コラム 中之島
▼憲法を改悪して、海外で戦争が出来る国づくりを目指す自民・公明が参議院選挙で大敗した。憲法を取り巻く暑い選挙は終わった
▼選挙が終わって8月6日、9日、15日、日本人にとって決して忘れてはならない日がまたやってくる。多くの国民とアジアの人々が、日本の侵略戦争の犠牲となった。私たちが改めて現在の平和について考える日だ
▼首相も出席して戦争の犠牲者、原爆の犠牲者になった国民を始め、アジアの人々に哀悼の意を表明し、不戦の誓いを必ず述べる日でもある
▼その首相が一方で憲法「九条」を改悪し、海外で米国とともに「戦争が出来る国」を目指している
▼安倍首相をはじめとする「靖国派」という人々は戦後レジームから抜け出そうという。彼らが今一番抜け出したいのは、憲法が根付いた、国民の不戦の誓いと戦後民主主義だ
▼今年一月には防衛庁を防衛省に格上げし、憲法の戦力不保持、武力行使の放棄を骨抜きにしようとしている
▼首相には戦争の犠牲になった多くの人々の慰霊碑の前で「憲法を改正して、戦争が出来る国」にするのだと大きな声で言ってもらいたいものだ
▼私たちは靖国派の企みを、九条の会とともに打ち砕き、不戦の誓いを立てた憲法を守るたたかいの決意を、アジアの人々と戦争犠牲者に伝えなくてはならない。
コラム 中之島 【 大阪市労組 第356号-2007年8月1日15日合併号より 】 |
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