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2006年11月20日 (月)

市民生活を犠牲にし、職員の働きがいを奪い、労働環境を悪化させる「市政マニフェスト」とたたかった秋季闘争

第2回臨時中央委員会を開催し、06賃金確定への市労組の判断を決める

Photo 2006年秋季年末・賃金確定闘争は、11月1日が市議会日程を踏まえた実務上最終期日とし、他都市よりも1ヶ月早い決着を迫ってきました。市労組連は、7日に声明を発表して職場討議に付しました。市労組は、14日に臨時中央委員会を開き、経過を承認しました。

矛盾を露呈した「調整措置」、勤務時間延長は今回の交渉から消える

 市労組は、この間3回に渡る有給休暇をとっての宣伝行動を展開し、機関紙でも、「許すな!勤務時間延長(当局が実質30分の延長提案)」を訴え、勤務時間を延ばすことより、市民サービスを充分にできる職場環境づくりを呼びかけました。また「人事考課シート」についても、「あいまいな基準、成果主義賃金に直結をやめよ!」として、給与構造の見直しと新たな人事評価による賃金リンクの問題点をズバリ指摘しました。

Photo_1  11月1日に市側の第1次回答がでた時には、「えっ、なぜ一時金から平均7万4千円もひかれるの?」と、不利益府遡及の原則から市側の「調整措置」を撤回するよう迫りました。さらに、この「法の原則」破りがさらなる矛盾を生み、「公民格差」に関係なく若年層にシワ寄せしていることを広く青年職員に知らせました。

 そして、市労組機関紙による「勤務時間延長に怒りの声」の組合を超えての「職員の声」の大特集は職場に世論を形成し、早期決着をいそぐ当局と他労組を圧倒して、今回交渉の議題から切り離させました。

臨時中央委員会で、当局への不信・怒り続出

  • 「嫁はんから、あんたは減る時しか言わんなあ。僕で、97,000円一時期で減らされる」
  • 「臨時任用保育士に賃金カットが反映する。一人生活が成り立たない」
  • 「勤務時間延長が継続協議になったことが、市労組の宣伝によることに確信を持ってさらに宣伝を強めたい」
  • Photo_2 「次のたたかいをどうたたかうか論議している」
  • 「『異動の自己申告』は事前協議が必要なのではないか」
  • 「賃金改定を翌年からにすることにならないものか」
  • 「保育所5ヶ所民間委託が例年繰り返されているが、保育職場がしんどくなってきている。行政区の独自要求も入れて反対署名をとりくむ」
  • 「『市税事務所』問題の学習会を連続して行なう」
  • 「業務執行体制のあり方が庁内ポータルに出ている。市長部局区でリストラを競わせている。先に人員削減ありきで、後から理由や根拠をつくっている。むちゃだ」
  • 「他労組は情報がなく市労組のニュースや、結果後のマスコミで知るだけとなっている」・・・・

市民生活を犠牲にし、職員の働きがいを奪い、労働環境を悪化させる「市政マニフェスト」とたたかった秋季闘争
【 大阪市労組 第346号-2006年11月20日号より 】

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