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2006年11月20日 (月)

11月~12月 告知板

11/22 大阪争議団争議総行動
11/23 「保育所を守れ」全国集会
11/23 明るい民主府政をつくる会シンポジューム
11/24 第23回まいど展(~29)
12/ 2 大阪自治研集会保育問題分科会
12/ 8 憲法・教基法改悪反対府下一斉宣伝
12/ 9 市役所フォーラム「元気9loveコンサート」
12/14 大阪自治労連春闘討論集会
12/15 大阪革新懇話会「講演と音楽の夕べ」


11月~12月 告知板
【 大阪市労組 第346号-2006年11月20日号より 】

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市民生活を犠牲にし、職員の働きがいを奪い、労働環境を悪化させる「市政マニフェスト」とたたかった秋季闘争

第2回臨時中央委員会を開催し、06賃金確定への市労組の判断を決める

Photo 2006年秋季年末・賃金確定闘争は、11月1日が市議会日程を踏まえた実務上最終期日とし、他都市よりも1ヶ月早い決着を迫ってきました。市労組連は、7日に声明を発表して職場討議に付しました。市労組は、14日に臨時中央委員会を開き、経過を承認しました。

矛盾を露呈した「調整措置」、勤務時間延長は今回の交渉から消える

 市労組は、この間3回に渡る有給休暇をとっての宣伝行動を展開し、機関紙でも、「許すな!勤務時間延長(当局が実質30分の延長提案)」を訴え、勤務時間を延ばすことより、市民サービスを充分にできる職場環境づくりを呼びかけました。また「人事考課シート」についても、「あいまいな基準、成果主義賃金に直結をやめよ!」として、給与構造の見直しと新たな人事評価による賃金リンクの問題点をズバリ指摘しました。

Photo_1  11月1日に市側の第1次回答がでた時には、「えっ、なぜ一時金から平均7万4千円もひかれるの?」と、不利益府遡及の原則から市側の「調整措置」を撤回するよう迫りました。さらに、この「法の原則」破りがさらなる矛盾を生み、「公民格差」に関係なく若年層にシワ寄せしていることを広く青年職員に知らせました。

 そして、市労組機関紙による「勤務時間延長に怒りの声」の組合を超えての「職員の声」の大特集は職場に世論を形成し、早期決着をいそぐ当局と他労組を圧倒して、今回交渉の議題から切り離させました。

臨時中央委員会で、当局への不信・怒り続出

  • 「嫁はんから、あんたは減る時しか言わんなあ。僕で、97,000円一時期で減らされる」
  • 「臨時任用保育士に賃金カットが反映する。一人生活が成り立たない」
  • 「勤務時間延長が継続協議になったことが、市労組の宣伝によることに確信を持ってさらに宣伝を強めたい」
  • Photo_2 「次のたたかいをどうたたかうか論議している」
  • 「『異動の自己申告』は事前協議が必要なのではないか」
  • 「賃金改定を翌年からにすることにならないものか」
  • 「保育所5ヶ所民間委託が例年繰り返されているが、保育職場がしんどくなってきている。行政区の独自要求も入れて反対署名をとりくむ」
  • 「『市税事務所』問題の学習会を連続して行なう」
  • 「業務執行体制のあり方が庁内ポータルに出ている。市長部局区でリストラを競わせている。先に人員削減ありきで、後から理由や根拠をつくっている。むちゃだ」
  • 「他労組は情報がなく市労組のニュースや、結果後のマスコミで知るだけとなっている」・・・・

市民生活を犠牲にし、職員の働きがいを奪い、労働環境を悪化させる「市政マニフェスト」とたたかった秋季闘争
【 大阪市労組 第346号-2006年11月20日号より 】

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2006年賃金確定・年末一時金闘争の到達点に対する市労組連の声明

2006年11月7日・大阪市労働組合総連合

1.2006年賃金確定・年末一時金闘争は、「市政改革マニフェスト」にもとづく大量の人員削減、賃金・労働条件の全面的な切り下げ提案が矢継ぎ早に出されるとともに、市人事委員会による不当な勧告にそったマイナス改定・約8万円ものマイナス調整という極めて厳しい提案が出される中でたたかわれました。

交渉は10月4日の第1回団体交渉から、市側の全面的な改悪意図が明確に示され、それに対する正面からのたたかいとなりました。また、年末一時金で不当な「調整措置」を行うことを前提に、11月1日が、議会日程を踏まえた実務上の最終期日とし、他都市よりも1ヶ月も早い決着を迫ってきました。

2.市労組連は、10月10日に第32回中央委員会を開催し、2006年賃金確定重点要求を確認し、10月13日の第2回団体交渉で要求提出を行い、26日の市民・職員宣伝、30日の総決起集会を含め広範な職場世論の結集と市民との共同を求めて全力をあげてとりくみました。

当初ヤマ場とされた1日の交渉・折衝において、重大な改悪提案の変更・撤回がなされず市側に強く再考を求めました。異例ずくめの今期闘争にあって、市労連の対応の変化に起因してヤマ場が今週に持ち越される事態が生じました。同時に、重点要求への市側回答は第一次として行なわれ、超過勤務手当の支給根拠の不備を是正という要求にそった一部の改善が見られました。

さらに、勤務時間延長の確認を今期闘争の中で行いたいとしていた市側の態度は、同様に大綱合意めざしていた市労連の対応の変化と関連し、継続協議とするという重要な変化を引き出しました。これは、職場の怒りの声が引き出した変化であり、今後のたたかいに重要な足場を築くものです。

3.さらに、6日午後4時から第3回団体交渉を行い、第1次回答への問いただしを含めマイナス給与改定や所要の調整措置、そして勤務時間延長提案の不当性を厳しく追及するとともに、市側に強く再考を求めました。

本日7日、給料表の提示という最終回答に関する折衝を行うなか、「休息時間の廃止を来年4月に実施」とするという文書が突如差し込まれてきました。これは市労連との合意を前提にしたものであり、結論を押し付けるものでしかなく、さらに、今後の勤務時間にかかわる協議を制約するものであり、了解できないとの立場を表明しました。

今期の賃金確定闘争は、市側の改悪姿勢が改まらず、市労組連として「所要の調整措置」や「休息時間の廃止」など重要な部分で合意できないことを表明しました。同時に、マイナス1.55%を基本とした給与改定は、1級の改定率が0%とした上で、上位の級ほどマイナス率が増えるというフラット化という問題点を含みつつも、一つの到達点として組織討議に付すこと、さらには、勤務時間の延長を含む労働時間問題、メンタルヘルス対策など、職場に山積する重要な課題について、継続協議としてとりくむことを表明しました。

市労組連執行委員会は、11月7日午後10時30分、以上の交渉経過を踏まえ組織討議に付すことを確認しました。

4.勤務・労働条件の改悪のみが迫られる異常な秋季闘争は、一つの区切りを迎えました。しかし、継続してとりくむべき課題は、勤務時間延長、休憩時間の確保、労働時間の適正な管理、メンタルヘルス対策など極めて重要な課題ばかりです。

さらに、市側からは「級別標準職務表・級構成の見直し、昇給カーブのフラット化などの給料表構造の見直しや、昇給制度の見直し」や「勤勉手当の成績率」の早期実施が言われており、労働組合の存在をかけた正面からのたたかいが、直ちにしかも連続して求められています。

市労組連は、今期闘争での到達点や教訓を踏まえ引き続き全力でたたかう決意を表明するものです。


2006年賃金確定・年末一時金闘争の到達点に対する市労組連の声明
【 大阪市労組 第346号-2006年11月20日号より 】

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コラム「中之島」

政府の教育改革タウンミーティング「やらせ発言」問題は全国の開催地で組織的に行われていたようだ

▼官房長官は、青森県で開かれた政府主催のタウンミーティングで、内閣府が教育基本法改正に賛成の立場からの発言を組織し、依頼していたことをとうとう認めた。長官は「現場での行き過ぎがあった。タウンミーティングに対する信頼感を損ないかねないようなことが起きてしまい、大変遺憾だ」と語り、今後は「誤解を招くようなことは一切やめる」という

▼本音かと問えば、官房長官が後に語った内容を聞けばわかる。事前に依頼した現場判断は「タウンミーティングの活性化のため、良かれと思って動いた」と開き直り、正当化する立場からの釈明をおこなっている。これからも続けて問題はないと言わんばかりの発言だ。こうして提案されている教育基本法改正案は廃案しかない

▼目を転じてわが大阪市政ではどうか。この10月、市民団体(大阪市対策連絡会)との「話し合い」の中で、市側は、「局長・区長マニフェスト」が区民・職員のニーズに基づいて出された施策でなく、「区長・局長が市長に約束したもの」と説明した。何のことはない。区長・局長の市長への「誓約文書」が、いつの間にか市民・職員の暮らしを巻き込む「マニフェスト」にされていたのである

▼大阪市版「やらせ」ともいえるこの「局長・区長マニフェスト」。改革委員会に説明責任を求めたいものだ。


コラム「中之島」
【 大阪市労組 第346号-2006年11月20日号より 】

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秋季年末闘争勝利!大阪市内労働者決起集会 今がふんばりどころ 連帯してガンバロウ!

Photo_4  府庁別館ホールで開かれた、谷口積喜さん(市労組副執行委員長・大阪自治労連大阪市内地区協議会事務局長)の司会でスタートした本集会では、公務員の給与水準の切り下げ攻撃が強化された今年の人事院勧告について、政府・財界の圧力に屈し、民間調査対象規模を従業員100名以上から50名以上に引き下げを強行したことへの批判が集中しました。これに、大阪府・大阪市人事委員会が追随し、府人事委員会は、全国的にも異質なマイナス1.46%、6172円の引き下げ勧告を行い、府下に働く民間労働者へ与える影響も懸念されます。

 集会は、「『悪魔のサイクル』を打ち破るため官民労働者の共同、府民との共同を広げ安心・安全の社会を実現しよう。」そして、「今回の集会を大きな節として憲法・教育基本法改悪反対、格差社会の解消、生活できる賃金を勝ち取るため職場・地域から全力で奮闘しよう」と訴えました。

 活動報告・決意表明に立った吉岡力さんは、松下プラズマディスプレイの請負会社で働いていましたが、現在「偽装請負」で係争中です。吉岡さんは「派遣先企業にとって私たちはモノでしかない。違法な偽装請負が横行する責任は労働者を受け入れる大企業にこそある」と告発しています。長田元さん(東京海上日動火災)も不当解雇撤回闘争について訴えました。


秋季年末闘争勝利!大阪市内労働者決起集会 今がふんばりどころ 連帯してガンバロウ!
【 大阪市労組 第346号-2006年11月20日号より 】

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許すな!憲法・教育基本法改悪、大増税!  くらし、平和守る11・16府民大集会

Photo_3 ○教育基本法改悪反対!
○憲法改悪をやめろ!
○憲法9条をまもろう!
○日本を戦争をする国にはさせないぞ!
○消費税の(庶民)大増税反対!
○偽装請負・違法派遣反対!青年の雇用を増やせ!

 当日午後の衆議院本会議で教育基本法改悪法案の与党(自民党・公明党)単独による強行採決に抗議して、集会は扇町公園で開催されました。

 「今国会で決めずに慎重に審議を」「教育基本法を変えるより、『いじめ・自殺』や『未履修』問題こそ解決を」「組織的に『やらせ質問』に手を染めていた文部科学省に法案提出の資格なし」―こうした大多数の国民の反対や批判をよそに採決強行したことに集会は怒りに燃えました。

 主催者は「憲法・教育基本法改悪勢力は国会では多数を占めていても、国民からは孤立している。11月9日の大阪府内いっせい宣伝行動が、3500人の参加で313駅でとりくまれ、一日で7万枚のビラを配布し、4000を超す署名を集約したことが、そのことを端的に示している」と自信を述べ、「歴史をつくるのは私たち国民だ。今こそ、憲法・教育基本法改悪・大増税を許すな!くらしと平和を守る歴史的なたたかい総決起を!」と参加者に訴えました。

 集会後、中崎町コース、大阪市役所コース、天満橋コースの3コースに分かれてデモ行進を、「OK!OK!NO THANK YOUコール(憲法・教育基本法バージョン)」のシュプレヒコールで元気よく整然と決行しました。


許すな!憲法・教育基本法改悪、大増税!  くらし、平和守る11・16府民大集会
【 大阪市労組 第346号-2006年11月20日号より 】

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シリーズ 労安 再審査請求する。口頭意見陳述に向けて取り組みを強めます。

「弘済院」住谷さんの精神疾患による公務災害申請は基金で、「公務外」の認定を受けました。結果を不服として審査請求をしましたが、審査会も被災者の声に耳を傾けず、被災の事実や弘済院の厳しい労働条件を無視し、「棄却」しました。

本来、労働者の立場に立ち、労働者を守るべき基金や審査会が全くその役割を果たさず、長期にわたり被災者を苦しめています。住谷さんはそのことを「許しておけない」と再審査請求をすることを決意しました。市労組では即審査会に対しての「抗議文」やカンパの取り組みを行い、たくさんの組合員から抗議の声が寄せられています。

2006年8月24日に再審査請求をしました。来年の2月には東京の本部審査会に出向き、口頭意見陳述も行うことになっています。本部審査会で「公務上」認定を勝ち取るために取り組みを強めたいと思います。引き続きとりくみへのご協力お願いします。

矛盾だらけの基金・審査会

今回の取り組みで明らかになったことがあります。

①任命権者も基金支部も「公務上」としているのに本部協議により「公務外」となる

②医学的にも主治医、東崎医師、基金支部の嘱託医ともに「公務上」としているのに唯一「公務外」の根拠にした本部嘱託員の意見書は、名前も公表されず、口頭で基金の職員が聞き取って作ったもの。という実にいいかげんなものでした。

③自殺の認定基準に基づいて行い、自殺するほどの衝撃でないと認定されない。全く医学的知見や事実など合理的なものに基づき判断されたものではありませんでした。

④そして今回の審査会の裁決でも「公務外」にするという事だけを目的に新たに専門医を探し、意見を聞き、「公務外」としました。主治医や東崎先生、基金支部の専門医意見も無視し、住谷さんの診察も名前の公表も弁護士の意見を聞くことも全て拒否したうえでの裁決でした。苦しい気持ちの中、再審査請求をすることを決意された住谷さんを市労組は全面的に支援していきたいと思います。


シリーズ 労安 再審査請求する。口頭意見陳述に向けて取り組みを強めます。
【 大阪市労組 第346号-2006年11月20日号より 】

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市労組レーダー

>>ここが魅力です。自治労連共済

 「小さな掛金、大きな保障」は、5つの原則(原価・自主・民主・公開・連帯)から成り立っているのが自治労連共済です。「普通死亡時2010万円、入院日額10000円、通院日額5000円」の保障内容で23歳に加入、60歳までの契約を続けると、その掛金累計は大手生命保険会社が682万円、一方、自治労連共済は432万円と約250万円も安い掛金となります。全労済や都民共済の医療タイプと比べても、保障内容、掛金とも、とても有利です。自治労連には9つの共済種目があり、安心をサポートします。

 自治労連共済は、組合員に安心を届け、組合に信頼と団結を運ぶ自治労連の財産です。組合員のみなさんが、さらに大きく育てていただきますようお願いします。お問い合わせは、市労組本部自治労連共済担当まで。(tel・6208-8798)

>>明日の大阪府政を考えるシンポジューム

・日時―11月23日(木・祝)13:00~
・会場―たかつガーデン8F
・参加費―無料

>>第19回大阪社会福祉研究集会

・日時―11月24日(金)19:00~21:00
・「記念講演・あなたは狙われている これがトリックだ!」
安斎 育郎さん(立命館大学教授)
・日時―11月26日(日)10:00~16:00
「シンポジューム・福祉の市場化で いま何が・・・」
 4つの分科会 
・会場―大阪社会福祉指導センター
・参加費―2日間共通500円

>>区役所残業問の不起訴勝ち取る会報告集会

・日時―11月27日(月)開会18:00~
・会場―市立いきいきエイジングセンター・エイジングホール
・参加費―無料

>>ゲートキーパー法に反対する市民集会

・日時―12月2日(土)13:00~4:00
・会場―大阪弁護士会館(新会館)2Fホール
・参加費―無料

>>大阪革新懇企画「講演と音楽の夕べ」

・日時―12月5日(金)18:30開演(18:00開場)
・会場―エル・おおさか(府立労働センター)
・参加費―一般1000円(市役所フォーラム会員の方は半額とします。)

>>市役所フォーラム企画「元気0LOVEコンサート」

・日時―12月9日(土)15:00開演(14:30開場)
・会場―ローザホール(ヴィアーレ大阪4F)
・参加費―無料


市労組レーダー
【 大阪市労組 第346号-2006年11月20日号より 】

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