コラム「中之島」
▼教育基本法改悪法案が国会に提出されました。愛国心の押し付けと国家権力の教育内容への介入という憲法に背く2つの問題が明らかになっています。改悪の狙いは日本を「海外で戦争をする国」にするため。一方で廃案に追い込もうと運動が広がっています
▼イラク戦争の開戦前、ブッシュ大統領を批判し、保守派の批判にさらされた米カントリー女性グループの一人は「権力にある者に疑問を呈し、異議を唱えることを怖れてはいけないと私は子どもたちに教えたい。彼らがすることを問い、監視する。それが愛国心です」と言いました。また先日、日本共産党の志位委員長は「政治がすべきことは、愛国心を強要することでなく、愛していると実感できる国をつくるために国民の利益を守り、政治本来の役目を果たすこと」と講演の中で語っていました
▼世界では高校までの授業料が無料という流れの中で、日本の学費の高さ。等しく教育を受ける権利を受ける権利までが奪われています。リコーダーやコンパスの購入を親に言えず、自分の小遣いから100均ショップで買って来る子どもたち。一度使ったら使えなくなるのだそうです。貧弱な教育制度こそ見直すべきです
▼国家とは?愛国心とは?もう一度考えて見る必要があるのではないでしょうか。
コラム「中之島」 【 大阪市労組 第339号-2006年6月16日号より 】 |
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