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2006年12月15日 (金)

井川信子さんの不起訴を勝ち取りました!! 区役所残業問題の不起訴を勝ち取る会報告集会(11月27日・いきいきエイジングセンター)

伊賀弁護士からの報告に聞きいる参加者ら  平成16年9月に阿倍野区役所税務課において、課長以下の職員が共謀の上、超過勤務命令簿や退庁簿などを虚偽記載し、実際に超過勤務を行っていないのに超過勤務手当の支給を受けたとして税務課員20名が市民グループ「見張り番」によって検察庁に告発されていた問題は、今回、不起訴を勝ち取ることができました。

市労組では、告発された20名のうち当時組合員であった井川信子さん(阿倍野区役所税務課勤務・H18年3月末退職)の不起訴を求めて「区役所残業問題の不起訴を勝ち取る会」を結成しとりくみをすすめてきました。

そして、11月27日に、いきいきエイジングセンターでその報告集会が開かれました。

報告集会では、伊賀興一弁護士からこの間の経過が報告されました。伊賀弁護士は「区役所の超過勤務命令簿の作成は市当局による『配分超過勤務時間事前配分表』にすぎないものだった」と述べ、「残業実態把握拒否という大阪市当局の使用者としての責務違反が法的・社会的問題として断罪されるべき問題であることが明らかになった」と強調しました。そして「今回の問題は、当局に責任があるのは明らかで、不起訴は当然の結果だ」と結びました。

あいさつする井川さん当事者の井川さんは「告発されたときは呆然となったが、ひとりのためにたたかってくれる市労組の組合員でいたことはほんとうによかった」と涙まじりに感謝の言葉を述べました。


井川信子さんの不起訴を勝ち取りました!! 区役所残業問題の不起訴を勝ち取る会報告集会(11月27日・いきいきエイジングセンター)
【 大阪市労組 第347号-2006年12月15日号より 】

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