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2007年7月15日 (日)

「構造改革・税源移譲」で、市民も職員も異常事態

安倍首相は、「美しい国づくり」に向けて、「戦後レジームから脱却するための行政・財政システムの改革」を公言しています。その中身は、平和憲法を壊してアメリカと一緒に戦争をする国づくりであり、国民生活を犠牲にする税・社会保険などの負担の押し付けで格差社会の矛盾をさらに広げるものです。その結果は6月の区役所窓口で示されました。支払能力を超えた税額・国保料に市民怒りが爆発です。

200707sasie ●これが美しい国の姿なのか? 国保料の大幅アップに怒りの声

「国保料を払うと食費がなくなる」「国保料を払うために病院に行くのを我慢している」「国保をやめたい」「年寄りに死ねと言うことか」、市民の怨嗟の声が響く国保の窓口。
相談後「あんたらに言っても、しゃーないけど、ここしか文句言うところがないねん」と言う市民は「これが美しい国の姿なのか」とも・・・。

●増税のツケを押し付けられる市役所職員

 「こんな少ない年金で、どうやって税金払えと言ったらいいんやろ?」「市民にお前が払えって納通を置いて帰られたらどうしよう」(税務職員のつぶやき)。職員自身も「収入からみて払える税額ではない」と思いながらの苦情・相談対応で、毎日ヘトヘト。自民・公明が決めた定率減税の廃止は増税そのものです。

●小遣い減らされるわ 税源移譲と言っても・・・給与明細にびっくり

 6月の給与明細は、5月に比べ支給額が減っていました。「小遣い減らされるわ」と嘆く職員のつぶやきが聞こえます。税源移譲により所得税が1月に減額されていたものの、市民税アップと定率減税による負担増は、職員の生活を直撃です。

●75歳以上の父・母の健保料が別枠になる?後期高齢者保険でさらに負担増

 来年度から75歳以上の高齢者医療が創設されます。いまなら大阪市健保の被保険者ですが、高齢者医療制度に組み込まれ、保険料も別立てです。しかも、年金から天引きされるのです。親の小遣いが減るのを、見て見ぬふりができる親不孝はしたくありません。「構造改革」による負担増はココでも

▼格差を加速させた  庶民増税と大企業減税

「年金財源のため」と廃止した定率減税=増税の2兆8千億円のうち、年金財源にまわったのはわずか5千億円でした。2001年以降の小泉・安倍内閣による庶民への増税は5兆円を超します。その一方で大企業や大資産家へ行なった減税は、4兆円を超えています。安倍首相が「改革を止めてはならない」と絶叫する意味はこれです。

▼自治体労働者は市民生活を守る防波堤

小泉・安部構造改革による社会保障切捨て施策の中で、職員は市民と板挟みになり耐えられないほどの精神的なストレスを受けています。そして市民から悪政の批判を受けながらも市民の生活を守るために日々努力しています。しかし、市場化テストやアウトソーシング化の流れの中では市民生活は守られなくなります。市民生活を守る防波堤は、やはり私たち自治体職員です。


「構造改革・税源移譲」で、市民も職員も異常事態
【 大阪市労組 第355号-2007年7月15日号より 】

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