コラム 中之島
▼9月15日、大阪天満宮(大阪市北区)北隣の落語の定席「天満天神繁昌亭」が盛大にこけら落としした
▼上方文化の伝統をもつまちであるのに、「文化不毛の地」と長らく言われてきたのが大阪市だった。中座、浪花座、扇町ミュ―ジアムスクェア、近鉄劇場、同小劇場の閉館が大阪で活動する演劇関係者に大きなショックをあたえたが、その一方で市内の劇場問題を民間まかせにしてきたということも浮き彫りになった
▼一口1万円で1万人に募金してもらう、名付けて「萬TO萬(マンツーマン)大作戦」は大きく実り、「天満天神繁昌亭」による新たな上方落語の繁栄を期待しているが、やはり民間主導であった
▼前大阪城天守閣館長の渡辺武さんも募金者の1人で寄席にかかる沢山のちょうちんのどこかに名前が載っているという
▼これにひきかえ、大阪市の9月市会。市民世論の高まりの中、持ち越し案件となっている「旧芦原病院への不正補助金と不正貸付金」、合わせて320億円もの債権放棄を与党の自民・公明・民主が了承するのかが焦点となる
▼これとあわせて、与党が拒否してきた数々の不正な同和行政、事件を徹底解明するための地方自治法100条にもとづく委員会設置に賛成させる行動が急務となっている。
コラム 中之島 【 大阪市労組 第343号-2006年9月15日号より 】 |
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