医療・介護・福祉の改悪は許さへんで!!4・9大阪府民集会
★ 高齢者の負担増、入院時の食費・居住費自己負担化などの患者負担増をやめ、療養型病床を廃止するな!
★ 必要な医療は公的医療保険で保障し、混合診療を拡大するな!
★ 看護士の増員や医療の質と安全性が確保できるよう診療報酬を改善せよ!
★ 就学前までの医療費無料化を国の制度として創設せよ!
★ 介護保険法改悪、利用者のサービス切り捨て、負担強化をするな!
★ 障害者自立支援法で、障害のある人々に過酷な応益負担を負わすな!
(4月9日(日)・扇町公園)
今回の大阪府民集会は、小泉構造改革の推し進めた格差社会にストップをかけること。いま国会に上程されている医療保険改悪案は、高齢者に多額の負担を強制し、医療に貧富の差を持ち込むもので断じて容認できないこと。さらに、介護保険の改悪や障害者自律支援法に反対することを目的に開催され4,000人が参加し、集会後市内パレードも行なわれました。
格差拡大を続ける小泉政権に怒り
小泉政権による弱肉強食の構造改革の推進により、国民の間の所得、生活格差は大きく拡大し、固定化する状況にあります。
小泉悪政はとどまるところを知りません。消費税率の引き上げを睨みつつ、所得税・住民税の定率減税全廃や、医療保険の大改悪、介護保険・国民年金・厚生年金の保険料の引き上げ、障害者自立支援法の施行による障害者サービスの一割負担化、義務教育費
の国庫負担や児童扶養手当の削減など、更なる格差拡大を進めています。
医療大改悪法案と「障害者自立支援法」は、あまりにもひどい
国会に上程されている医療大改悪法案は、国民皆保険制度と地域医療を解体させ、医療に貧富の差をもちこみアメリカ型医療へ改変して、日本の社会保障を根底から崩壊させるもので、断じて容認できません。医療大改悪案が実施されれば、高齢者と、今後高齢期を迎える680万人の団塊世代、長期・重症患者、更に現役世代を含むすべの国民への負担増となります。
特別養護老人ホームへの待機者が34万人あるなかで、23万床にも及ぶ療養病床の廃止が実施されれば、行き場を失った高齢者は"老人難民"として大量に生み出されます。リハビリテーションでは、ハードルの高い施設要件と算定日数の上限が設定されました。医療機関では要件を満たさず実施困難となり、また満たしたとしても上限が決められたことで、長期の治療継続が必要な患者は、そこで終わりとなり、"リハビリ難民"が生まれることになります。
障害者自立支援法の実施では、わずかな収入や障害者年金しかない中で、利用料の1割はとても負担できず、"障害者自立支援法難民"が生まれようとしています。
大企業の税・社会保障負担はどうなっているのだ!
この20年余り医療への国庫負担は減り続けました。
大企業の税・社会保障負担は、ヨーロッパに比べて余りにも低く、無駄な公共事業費は、米・ヨーロッパに比べて余りにも多くなっています。
これらを是正し、医療・介護・福祉を充実させることが、政治の責任ではないでしょうか。集会は扇町からアピールを発信します。『大阪府民の皆さんへ、日本全国の皆さんへ訴えます。小泉悪政による"総難民化"政策を許さず、医療・介護・福祉の充実を。健康の格差を許すな。命の格差を許すな』と。
医療・介護・福祉の改悪は許さへんで!! 【 大阪市労組 第337号-2006年4月20日号より 】 |
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