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2007年6月13日 (水)

シリーズ労安 ~不当な大阪市支部審査会の裁決に抗議!!~

 2007年5月21日、中央公会堂の地下大会議室において、「元大阪市保育士・中山淑恵さんの過労死認定を支援する会」(藤永延代会長)の結成総会を76名の参加で行い、会則、役員体制、当面の取り組みなどを確認しました。

遺族の中山直和さんは「今日が出発点。困難はあるが、一歩一歩前進したい」と語りました。

しかし、その後5月29日、地方公務員災害補償基金・大阪市支部審査会は2005年2月付「公務外認定処分」の取り消しを求める審査請求を不当にも「棄却」しました。
審査会の決定内容は、4月17日における口頭意見陳述での請求人や同僚保育士の訴えを無視したものであり、「認定基準」のみに固執したものでした。

職場での要員体制が保障されず、働き続けた淑恵さんの身体の状態を正確に把握しないばかりか、頸肩腕症の公務災害申請をしていなかったことを「公務との因果関係が認められない理由」のひとつに挙げています。頸肩腕症の患者が公務災害申請をする余裕すらなく、しんどさを抱え、働いているという実態が少しも理解されていません。

またあらたに提出していた、脳・神経外科の専門医、「新宮医師の意見書」に対しても何ら審査の形跡もありません。はじめに「公務外」の結論ありきという支部審査会の態度に対し強く抗議するものです。

大阪市は、待機児解消を理由に保育士の配置基準の見直し、保育所入所児童の定員の弾力化、市立保育所の民間委託を毎年強行し、子どもたちへのしわ寄せとともに慢性的な保育士不足を生みだし、保育士の労働条件は一層厳しいものになっています。市側の行う特殊健康診断結果では、保育士の80%近くが健康になんらかの異常があると診断されています。

彼女の死を無駄にせず、いのちの重みを受け止め、二度とこのような悲しい事態をひき起こさないためにも、淑恵さんの過労死を「公務上」と認定することをあくまで求めていきます。

私たちはあらためて、地方公務員災害補償基金・大阪市支部審査会の不当な決定に強く抗議します。


シリーズ労安 ~不当な大阪市支部審査会の裁決に抗議!!~
【 大阪市労組 第354号-2007年6月10日号より 】

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