高齢期を迎える680万人の団塊世代、長期・重症患者、更に現役世代を含むすべの国民への負担増となります。

特別養護老人ホームへの待機者が34万人あるなかで、23万床にも及ぶ療養病床の廃止が実施されれば、行き場を失った高齢者は"老人難民"として大量に生み出されます。リハビリテーションでは、ハードルの高い施設要件と算定日数の上限が設定されました。医療機関では要件を満たさず実施困難となり、また満たしたとしても上限が決められたことで、長期の治療継続が必要な患者は、そこで終わりとなり、"リハビリ難民"が生まれることになります。

障害者自立支援法の実施では、わずかな収入や障害者年金しかない中で、利用料の1割はとても負担できず、"障害者自立支援法難民"が生まれようとしています。


大企業の税・社会保障負担はどうなっているのだ!

この20年余り医療への国庫負担は減り続けました。

大企業の税・社会保障負担は、ヨーロッパに比べて余りにも低く、無駄な公共事業費は、米・ヨーロッパに比べて余りにも多くなっています。

これらを是正し、医療・介護・福祉を充実させることが、政治の責任ではないでしょうか。集会は扇町からアピールを発信します。『大阪府民の皆さんへ、日本全国の皆さんへ訴えます。小泉悪政による"総難民化"政策を許さず、医療・介護・福祉の充実を。健康の格差を許すな。命の格差を許すな』と。


医療・介護・福祉の改悪は許さへんで!!
【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】

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第77回大阪メーデー(5/1(月)のお知らせ)

76th_mayday 生活と権利、平和を守るたたかいの場
メーデーに積極的なご参加を!

開催日時:5月1日(月)開会午前9時
集合場所:扇町公園
パレード:市労組は天満橋コース(南森町経由)
予備集合:午前8時45分、公園内・時計台付近(旧水道庁舎の向かい側)

第77回大阪メーデー(5/1(月)のお知らせ)
【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】

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コラム「中之島」 

 全労連などによる第77回メーデーは5月1日、47都道府県で行なわれます。メーンスローガンは①ストップ戦争する国づくり!②大企業は社会的責任を果たせ!③安心して暮らせる社会を実現しよう!――が柱。国会論議の焦点となっている憲法改悪のための国民投票法反対、消費税引き上げ反対など訴えます

▼戦後復活したメーデーは数百万の人々が参加する大きな取り組みになりました。戦後最初の中央メーデー(1946年)は、皇居前広場(人民広場)に50万人が参加。食糧難の解決や戦争犯罪人の追放などを求めました(食料メーデー)。

▼安保条約改定をめぐる国会採決を控え、緊迫した情勢の下で行なわれた1960年のメーデーでは、「安保反対」をスローガンに全国で500万人が参加しました

▼70年代は公害問題やインフレ対策が焦点に。元首相らによるロッキード汚職が明らかになった1976年は「怒りのメーデー」となりました。80年代は米ソ核軍拡競争に対する不安を背景に「核兵器完全禁止」が強調されました。21世紀に入ってからは、雇用が大きなテーマになっています

▼メーデーは、その時々の政治的経済的な要求を掲げ、労働組合と政党・民主団体が実行委員会を結成し、共同集会として発展してきたのです。メーデーの意義は、労働時間の短縮を新たに決意しあうために、世界の労働者が連帯することです。


コラム「中之島」
【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】

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「市政改革マニュフェスト」とたたかう、市労組方針確立

Manifest (4月18日(火)市労組第4回中央委員会=ヴィアーレおおさか・ローザホール) 市労組は、「マニフェスト」の内容や問題点・本質を、市民・職員に効果的に暴露することが求められています。市民と職員、公務と民間との分断の攻撃には、社会的連帯で反撃することが必要です。

市労組として、闘争体制の確立と具体的なとりくみとして、

①「『市政改革マニフェスト』に反撃する闘争本部」の設置を行い、「マニフェスト」のテーマごとに体制をつくり、政策提言・労働者の組織化・宣伝などのとりくみを企画・実践する。

闘争本部長に成瀬委員長、 副本部長に池尾副委員長、事務局長に中山副委員長を専任し、事務局を設置する。テーマは、学校給食民営化、市営交通民営化、水道民営化、保育所民営化、ゴミ収集事業の独立行政法人化、市民病院の独立行政法人化、市税事務所と区役所機能の「合理化」、生活保護行政、その他。

②テーマごとに体制を確立、個別集会と政策化をめざす。そのための位置づけを明確にするスタート集会を、6月25(日)午後(予定)に開催する。

③住民・他団体とともの、市政改革マニフェストに対する運動交流センター結成をめざします。

また、5月26日(金)に開催される「黙ってられんわ」市民のつどい運動交流のつどい(いきいきエイジング)への参加をよびかけます。それらのとりくみを通じて、市政改革マニフェストに対する運動を交流するセンターの結成をめざしてとりくみます。


「市政改革マニュフェスト」とたたかう、市労組方針確立
【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】

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メンタルヘルスのとりくみの強化を

 市労組では、弘済院の公務災害申請でお世話になっている、耳原病院の精神科医東崎先生を迎えて「メンタルヘルスのとりくみ」についての学習会を開きました。

精神疾患、特にうつ病とはどういうものか。そして職場復帰をする為に労働組合や職場ではどう支援していったらいいのかという事を中心にお話しをいただきました。

 参加者からは職場の実態や具体例をあげ、「職場で支援しているがゆきづまっている」「保育の仕事はエネルギーがいる。こんなにエネルギーが切れた状態で仕事をしていていいのか」などの質問がでました。

 先生からは、「支援は複数で広く浅くがポイント」「うつの人はどこかで『助けてくれ』と思っている。まずは肩に手をかけ、病院に行くよう声かけをしてみては」「保育などでは子どもにまちがいを起したらたいへん。上司の責任で休職をすすめる事も大事」「本当になまけ者の人などいない。本人がいちばんつらい思いをしているのだから、みんなでメンタルの事を学習し、応援した方が良い。支援する方の団結がいる」「50歳を過ぎての転勤はメンタルに良くない」などの助言をいただきました。

また先生は、「うつは悪いものではない。良いものなのだ」「自分はこうあらねばならない」と決めつけるのではなく、「自分の為にも、家族の為にも生き方を振り返り見つめるいい機会になるのではないか」「うつになって良かったと思えるぐらい人生にゆとりを持つこと」と話されました。


メンタルヘルスのとりくみの強化を
【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】

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労働時間管理・休憩時間問題についてQ&A

私たち地方自治体に働く職員の勤務・労働条件は、原則として労働基準法が適応されます。労働基準法は労働条件の最低基準を定めることを目的とするものであり、自治体職員の労働条件は条例で定める場合においても、労働基準法以上のものでなければならないという拘束を受けています。このことは国家公務員について労基法が適応されないことと著しい違いとなっています。

大阪市労組・市労組連は、この間、労働時間管理の使用者責任を追及し、サービス残業の根絶をめざしてとりくんできた経過を踏まえ、職場で問題となっている事項を総務局人事課と以下のやりとりを行ってきました。



組合 超過勤務命令の事務処理にかかわって、未だに問題点が解決していない。区役所では一昨年以来大きな問題となり、以前のように主担者によるまとめ付けはなくなり、超過勤務の際に記帳されるようになっているものの、「30分以下の超過勤務時間については請求できない」「始業前の準備事務にっいての超勤は認められない」とする所属が存在している。超勤手当の事務処理の正しい姿を示して指導すべきではないか。

総務局 30分未満の超過勤務時間について、1ヶ月分の合計した時間数の30分来満は切り捨てて計算することになっているが、日々の超過勤務のなかでの30分未満については差し支えない。たとえば、事前に1時間の超過勤務命令を出していたが、15分で業務が終了した場合、15分の超勤時間による請求をすることになる。

始業時前の超過勤務については、業務実態から必要であるならば超勤命令を行うことはある。一律に認めないということはない。

組合 半日の振替休日の指定を受けている日にやむをえない理由により、有給休暇を取得したいとの申出があった場合、一律に認めないとする所属があるが。

総務局 半日代休の指定と半日の有給休暇をあわせることは、もともと、それぞれの場合に半日勤務することを前提としており、そういう主旨から、合わせて運用することは好ましいことではない。ただし、いろいろな事情のなかで、有給休暇の請求が発生することは想定されるところであり、認めないとすることは正しくない。

組合 超過勤務を行った場合、1日の労働時間が8時間を越えるとして、5時30分以降に15分の休憩を与えるべきだとの人事委員会の通達が出されているが、休憩時間の取得時間を、5時30分から45分に一律で与えるよう指導がなされている。

総務局 言われているような指導は行っていない。既に問答形式での考え方を出している。


労働時間管理・休憩時間問題についてQ&A
【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】

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市労組レーダー

●全関西機関紙コンクール作品募集中

 平和を広げ、暮らしと憲法を守る草の根ジャーナリズムの活動を激励し、大いに評価するコンクールです。機関紙誌など手づくり新聞を応募して、評価を受けてみませんか。おうぼ作品には審査委員が批評を書きます。どなたでも応募できます。ぜひ出品してみては。

【応募対象】
2月1日から5月16日までに発行されたすべての機関紙、ミニコミ紙、自費出版などの宣伝媒体。

【応募方法と締め切り】
機関紙協会大阪府本部へ(または市労組本部へ)。締め切りは5月16日(火)(当日消印有効)【審査結果の発表】審査発表と表彰式は6月3日(土)午後3時~5時。大阪産業会
館にて。月刊『宣伝研究』06年7月号に批評特集を掲載します。



●男声合唱団『昴』(すばる)のコンサート開催

 はなは花として、ひとは人として・・・大きくなった『昴』がおくる男声合唱の世界。セカンド・コンサートがついに実現。

4月23日(日)クレオ大阪中央にて、開場午後1時15分、開演午後2時。
参加協力券は1,500円(小中学生・身障者1,000円)です。
主な演奏曲は、日々草、百万本のバラ、花をおくろう、昴、最上川舟唄・・・など。

お問い合わせは、立川さん(072-296-6883)または市労組本部へ。

●カーライフローンキャンペーン実施中

 2006年度も引き続き、「カーライフローンキャンペーン」を特別金利にて労金で実施しています。このキャンペーンでは、昨年同様、環境にやさしい車の利用促進の観点から、従来の低公害車に加え、一定の低排出車に対しても金利優遇が行なわれます。車、ジェットスキー、カーナビなどの購入、または、他金融機関などからの自動車ローンの借り換えをお考えの方は、労金にお問い合わせください。

●関西ではじめてのシベリア抑留展

 「シベリア抑留者未払い賃金要求の会」主催、「日本ユーラシア協会大阪府連合会」後援、「ソ連における日本人捕虜の生活体験を記録する会」など4団体の協賛で「シベリア抑留展」が開催されます。

スケッチ、墓参団の写真、抑留中の遺品などが展示され、関西では始めての「シベリア抑留」の真実を網羅した一大展示会です。会場では、アコーディオン演奏によるロシア民謡、腹話術、フルート・ギター演奏、抑留者・遺族の交流、政治を語るコーナーなども。

とき: 5月3日(水)~7日(日)
    AM10:00~PM5:00
    (3日はPM1:00から。7日はPM3:00まで)

ところ:三井生命大阪ビル2階
    大阪市北区豊崎3-18-8
    地下鉄御堂筋線「中津駅」④番出口すぐ

●あなたの署名を国連へ「すみやかな核兵器の廃絶のために」

 核兵器のない平和で公正な世界を求める私たちは、そのための緊急の課題として、国連と、核保有国をはじめとするすべての国の政府にたいし、核兵器全面禁止・廃絶の実現にむけ、すみやかに協議を開始するよう要請します。

 署名用紙が職場に届きますので、こぞっての署名をよろしくお願いいたします。この署名は国籍・年齢の制限はありません。この署名運動は、原水爆禁止日本協議会が内外の広範な団体・個人とともに、今年1月から世界中でとりくんでいます。

連絡先は「国際署名キャンペーン事務局 03-5842-6031」


市労組レーダー
【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】

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2006年4月10日 (月)

4月 告知板

4/6 市労組本庁支部退職者を送る夕べ
4/7 マニフェスト学習会
4/7 市労組南大阪支部退職者を送る夕べ
4/9 医療改悪反対1万人集会
4/9 京都府知事選投票日
4/11 市労組北大阪支部退職者を送る夕べ
4/12 ビジネスパソコン講座
4/12 「もうひとつの日本」キャラバン大阪行動
4/13 国民的統一行動・公務労組連第2次行動
4/15 「戦跡と平和憲法を考える」大阪城見学会

告知板
【 大阪市労組 第336号-2006年4月1日号より 】

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平和を守り「戦争をしない」未来を子どもたちや孫に 「九条の会おおさか」1周年記念講演会に2000人

9jyo_1 昨年5月、藤本義一さん(作家)、桂米朝さん(落語家)、宮本憲一さん(大阪市大名誉教授)、森南海子さん(デザイナー)など14人の著名文化人の呼びかけで、「憲法9条を変えさせてはいけない」「憲法9条を守ろう」の一点で発足した「九条の会おおさか」。

その発足1周年記念講演会が、4月1日に西区の国際会議場でひらかれました、講演会には会場いっぱいの2000人がつめかけ、舞台と参加者が一体となって、「平和憲法を守り、戦争をしない未来を子や孫たちに」の思いを強くいっそう強くしました。

>> どうすれば幸せに生きていけるか―その基本が憲法9条

>> 9条を変えさせないために声をあげる、今ががんばりどき


平和を守り「戦争をしない」未来を子どもたちや孫に「九条の会おおさか」1周年記念講演会に2000人
【 大阪市労組 第336号-2006年4月1日号より 】

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どうすれば幸せに生きていけるか―その基本が憲法9条

主催者あいさつに立った呼びかけ人のひとり、直木孝次郎(大阪市大名誉教授)さんは「戦後の日本国憲法は、基本的人権、主権在民、平和主義(戦争放棄)の三つが大原則。中でも戦争を謳った憲法9条は要。これを崩させてはいけない」と強調しました。

9条への思いを語るリレートークでは、

「音楽9条の会をつくった。独自のファンファーレを作曲し、コンサートで訴え、賛同者は2000人を超えた。正しいことは何もしないでも広がるというものではなく、自ら広げる努力をしないと広がらない」(日下部吉彦さん・音楽家)、

「世界の子どもたちに、9条があるから、60年間日本は戦争をしなかったこと。これからの20年、30年も同じように戦争する国にしないために9条を変えてはいけないと訴えている。9条の改憲をマスコミがまともにとりあげない。反対の声を圧倒的に広げるとマスコミも無視できなくなる。もっと騒ぐこと」(古野喜政さん・ジャーナリスト)

と9条の会を広げようと訴え、宗教界からは

「9条はきわめて宗教的。釈迦の教えは『殺してはいけない』ことだ。『正しくモノを見る』ことも釈迦の教えにある」(清史彦さん・瑞光寺住職)、

「9条を守るか、9条を手離すかはこれからの日本にとってたいへんな違いになる。個人個人がしっかりと意思を示していくことが大切になる」(松浦悟郎さん・日本カトリック正義と平和協議会)、

と宗教と9条が矛盾しないことを強調しました。

続いて舞台に登場した風刺コント「他言無用プロジェクト」は、最近の政治・社会問題をコントにして会場を大いに沸かせました。また、音楽グループ「ザ・ファンク」や「音楽9条の会」のメンバーがミニ演奏会で楽しませてくれました。

Ootani 最後に登場した呼びかけ人のジャーナリスト、大谷昭宏さんは、政府による最近の、国民の自由と民主主義を規制する動きに警鐘を鳴らし、

「日本の憲法は、人間がどう生きていくのがいいのかを示している。どうすれば人間は幸せになれるのかを書いている。その基本が9条だ。この憲法を変えてはいけない。変えさせないために声をあげよう」

と参加者に呼びかけました。


どうすれば幸せに生きていけるか―その基本が憲法9条
【 大阪市労組 第336号-2006年4月1日号より 】

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9条を変えさせないために声をあげる、今ががんばりどき

ジャーナリスト 大谷昭宏さん(講演より)

全国で4000を超え、大阪で400以上の「9条の会」ができた。
「ちょっとやそっとで、9条を変えさせてたまるものか」の思いがある。

今ちょうどサクラの季節、「三日見ぬ間のサクラかな」「三日見ぬ間にサクラかな」の二通りの文句あるが、「の」と「に」で大きな違い。9条に置き換えると、知らない間に気がつけば9条が変えられてしまっていた、ではすまされない。

いい憲法があってよかったと思える世の中に。あのとき、われわれが踏ん張ったから今の平和があると、後の世にいえるようにいまがんばりどき。

政府は「共謀罪」というひどいものをつくろうとしている。たいへんひどい悪法だ。これまでの、人間の行為に対して罰するものと違って、共謀罪はこれまで侵さなかった、人間の思考や言動の領域に踏み込んだもので恐ろしい。広島の原爆慰霊碑に「二度と過ちは繰り返しません」との碑文が刻まれている。「過ちを犯したのは原爆を投下したアメリカであって、この碑文はおかしい」という人たちがいる。

日本の軍国主義のもとで戦争が拡大し、多くの人が犠牲となり、その延長に原爆の投下がある。戦争への道に進んだ過ちを犯さないという意味で、9条を変えていまその道にまた踏み込んでいく可能性があることに、人間としてそれでいいのかと問いなおされている。

日の丸・君が代とともに、愛国心を声高に強調する人たちがいる。ことさら愛国心といわなくても、先日のワールド・ベースボール・クラッシックで日本が優勝した。よかったとみんなで拍手する、それでいいじゃないかと思う。いまの愛国心を強調する流れは「国家的ストーカー法」のようなもの。見ず知らずのおじさんが若い女性に「あなたが好きだからあなたも私を愛しなさい」と追いかけ回してしつこく迫るようなもの。愛さなかったら捕まえるぞというもの。

日本の憲法は、人間がどう生きていくのがいいのかを示している。どうすれば人間は幸せになれるのかを書いている。その基本が9条だ。この憲法を変えてはいけない。変えさせないために声をあげよう。


9条を変えさせないために声をあげる、今ががんばりどき
【 大阪市労組 第336号-2006年4月1日号より 】

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コラム「中之島」

▼日本の億万長者134万人。年収300万円以下の世帯28.9%、貯蓄ゼロ世帯23.8%、生活保護世帯104万人、完全失業者313万人、フリーター417万人

▼いまや、新聞でも「分裂にっぽん」(朝日)「格差社会考」(毎日)「隣の芝生は-点検家族格差」(日経)など格差社会を大いに取り上げている

▼首をかしげる議論もあるが、弱肉強食の政治が貧困化に拍車をかけている事実によって、小泉「改革」が揺らぎ始めている

▼国政だけではない。市民が地方自治の主人公なのに、サービスは納税者=顧客に提供するという大阪市マニフェストのトップダウンが罷り通っている。結局、市民のくらし、福祉、医療の切捨てなのではないか

▼共通しているのは短いフレーズで「対立」を作り出し、「分断」をはかる手法の活用だ。曰く「公務員を減らせ」「官から民へ」「小さな政府・自治体」、そして私たちに「既得権益を守る利己的」行動と攻撃する手口

▼国と地方で1000兆円の赤字は政府・財界の失政が原因。これを逆手にとって国民を痛める政治を強制する

▼大規模開発、3セクの抜本的見直しを隠し、「既得権益」にしがみついているのは政府・財界・市長ではないか。キーワードは、「日歯連1億円献金」のように「第2の橋竜」をつくらないことだ。


コラム「中之島」
【 大阪市労組 第336号-2006年4月1日号より 】

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GO HOME イラクからの撤兵を!! イラク開戦から3年 3月19日 扇町公園に4000人の人絵文字

060319sorakara01 3年前の3月20日に、イラク戦争が開始されました。その3年を翌日に控えた3月19日、全国で集会やデモ、人絵文字などのとりくみが行われ、大阪では扇町公園を会場に「ひろがれ平和の輪!みんなでつくろう虹色の旗!」と題して人絵文字のとりくみが行われました。

行動には、市民、労働組合など4000人が参加し「GO HOME」の文字と虹色の旗などをつくり平和への願いを訴えました。参加者らは集会終了後、シュプレヒコールで平和を訴えながらながら中崎町までデモ行進しました。

主催者を代表してあいさつにたった植田保二さん(大阪労連議長)は

「今も罪のないイラクの人たちが殺されている。イラク戦争が始まって3年。大量破壊兵器がなかったことも判明し、アメリカでも6割がイラク戦争反対を表明、世界的にも批判が起きている。戦争反対の声を大きくし、米軍基地の再編強化反対、憲法9条を守る声を広げよう」

030319_1 と呼びかけました。 続いてジャーナリストの西谷文和さん(イラクの子どもを救う会)がイラクの報告を行い

「内戦状態を引き起こしているのは米占領軍とイラク新政府。こうした真相や劣化ウラン弾の被害について、日本のメディアはまともな報道をしていない。イラクでは3年前よりも毎日の死者が増えている。関心を持ち続け、メディアや自民党のうそに簡単にはだまされないことが必要だ」

と訴えました。


GO HOME イラクからの撤兵を!! イラク開戦から3年 3月19日 扇町公園に4000人の人絵文字
【 大阪市労組 第336号-2006年4月1日号より 】

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シンポジウム「公務員バッシングと市民の権利」 区役所残業問題不起訴を勝ち取る会主催 3月12日・エルおおさか

区役所残業問題不起訴を勝ち取る会は3月13日、エルおおさかで「公務員バッシングと市民の権利」と題するシンポジウムを開きました。

シンポジウムは3人のパネラーが問題提起を行なう形ですすめられました。

大阪市民ネットワーク代表の藤永のぶよさんは

「公務員バッシングをしても、国保、税金、保育所など市民の暮らしはぜんぜん良くならない。3セクなど本当の赤字の原因には全然手をつけていない。市民の窓口は区役所なのに、市政は本庁で決められ、市民生活からはかけ離れている行政が行なわれている」

と批判し、

「公務員労働者の現場で権利がボロボロにされていては、民間企業ではもっとひどい状態になってしまう。不当な権力には断固立ちむかっていく」

Sinpo と強調し大阪市の当局責任を問いただしました。大阪市労組副委員長の中山直和さんは

「大阪市の改革は市民犠牲の上に成り立っている。これを全国の自治体に広げようとしているのが小泉改革だ。改革方針がいったいどういった内容か、本質を明らかにしていく運動をすすめている」

と市労組が果たすべき役割を述べました。伊賀弁護士は

「公務員バッシングの目的は、給与、労働条件の切捨てだけでなく、公務労働者が労働組合を組織し、政治闘争をすることを阻止し、権力の手先として国民を抑圧することが目的だ」

と強調。

「今回の問題では、市長を初めとした当局は一切責任を回避している」

と批判。

「マスコミ報道から職員に対する調査、処分までが用意されたような流れで行なわれているのは何か意図的なものを感じる」

と指摘しました。今回の処分に対して裁判闘争で闘っている、なかまユニオン大阪市職員支部からは、現在の裁判の状況と

「この裁判はなんとしても勝ち抜かなければならない」

という強い決意と、連帯のあいさつがありました。

最後のまとめでは、

「今の大阪市のむちゃくちゃな改革を行なうために、仕組まれたような今回の問題に、私たちが犠牲になっていることは納得できない。なんとしても不起訴を勝ち取り、市当局の責任を追及していきたい」

と強い決意で訴えました。


シンポジウム「公務員バッシングと市民の権利」 区役所残業問題不起訴を勝ち取る会主催 3月12日・エルおおさか
【 大阪市労組 第336号-2006年4月1日号より 】

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市労組レーダー

>>今年もフレッシュな新規採用職員が!!市労組はキミたちを応援します

市労組は、パンフレット『はじめまして市労組です』を作成し、新規採用のみなさんに配布します。昨年は、たいへん読みやすいと評判でした。また、学習会やパソコン教室、体験クラフトパークなど盛りだくさんの歓迎行事を企画しています。新規採用の人に限らず、どなたでも気軽に参加してください。



>>大阪市新規採用職員歓迎企画第1弾

▼「これからの大阪市政を学ぶ!」 ~大阪市政改革マニフェストってなに?~


關市長がすすめる大阪市改革。本当に市民のためになるのか?改革の行きつく咲くは?など大阪市政改革マニフェストを中心にした学習会です。

●日時 4月7日(金)午後6時30分~
●会場 阿倍野区民センター

  >> 詳細はこちら


▼「ビジネスパソコン講座」 ちょーむかつく!ワード、いらつく!エクセル?

イライラ解消!あなたの疑問にプロの講師がやさしく指導!

●日時 4月12日(水)午後6時30分~
●場所 大阪産業創造館 パソコン実習室2

  >>詳細はこちら


▼「クラフトパークで体験しよう」

クラフトパークの体験工房で、トンボ玉やステンドグラスにチャレンジ!

●と き 5月14日(日)午前10時~
●ところ 大阪市立クラフトパーク


▼ 「ウェルカムパーティー」

府下のの自治体に働く新採用者や青年が集まり交流を深めることができるよ!ぜひ参加してみてね!

●日時 6月17日(土)午後6時~
●会場 ヴィアーレ大阪



>>ぜひアクセスしてみてくださいね。市労組ホームページ開設3年目

2000年の4月に立ち上げた市労組ホームページ「情報ねっとわーく(ネット版)」が、今年4月1日で丸6年。この4月からはホームページのリニューアルを行っています。

今後も「大阪市の情報発信基地として、みなさんに役立つ情報を提供していきたい」と考えていますので、お気軽にアクセスして、ご意見ご感想をお寄せ下さい。

HP http://homepage1.nifty.com/osaka-shiro-so/
E‐mail  osaka.shiro-so@nifty.com

市労組レーダー
【 大阪市労組 第336号-2006年4月1日号より 】

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