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2006年9月15日 (金)

9月 告知板

 9/21 大阪自治労連秋期闘争討論集会
 9/21 勤通大「憲法特別コース」第二回スクーリング
 9/22 憲法・教育基本法改悪反対府民学習集決起会
 9/25 市労組連・市労組本部事務所開き
 9/28 市労組公衆衛生医療評議会総会
 9/29 公務労組第1次中央行動
 9/30 大阪労連大阪市地区協第21回定期総会
10/ 1 大阪市役所フォーラム総会
10/ 1 青年雇用大集会
10/ 3 大阪市をよくする会秋の集会


9月 告知板
【 大阪市労組 第343号-2006年9月15日号より 】

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大阪市労組第33回定期大会 9月9日(土)ヴィアーレ大阪

Taikai2 ●大阪市問題をテコにした労働組合攻撃とたたかい、市民との共同で真の大阪市改革をすすめよう

●査定賃金の導入を許さず、「給与構造の見直し」をはじめとした賃金の引き下げ攻撃に毅然とたたかおう



市労組第33回定期大会は、代議員全員の出席で開催され、20人の発言など活発な討論参加の中、2006年度の方針を代議員全員の賛成で確定しました。
現在の大阪市の状態を、全方向で分析し、市役所労働者として市民とともにたたかうことを誓い合う決起の場となりました。



今年6月12万人余が区役所に殺到秋闘課題は山積み

 大会は、佐々木執行委員の司会でスタートし、議長団には谷口代議員(南大阪支部)、三浦代議員(西淀川区役所支部)がその任にあたりました。

成瀬委員長はあいさつの中で「休日の大会にもかかわらず、積極的な出席大変ご苦労さまです。今年6月市、府民税、介護保険、国保で12万4千人が区役所に。窓口に毎日7~800人が来る大変な状況でした。国会では、国民投票法、教育基本法改悪のたくらみが出てきています。この秋に向けたたかっていく課題は山積しています。賃金・労働条件の改悪も必至の状況で余談を許さない」と述べ、大会の成功で市労組運動のさらなる前進を訴えました。

 メッセージ・祝電は数多くの労組・団体から寄せられました。

 次に来賓あいさつでは、大阪自治労連、大阪市をよくする会、日本共産党大阪市会議員団などから激励を受けました。

 議事に入ってからは、2006年度運動方針と当面の闘争方針の提案を谷口副委員長が行いました。また、2006年度会計予算の提案を高田会計が行い、さらに、特別報告「給与構造改革問題」について中山副委員長が説明しました。市労組拡大執行委員の承認についての提案は石水執行委員より、規約一部改正についての提案を竹村副委員長が行いました。

 午後からの質疑・討論では4時間をあてましたが、20人の発言があり白熱した論議で時間超過するほどでした


誰でも安心して働き続けられる職場づくりを

Taikai1 総括本部答弁には阿字地書記長が立ち、「①早期退職制度などの当局の出方はなまやさしくない。どんな区役所をつくるのか、だれもが60歳まで安心して働き続けられる職場づくりなど、市民マニュフェストを。②自己責任が問われる異常な職場状況。現場でおかしいという声を。③秋のたたかいで職場の労働者にいかに早く情報を届け、いかに早く怒りを闘いに④平和のとりくみもまだまだ弱い。もっと積極的な行動を。明日からのたたかいで引き続き頑張りましょう」と、力をこめて締めくくりました。

 各議案は、代議員全員の賛成で採択されました。大会宣言は八尾青年部長が提案し、大会スローガンは議長団が提案し、それぞれ拍手で採択されました。

 大会は最後に西岡副委員長の発声で「団結ガンバロー」を三唱し、全ての議事日程を終了しました。


大阪市労組第33回定期大会 9月9日(土)ヴィアーレ大阪
【 大阪市労組 第343号-2006年9月15日号より 】

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2006年大阪市人事委員会勧告・報告への市労組連の見解(別掲)

2006年大阪市人事委員会勧告・報告への市労組連の見解(別掲)

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2006年大阪市人事委員会勧告・報告への市労組連の見解(別掲)
【 大阪市労組 第343号-2006年9月15日号より 】

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市労組定期大会 代議員から熱い討論

 仕事への意欲が持続でき、働き甲斐のある職場環境で、市民の笑顔といっしょに働き続けたい「代議員の発言(一部紹介)

●政治を変えるたたかいを 西淀川区役所支部
来年は選挙が重なる年。政治を変えるたたかいを。職場の実態では、保険年金課など大増税でひどい状態だ。10月から医療制度改悪でますます大変な事に。職場では、人間関係が薄くなってきている中、つながりを大切に。区役所の休日開庁はこの10月ぐらいと聞いている。職員の意見を聞かないままだ。一方的なやり方に矛盾もある。我々が訴えていくことが大事、積極的な運動をしよう。

●保育所問題は私たちが 福祉保育支部
保育所の民間委託では、この間全国の集会で訴えてきた。わたし達のたたかいは、人間・組合の原点でたたかってきた。あきらめムードの中でも3月31日までビラまきをつづけた。委託された保育所での問題も出てきている。また、秋の署名にとりくんでいる。自治労はたたかいを競う相手ではない、私たちがどうたたかうかだ。

●誰が評価できるのか 港区役所支部
今年支部長になり、本部川本執行委員を招いて新自由主義の学習会を行なった。「民間コンサルのいう絶対評価。それには自信がない。誰が評価できるというのだ」といった声が。日曜開庁では区連、区長会で話しがすすんでいると聞く。港でタワーベイという超高層マンション400戸の入居もスタートした。市労組ももっと前面に。

●市長マニフェストはNO! 本庁支部
市長マニフェストは職員にとっては納得できるものではない。上山氏のやり方には不満をもっている人も多い。同和問題では、何より関市長の責任が問われるべきだ。何事もトカゲのシッポ切りですまそうとしている。職員は自分で自分を守らなければならないと思っている。職員の働きがいが無くなって来ている。職員の元気を取り戻すための運動を。4月からの指定管理者制度、プールでの事故もそれが原因。人事評価への徹底した論議も必要。

●保健所を守る会10周年 北大阪支部
現在、保健と福祉の連携どころか、目先のことに追われている。保健師は不足している。事務職も専門性があったのに薄れてきている。環境衛生はもっと別なところにあるので、住民ニーズに答え切れていない。集中化の動きもあるという。区単位の機能の充実を。「保健所を守る会」は10周年シンポを10月に行なう。わたし達の地道なとりくみが求められている。

●産休・育休の対応を 婦人部
産休、育休など推進委員会がきちんと対応していない。人勧で短期間職員制度、同じ労働者として許してはならないこと。長時間や育休者への影響も学習していきたい。勤務時間延長問題では、流れは時短。これが市労組といえるような活動をしたい。

●平和の運動に全力 青年部
2001年以降のピースレッドアクションでは24区すべて回り切って、本部青年部として区役所前での平和の宣伝行動を行なった。続くとりくみとしては、「平和ティッシュ」を配っている。平和のメッセージは池田かよ子さん(翻訳家)のやさしい言葉で憲法9条が書いてある。平和についての学習を大阪自治労連青年部行なっている。青年層の拡大をとりくみたい。ぜひ協力を

●市労組加入者の歓迎会 本庁支部
今年3月31日に職場の35歳の女性が市労組に加入し歓迎会を開いた。飛鳥会問題では、かつて私が青年部長をしていたので、小西逮捕の時にいろいろ取材があった。環境事業局では、8月22日からパッカー車などで事故をおこした職員は運転登録抹消(人身・50万円以上の物損)となったが、人身事故にもいろいろある。飛び出しとかもある。「もらい事故」とかあるのに一方的に登録抹消をゴリ押しした。市従はあっさり当局と合意している。こういったことを変えさせる大きな流れに。


市労組定期大会 代議員から熱い討論
【 大阪市労組 第343号-2006年9月15日号より 】

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コラム 中之島

▼9月15日、大阪天満宮(大阪市北区)北隣の落語の定席「天満天神繁昌亭」が盛大にこけら落としした

▼上方文化の伝統をもつまちであるのに、「文化不毛の地」と長らく言われてきたのが大阪市だった。中座、浪花座、扇町ミュ―ジアムスクェア、近鉄劇場、同小劇場の閉館が大阪で活動する演劇関係者に大きなショックをあたえたが、その一方で市内の劇場問題を民間まかせにしてきたということも浮き彫りになった

▼一口1万円で1万人に募金してもらう、名付けて「萬TO萬(マンツーマン)大作戦」は大きく実り、「天満天神繁昌亭」による新たな上方落語の繁栄を期待しているが、やはり民間主導であった

▼前大阪城天守閣館長の渡辺武さんも募金者の1人で寄席にかかる沢山のちょうちんのどこかに名前が載っているという

▼これにひきかえ、大阪市の9月市会。市民世論の高まりの中、持ち越し案件となっている「旧芦原病院への不正補助金と不正貸付金」、合わせて320億円もの債権放棄を与党の自民・公明・民主が了承するのかが焦点となる

▼これとあわせて、与党が拒否してきた数々の不正な同和行政、事件を徹底解明するための地方自治法100条にもとづく委員会設置に賛成させる行動が急務となっている。


コラム 中之島
【 大阪市労組 第343号-2006年9月15日号より 】

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秋の保育大運動スタート集会 (9月8日・エルおおさか)

Hoikuakinosyukai  保育4団体(大阪保育運動連絡会、大阪学童保育連絡協議会、大阪自治労連保育部会、福祉保育労大阪地本)主催の秋の運動スタート集会が今年も開かれました。会場ではオープニングの後、保育・学童保育の情勢報告がそれぞれ行われました。記念講演は「経済大国日本の貧しい子育て施策」と題して石川康宏さん(神戸女学院大学)が話されました。

 子どもを生みたいけど生めない。保育所に預けて働きたい、1人で子育てするのは不安・・・。少子化がすすみ、子どもが減り続けているのに、保育要求はあふれ、保育所への期待が高まっています。ところが国は、少子化対策が課題だといいながら、予算も増やさず、保育所の拡充もしないまま国や自治体の仕事を減らして、保育や福祉を企業にまかせ、お金で買わせるものにしようとしているのです。

 スタート集会での行動提起では、「保育・学童保育・子育て支援の拡充」や「保育予算の大幅増額を求める」ことなどの請願署名を国と大阪府に提出する取りくみに「有権者の過半数」を目指し、それぞれ100万筆を突破することとしています。


秋の保育大運動スタート集会 (9月8日・エルおおさか)
【 大阪市労組 第343号-2006年9月15日号より 】

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いまこそ同和行政・同和教育の終結を!「解同」の無法とたたかってきた人々再集合

Douwamondaisyukai  9月11日(月)午後6時より、いきいきエイジングホールにて行われた集会には、懐かしい往年の労働組合活動家のみなさんたちが再集合しました。

 矢田事件からすでに37年、いまこそ同和行政・同和教育を終結させる絶好の機会が訪れています。大阪市における芦原病院への巨額な乱脈補助・貸付金事件、「解同」飛鳥支部長のすさまじい利権あさりなど、同和行政の名においていかに乱脈なことが続けられてきたのか明るみに出ました。そして、明らかにされてくる犯罪行為は、関市長をはじめ歴代市長の責任がいかに極めて重大なものであることを示しています。

 伊賀弁護士が「矢田事件から37年、無法のルーツは何だったのか」と題して呼びかけ人代表挨拶。また永井元市労組委員長がこれからの課題ととりくみの提案などを行ないました。

 「同和対策を名目として長年引き継がれた市による特別扱い」に対して、いまこそ住民パワーで同和利権を断ち切り同和行政・教育を終結させるときです。タイムリーに開催された今回の集会で、民主主義と人権を守るため、「解同」の無法と激烈にたたかいをすすめてきた人々が再集合し、知恵と力を総動員することを誓い合いました。


いまこそ同和行政・同和教育の終結を!
【 大阪市労組 第343号-2006年9月15日号より 】

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市労組レーダー

>>許すな!憲法・教育基本法改悪 守ろう!くらしと平和
 9・22府民学習決起集会に参加しよう


憲法9条守れ!教育基本法改悪反対!国民投票法反対!「貧困と格差」を広げる大増税、医療・社会保障改悪反対!実効ある雇用対策を!アメリカと一体となり国民負担を強いる米軍基地再編強化、防衛省構想反対!

●とき 9月22日(金)18:00
●開場 18:30~20:30
●ところ エルおおさか 大ホール(府民労働センター)


>>2006大阪市役所フォーラムが開催されます

私たちが住む地球。最近異常を感じませんか。かけがえのないこの地球を、「後は野となれ」酷使していないでしょうか?森林インストラクターなど、自然保護の様々な分野でご活躍中の吉野武文さんをお招きして、地球温暖化と自然環境との関係、地域や職場でできる自然保護について考えてみませんか。

●日時 10月1日(日)午後3時
●会場 ヴィアーレ大阪4階ヴィアーレ・ホール
●記念講演 「いま、森が苦しんでいる ~地球環境をどう守るか~」
    樹医 吉野武文さん
       (森林インストラクター・自然公園指導員・熊野古道小辺路語り部)
●主催 平和と環境をまもる大阪市役所フォーラム


>>劇団きづがわ第53回公演 「父と暮らせば」がいよいよ開幕!

「おとったん、ありがとありました」原子雲の下から、たったひとり生きてきた乙女と恋の応援団長として現れた亡き父の姿が織りなす愛と平和へのメッセージ。井上ひさし渾身の愛の奇跡のものがたりがついに演劇に。

●いつ  9月30日(土)14:00/19:00
●どこ  アゼリア大正ホール(? 6552-9713)
●いくら 一般前売り1500円(当日2000円)
●だれ  『父と暮らせば』木津川公演・上演実行委員会


>>人間らしくいきるために社会と人間の根本を学ぶ

第154期関西労働学校の各教室がいよいよ10月開講です。総合教室(10月2日~毎週月曜日全10回)、労働組合基礎教室(10月6日~毎週金曜日全10回)、社会と私の未来をひらく哲学(10月5日~毎週木曜日全10回)、「戦争と平和の日本近現代史」教室(10月11日~毎週水曜日全10回)などです。詳しくは市労組本部総務の石水まで。


市労組レーダー
【 大阪市労組 第343号-2006年9月15日号より 】

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2006年9月 1日 (金)

9月 告知板

9/2 大阪労連定期大会
9/5 大阪市労組婦人部定期大会
9/7 大阪自治労連第19回定期大会(~8)
9/8 中央区労連タウンミーティング
9/8 秋の保育運動スタート集会
9/9 大阪市労組第33回定期大会
9/9 大阪自治労連公衆衛生部会総会
9/9 おおさか女性9条の会1周年のつどい
9/10 大阪自治労連うたごえ祭典
9/11 「解同」の無法と闘ってきた人々再集合


9月 告知板
【 大阪市労組 第342号-2006年9月1日号より 】

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もう黙ってはいられない!この秋、職員の勤務・労働条件が激変?!全職員総がかりでたたかおう!

この秋、市民には、税や保険料の徴収率をアップさせるための「差し押え」の強化が「市政改革」として強行され、市職員にはその「成果」を給与に反映させ、リストラと「希望退職」、さらに、勤務時間の延長など、全面的な労働条件改悪が目論まれています。 働きがいある労働条件を自らも納得の上に決めること、これは働く者の権利であり民主主義のルールです。


勤務時間延長(実質30分の延長)国の押し付けに従う大阪市

 勤務時間の15分延長に、休息時間の廃止と休憩時間の15分延長によって実質30分も拘束時間延長が提案されています。市側は、総務省が本年3月8日に出した「休息時間の廃止及び休憩時間の見直し」の通達にそって、国に準じて「勤務時間を1週間40時間」に延長しようというのです。

 しかし、労働時間の短縮は国際社会から批判を受けた日本政府の国際公約です。また、人事院が今年、民間企業の労働時間を調査したところ、週38時間45分だったという結果が明らかになっています。さらに、私たち地方公務員に適応されるのは労働基準法ですが、その第1条に「この法律で定める労働条件の基準は最低のものであるから、労働関係の当事者は、この基準を理由として労働条件を低下させてはならないことはもとより、その向上を図るように努めなければならない」と謳っています。

 労基法が適応されない国家公務員と「同じ時間にせよ!」という国の押し付けに従う大阪市の姿勢そのものが問題です。


休憩時間の取得労働時間管理はちゃんと出来てるの?

子育て中の職員は言うに及ばず、全ての職員の生活に重大な影響を及ぼす労働時間延長です。同時に、休憩時間がまともに取得できない職場からは、「労基法違反だ」との告発が起こりかねない実態を放置してきた市当局への大きな怒りが渦巻いています。さらに、労働時間管理の責任を放棄し、超過勤務手当を正しく支払わなかったばかりか、長年行われてきた不正常な処理を指摘されれば、現場職員だけ処分した「残業問題」への怒りは消えていません。

 前述の総務省の通達には「職員の勤務時間の適正な管理に努める」ことも述べていますが、そのことには触れずに「勤務時間の延長」だけを求めるのはもってのほかです。 労働基準法がきちんと守られる職場をみんなでつくることが急務です。


「給与構造改革」成果主義賃金の導入ねらう

 本給を5%から7%もダウンさせ、役付きにならないと対応する給料表が上がらないことになる「給与構造改革」、若い世代の生涯賃金のダウンは深刻です。

また、新しい「人事評価制度」の研修が管理職に実施され、「社会経済生産性本部」による「厳しい」講義が行われました。「努力の経過は見ない、結果だけをみる」ことが「評価」のルールとされる制度です。しかも、その評価される「結果」が、市民サービスの切捨てや税金や保険料の「差押さえ件数」であり、一時金や昇給に連動するなら、JR西日本の尼崎での事故や餓死者を生んだ北九州市の福祉行政を繰り返すことになります。

 市当局はさらに、研修をやったばっかりの新制度の評価結果で、今年の年末一時金の支給に差をつけ、査定昇給を来年1月から実施しようとねらっています。

 人事評価制度を変更するだけで、2年も3年も試行実施してきた大阪府や横浜市の例から見ても異常の上に異常を重ねるものです。


早期退職制度「退職強要」につながることは許さない

 「どこの部署・分野の職員がどれだけ多い」といった具体的な話もなく、5000人の職員をとにかく削減するという一大リストラが強行されようとしています。そのために急遽導入されるのが「50歳早期退職制度」です。

 年金制度の改悪で65歳に支給年齢が引き下げられる今日、60歳までいきがいをもって安心して働き続けられる職場が本来求められています。

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 市側の提案内容は(表)のとおりですが、もともと退職を予定していた職員にはプラスになることも事実です。しかし、この制度が事実上の「退職強要」につながる事は断じて容認できません。


もう黙ってはいられない!この秋、職員の勤務・労働条件が激変?!全職員総がかりでたたかおう!
【 大阪市労組 第342号-2006年9月1日号より 】

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コラム 中之島

▼一握りの富裕層と圧倒的多数の国民の貧困化をもたらした「格差社会」。働いても生活保護水準以下の生活レベルを強いられる異常な「ワーキングプア」。このような異常な社会をつくりだした一因に、この間の労働法制改悪がある

▼「忙しいときだけ労働力」「海外と競争できる低コスト」。95年、当時の日経連が発表した「新時代の日本的経営」に日本の財界の考え方がはっきりしている。正社員を徹底的に減らし、低賃金で不安定な雇用の労働者へ置き換えがすすめられた

▼「変形労働時間」で、都合よく働かせる仕組みがつくられる一方、「企業犯罪」というべき「ただ働き」「サービス残業」が蔓延した。そして今回、日米財界は、それらの違法行為を「合法化」せよと新たな要求をだしてきた

▼「労働条件切り下げ」や「雇用形態の変更」、解雇やただ働きの「やり放題」を一気に推し進めることや、一定の職務・賃金条件を満たす管理職や専門職を労働時間規制から除外する「自立的労働時間制度」(ホワイトカラー・エグゼンプション)をつくることだ

▼03年労基法改悪では「解雇は自由」を、大きな反対運動で「合理的な理由のない解雇は無効」に逆転させることができた。今回も、「格差社会」と「少子化」をくいとめ、人間らしく働くルールをつくれと全力でとりくみたい。


コラム 中之島
【 大阪市労組 第342号-2006年9月1日号より 】

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~健やかに生きる子どもたちへ平和な21世紀を!あなたとつくろう憲法が暮らしの中に生きる街を!~ あべの平和フェスティバル2006 8月20日・阿倍野区民センター小ホール

 夏の恒例のとりくみとなり今回で6回目を迎える「あべの平和フェスティバル」が今年も、8月20日に阿倍野区民センターにて開かれました。

Abenofes参加者は200名を超え、この阿倍野の街で「憲法をくらしの中に生かし、平和の火をともし続けて、みんなでその和を広げていきましょう」というあべの平和フェスティバル平和宣言に大きな拍手が広がりました。

▲歌と絵と語りによる構成「子どもの笑顔と憲法の輝く街を」


 今回は、南米ペルーから来日し活躍中の「ソ・デ・ロス・アンデスノ」のみなさんの軽快なアンデス音楽の演奏で始まり、シンガーソングライターのケイ・シュガーさんのピアノの弾き語りでは、大阪市保母うたサークル「なのはな」とともに歌った「多喜二レクイエム」が感動的でした。

 また、市立工芸高校アニメーション制作研究部は、5分間の作品を1年かけて制作したという力作を上映してくれました。

特別企画では、棄民騎兵による国家賠償を勝ち取る会代表の林明治さんがシベリア抑留の実相を語りました。戦争終結の後、日本軍がソビエトに対して、日本兵と民間人をソ連の労働使役に従事させるよう申し出ており、日本国籍まで抹消されたというショッキングな内容でした。現在81歳の林さんは連日全国を回って訴え続け、自らの屍を乗り越えてたたかいを受け継いで欲しいとの切実な訴えをされました。

その後も、6・9行動の歩み、九条の会、教育基本法を守れの映像紙芝居、高校生の原水禁大会の報告などの語りや合唱ピースコールの「子どもを守る歌」などで構成され、最後は会場全体で「ねがい」を歌いました。

CDやお米などが当る抽選会もあり、参加者にとっては大満足のフェスティバルとなりました。このフェスティバルは阿倍野区内のお医者さんや商店から協賛広告を募ることで15000枚のビラを作り、入場無料でとりくんでいます。出演者もほとんどがボランティアで平和の街づくりを一人ひとりの出来る力を寄せ合って作り出す文字通り市民が手作りの平和フェスティバルになりました。


~健やかに生きる子どもたちへ平和な21世紀を!あなたとつくろう憲法が暮らしの中に生きる街を!~ あべの平和フェスティバル2006 8月20日・阿倍野区民センター小ホール
【 大阪市労組 第342号-2006年9月1日号より 】

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市労組第7回中央委員会 第33回定期大会を9月9日に開催します

Dai5cyuou  大阪市労組は8月18日に、第7回中央委員会を開催しました。中央委員会は、阿字地充書記長がこの間の経過報告を行い承認しました。



▲2006年度の運動方針を説明する谷口積喜副委員長)

 続いて、川本正一書記次長が8月8日に出された「2006年人事院勧告」についての特別報告を行いました。川本書記次長は「今回のゼロ勧告は、比較企業規模を100人以上から50人以上に改悪しての不当なもの。『給与構造の見直し』は、俸給表を段階的に平均4・8%引下げ、細分化による成績主義の導入や地域手当の導入など、公務員の生活を直撃し破壊するものだ。こうした総人件費削減攻撃に反撃し、秋季年末闘争に向けてとりくみを強めよう」と呼びかけました。

 議案では、谷口積喜副委員長が、2006年度市労組運動方針案についての概要を説明し、第33回定期大会を9月9日に開催することなどを提案し承認されました。また、9月7日~8日に開催される第19回大阪自治労連定期大会への対応も確認されました。


市労組第7回中央委員会 第33回定期大会を9月9日に開催します
【 大阪市労組 第342号-2006年9月1日号より 】

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<シリーズ労働安全> 大阪支部審査会、審査請求を「棄却」

弘済院で働く寮母住谷さんは仕事上が原因で病気になり、公務災害申請をしましたが、基金支部は基金本部の指示で、2004年11月に「公務外」の認定を行いました。住谷さんはこれを不服として審査請求をしました。基金本部が唯一「公務外」の根拠にした氏名不詳の本部嘱託医の意見は支部資料を見て、即日判断したものを基金担当者がまとめたといういい加減なものです。しかし2006年8月1日に審査会は不当にも「棄却」しました。

被害の事実や職場の実態を無視し、「自殺認定基準」のみに固執した不当な裁決

口頭意見陳述では再現ビデオを提出し、住谷さんは事件の恐怖やその後のつらい気持ちを直接訴えてきました。陳述書で「カッターナイフの刃はまだ出ていませんでしたが、ワンタッチでいつでも大きな刃が出るタイプでしたし、Aさんは飲酒して興奮状態になっていたので、私の対応の仕方やBさんの言動によって、突発的にどんな行動に出るかわからない。私一人ではとめられず、大惨事になりかねない」「血の気が引き、生まれてはじめて命の危険を感じた」とそのときの恐怖を訴えました。

事件後の様子も「全身が重たい、胸がしんどい、何をするのもしんどい気がし、仕事をする気力がなくなってしまった。何もかも投げ出したい。寝るのも起きるのもしんどいという状態で出勤できなくなってしまった」「いつか仕返しに襲ってくるのではないかと思い、怖くてホームには通えませんでした」とそのときのことを思い出し、怖さで震えながら訴えました。主治医の東崎先生も意見陳述の中で「住谷さんの病気は公務によるものであり」「基金で公務上と認められず、自分のつらさが分かってもらえないという思いが、症状の持続に影響している」といい、早急に公務上と認めるよう訴えました。

再審査請求を決意

今回の結果を見て、住谷さんは「力が抜けた感じがします。死なないと認定してもらえないのか」と落胆しました。そして「こんな基金や審査会のやり方を許しておけない」と再審査請求をする決意をしました。市労組は住谷さんのこの決意を受け、審査会への抗議文やFAXの取り組みなどを行い、支援を強めます。今後も健康で働き続けられる職場づくりの運動とあわせて取り組んでいきますのでご支援お願いします。


シリーズ労安 大阪支部審査会、審査請求を「棄却」
【 大阪市労組 第342号-2006年9月1日号より 】

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市労組レーダー

>> 行財政を総点検する運動を 自治労連第28回定期大会閉幕

 8月21日から23日の日程で、茨城県つくば市で開かれていた自治労連の第28回定期大会は、2006年度運動方針などを3日間の討議を経て採択し閉幕しました。

 総括答弁に立った大黒作治書記長は、「憲法と教育基本法を守る共同が発展する条件は広がっている。憲法と地方自治を守る立場から、住民過半数の世論を結集する運動の先頭に立とう」と訴え、「住民に奉仕する自治体労働者の良心と誇りを取り戻し、安心して働き続けられる職場を総点検する『見直そう、問い直そう、仕事と住民の安全・安心』の運動にとりくもう」と呼びかけました。

 定期大会では、06秋季年末闘争から向こう1年間、①国民投票法・教育基本法改悪などの悪法阻止、②職場で賃金闘争を改めて重視し、最賃闘争や公契約運動など地域経済振興と結合した運動、③全国自治研集会を成功させ、「見直そう、問い直そう、仕事と住民の安全・安心」の運動と「元気で魅力ある職場づくり」をめざす、④「要求実現の最大の保障は組織の強化拡大」を合言葉に、すべての単組・地方組織が「30万自治労連への接近」をめざす、⑤07年のいっせい地方選挙・参議院選挙で政治の流れを変え、労働者・住民主人公の地方政治・国政実現をめざす諸課題を、私たちは、大会方針を確信に、いっそうの共同を広げ、総力をあげてたたかうとの大会宣言を採択しました。


>> 今こそうたごえは平和の力 願がかなうまで歩みつづけよう 第8回大阪自治労連うたごえ祭典

●とき  2006年9月10日(日)10:30~16:00
●ところ 藤井寺市民総合会館パープルホール
     (藤井寺市北岡1-2-3 TEL072-939-7020)
●主催 大阪自治労連うたごえ祭典実行委員会


>> いまこそ同和行政・同和教育の終結を! ~解同の無法と闘ってきた人々再集合~

 いまこそ住民パワーで同和利権を断ち切り同和行政・教育を終結させるときです。 民主主義と人権を守るため、「解同」の無法と激烈に闘いをすすめてきた人々が再集合し、知恵と力を総動員することを呼びかけます。

●とき  9月11日(月)午後6時30分~
●ところ いきいきエイジングホール
●呼びかけ人 伊賀興一、金治貞男、猿橋真、永井守彦、一法真澄、藤永延代さんら23名


>> 第24回淀川家族ハゼつり大会のご案内

 秋の恒例行事となっている「淀川家族ハゼつり大会」が今年も開かれます。当日は、元週刊つりサンデーの小西和人会長も参加されます。初秋の淀川でのんびりハゼつりを楽しみませんか。

●日時  2006年10月1日(日)Am6:00~11:30
      (検寸 Am11:30~)
●場所  JR塚本駅側付近の淀川右岸一帯
●参加費 300円(全員に参加賞あり)
●主催  第24回淀川家族ハゼつり大会実行委員会



市労組レーダー
【 大阪市労組 第342号-2006年9月1日号より 】

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