« 「市政改革マニュフェスト」とたたかう、市労組方針確立 | トップページ | 医療・介護・福祉の改悪は許さへんで!!4・9大阪府民集会 »

2006年4月28日 (金)

コラム「中之島」 

 全労連などによる第77回メーデーは5月1日、47都道府県で行なわれます。メーンスローガンは①ストップ戦争する国づくり!②大企業は社会的責任を果たせ!③安心して暮らせる社会を実現しよう!――が柱。国会論議の焦点となっている憲法改悪のための国民投票法反対、消費税引き上げ反対など訴えます

▼戦後復活したメーデーは数百万の人々が参加する大きな取り組みになりました。戦後最初の中央メーデー(1946年)は、皇居前広場(人民広場)に50万人が参加。食糧難の解決や戦争犯罪人の追放などを求めました(食料メーデー)。

▼安保条約改定をめぐる国会採決を控え、緊迫した情勢の下で行なわれた1960年のメーデーでは、「安保反対」をスローガンに全国で500万人が参加しました

▼70年代は公害問題やインフレ対策が焦点に。元首相らによるロッキード汚職が明らかになった1976年は「怒りのメーデー」となりました。80年代は米ソ核軍拡競争に対する不安を背景に「核兵器完全禁止」が強調されました。21世紀に入ってからは、雇用が大きなテーマになっています

▼メーデーは、その時々の政治的経済的な要求を掲げ、労働組合と政党・民主団体が実行委員会を結成し、共同集会として発展してきたのです。メーデーの意義は、労働時間の短縮を新たに決意しあうために、世界の労働者が連帯することです。


コラム「中之島」
【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】

|

« 「市政改革マニュフェスト」とたたかう、市労組方針確立 | トップページ | 医療・介護・福祉の改悪は許さへんで!!4・9大阪府民集会 »