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2007年9月20日 (木)

9月 告知板

9/18 大阪市長選挙労働者連絡会総会
9/20 自治労連近畿ブロック第18回定期大会
9/20 市労組後期高齢者医療学習会
9/22 大阪労連市地区協第22回定期総会
9/24 部落研講座「同和行政の終結」
9/25 秋の保育署名大運動大阪府スタート集会
9/26 公務労組連絡会第1次中央行動
9/27 大阪自治労連秋季闘争討論集会
9/29 大阪革新懇2007年度総会
10/3 大阪府民大集会


9月 告知板
【 大阪市労組 第358号-2007年9月20日号より 】

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大阪市労組第35回定期大会 9月15日(土)ヴィアーレ大阪

 大阪市役所労働組合第35回定期大会は、代議員の積極的な討論によって、職場・地域の問題点を鮮明にし、たたかいの方向を見定めました。また、新しい方針を確立し、自治体労働運動の前進に向けた、たしかな展望をきりひらく出発点となる大会になりました。
 大会では、11月の大阪市長選挙に立候補している姫野浄さんが、あいさつを行いました。

少しの心の余裕をもって、職場の人の声に耳を傾けよう

S  冒頭、主催者あいさつをした中山直和さん(市労組執行委員長)は、

「疲弊した市民の生活の支える自治体本来の仕事をする大阪市政への変換をなんとしても勝ち取りたい。さらに、人員削減と市場主義的改革の嵐の中で、職員の健康破壊は危険水域に達し、市民サービスを行う職場の体制もトップダウンで崩されています。これらの課題に私たち労働組合が果たす役割は重大です」

と述べ、「市労組の組合員として、少しの心の余裕をもって、職場の人の声に耳を傾けよう」と訴えました。

代議員から熱い討論

●組合事務所はなくなったが、組合掲示板はしっかり設置を続けている。ほとんど限界に近い職員数で仕事をこなしているのでメンタルな問題が多くおきている。ポイントを決めて組合運動を進めていきたい。

●中山さんの公務災害のたたかいにご協力をいただきたい。支部としても労働組合としても何をしなければならないかと考え続けた12年間だった。いきいきと健康で働き続けられること、いい保育を推進することを大切にしたい。当局は初めて休憩が取れていないことを認めた。私たちは、父母、保育士の涙をいっぱい見てきました。命を守る運動を進めたい。元気に労働組合運動を進めていきたい。

●技術職なのに今春の移動で変った所が事務職だった。大阪市は人をつぶすような移動をなぜするのか。

●市労組の旗を掲げることが大事。職場では自己責任ばかりが強調されているのでやめたいという人も増えている。人事評価の2回目が始まろうとしている。個人主義に陥り易く、チームワーク主体の職場の運営ができにくくなる。ギスギスした職場になってくるこの制度は良くない。働き甲斐のある職場にしていきたい。

●保育所の民間委託が今年も5箇所発表された。「民間保育所を考える会」をつくって行政区でやっている。保護者の人たちとビラを独自につくったり、宣伝している。

S_2 ●職場の状況では技術系の仲間がメンタルのことで悩む状況が増えている。また下がる賃金の中、責任の増大ばかりで、やってられないということで中途でやめていく人が出ている。秋の市長選には私たち職員をしっかり考えてくれる人を選びたい。

●公衆衛生について。保健所の変遷があった。当局はひどいことになったということは認めている。専門職のモチベーションが下がっていることを認めている。今、公衆衛生の専門職が立ち上がる必要がある。

●保育所では、ICカードの導入により、超過勤務の取り扱いに差が出ている。そしていまだにサービス残業がある。所長と本庁との関係で雑多な仕事が増えている。サービス残業させない取り組みをしていきたい。

●保育所には休憩室がない。事務所での休憩は気が休まない。実質の休憩にならない。昼の休憩が取れない中、夕方の15分の休憩は取れというのは、本当に矛盾だ。

●公園の現業の職場は、指定管理や委託などで不安が広がっている。年配の人は早くやめたがっている。若い人は、将来の展望が持てないでいる。また昇任問題では、「係主査」に塩漬けされていてやる気をなくしている。便利使いされている。

●市職はいまや労働組合活動を本当にしない。遅くまで残業したり、日曜出勤している人もたくさん出ているが、野放しの状況だ。市長を変えないとだめだ。青年が誇りを持ってしっかり仕事をやれる状況にしないといけない。

●ケースワーカーの仕事で、まだまだ人が足らない中、来年は新採を補充するということだが、新採凍結のなかでそうせざるを得ないということは、大変な状態だ。

●折り鶴を毎年広島に届けている。今後も継続していきたい。婦人部は、やれることから、できることからやっていっている。ちりも積もれば山になる。駅頭での平和宣伝や赤紙配付などを続けている。「9条を守ろう」などの署名についても、家族を含めてお願いしたい。秋には長野のちひろ館に行く。大勢参加してほしい。

●人事シートのことを今一度言いたい。力をあわせて仕事をするのが保育士なのに、人事評価は仲間を分断している。評価する立場の所長にしてもその作業に苦しんでいる。今取り組んでいる仕事が、いつ花開くか分からないことなのに、今評価することには無理がある。そればかりか、新たな差別を生む場合もある。


大阪市労組第35回定期大会 9月15日(土)ヴィアーレ大阪
【 大阪市労組 第358号-2007年9月20日号より 】

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コラム 中之島

▼にわかに市長選挙が行われることになった都市が相次いでいます。談合事件で市長の逮捕、起訴による辞職での選挙の枚方市と理由がはっきりしない不信任決議による市長失職での選挙の東大阪市です。党利党略という形であらわれた非常に滑稽な両市議会での対応だといえます

▼枚方市議会では、日本共産党を除くオール与党体制のなかで監視機能のない議会運営のみならず、与党政党は、逮捕された市長に対する辞職勧告に反対までしました。一方、東大阪市議会では、市長提案の予算案に99.9%賛成しておきながら、共産党員市長であることが気に入らず「市政を私物化した」という難癖をつけて数の力で不信任にしました

▼双方の議会の多数は自・公という国政与党ですが、地方自治体やそこで暮らす住民を悪政から守るべき立場を忘れて、党利党略で暴走する姿をものの見事にわれわれに見せてくれました。汚職市長は守り、共産党員市長は排斥するというおよそ民主主義とは相容れない体質をあらわしたといえます。同時期だからこそ明瞭に対比できるできごとではないでしょうか

▼これらの市長選のあとに、大阪市長選挙がたたかわれます。大阪市会でも、もし党利党略による理不尽なことがあるとすれば、そのような圧力に屈しない市長の誕生を見たいものです。


コラム 中之島
【 大阪市労組 第358号-2007年9月20日号より 】

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人情あふれる、ぬくもりのある大阪市政をつくります ~市労組定期大会で姫野さんが市長選の決意表明~

S_3  今秋の選挙は、市民施策切捨ての市政を続けるのか、それとも生活にあえぐ市民と不況になやむ中小企業者を支援する市政に転換するのか、21世紀の大阪市のあり方を決めるたいへん重要な選挙であります。

 先の参議院選挙では、自民・公明与党に厳しい審判が下されました。これは「構造改革」路線による貧困と格差の拡大や、過去の侵略戦争の正当化など、悪政を加速させてきたことにたいする審判にほかなりません。

 ひるがえって大阪市を見ますと、関市長は保育所や学校給食の民間委託などの市民施策の切捨てをすすめるとともに、昨年5月には、児童館とトモノス(勤労青少年ホーム)の設置条例を廃止しました。また国民保険料や市民税の減免制度拡充の市民要望に応えず、それどころか、逆に国保料の値上げをはじめ、市民税や国保料の差し押さえなど滞納者への制裁を強めています。

まさに国民が「ノー」の審判を下した弱者の切捨ての「改革」と同様の内容ではないでしょうか。私は困った人を見捨てない、人情あふれるぬくもりのある市政の実現に、全力で奮闘する決意です。


人情あふれる、ぬくもりのある大阪市政をつくります ~市労組定期大会で姫野さんが市長選の決意表明~
【 大阪市労組 第358号-2007年9月20日号より 】

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職員を元気づける、人間的連帯を大切にした取り組みを ~市役所フォーラム総会と講演 9月8日(土)エルおおさか~

このまちで生きる。働く。友達になる。創造のまちづくりを

S_4  2007年「平和と環境をまもる大阪市役所フォーラム」総会と講演のひとときは、楽しく心洗われるひとときでした。

総会の部で報告にたった、フォーラム事務局の田所さんは、①憲法を守る草の根からの取り組み。②地球環境・くらし・平和・民主主義を守る運動。③誰でも参加できる楽しい企画の開催。の観点から発言しました。そして、すべての職場で「9条の会」結成をめざそうと呼びかけました。

S_6 講演の部では、上田假奈子さ(かなこ)さんが、記念講演を行いました。上田さんは「詩のボクシング」01年大阪チャンピオン。詩集や朗読CDの発行。合唱組曲の作詞。NPO法人「こえとことばとこころの部屋・ココルーム」(大阪市浪速区・フェスティバルゲート4階)代表など、幅広く活躍されています。上田さんは、詩の世界に誘いました。いくつもの心洗われる詩の朗読がありました。合間に自分の生い立ちや青春の葛藤などのエピソードを取り混ぜて話し、「生きる」ということをテーマに講演を行い、参加者に深い感銘を与えました。


職員を元気づける、人間的連帯を大切にした取り組みを ~市役所フォーラム総会と講演 9月8日(土)エルおおさか~
【 大阪市労組 第358号-2007年9月20日号より 】

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徹底討論 大阪市をどう改革するのか 大阪市をよくする会主催 9月13日(木)

大型開発を中止・凍結し、同和行政を終結すれば財源は十分にあります!

S_7  徹底討論は、コーディネイターに服部信一郎さん(大阪市をよくする会常任幹事)、パネラーには、姫野浄さん(大阪市長候補)、井上賢二さん(大阪府保険医協会副理事長)、藤永のぶよさん(NGOおおさか市民ネットワーク代表)、渡辺武さん(元大阪城天守閣館長)の4人。

討論の内容は多岐に及びましたが、次の5つの論点に集約されました。

S_8 ①貧困解消、格差縮小をめざし、市民のくらしを応援するには。②中小業者支援を強め大阪経済の活性化をすすめるには。③教育、子育て女性の地位向上に手厚い施策をすすめるためには。④ストップ地下鉄民営化。環境・安全・文化の大阪市にするためには。⑤同和行政を完全終結し、大型開発のムダづかいをなくすには。

 パネラーのみなさんは、大阪のよさを聞かれ、「庶民性」「大阪のおばちゃん」「自立した大阪の女性」「ねばり強さ・バイタリティー」を挙げました。また、今の市長が掲げる7000人の職員削減は、何の根拠もなく、人減らしだけ先行させるのは無責任。新規採用を凍結していては、専門性や職場の活力を維持することはできないとしました。


徹底討論 大阪市をどう改革するのか 大阪市をよくする会主催 9月13日(木)
【 大阪市労組 第358号-2007年9月20日号より 】

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市労組レーダー

>>劇団コーロ公演 「ハンナのかばん」

9月26日(水)19:00~
  27日(木)14:00/19:00
  28日(金)14:00/19:00
(各30分前開場、全席自由)

ワッハホール
(難波千日前 なんばグランド花月向かい「ワッハ上方5F」

一般前売3000円(当日3500円)
高校生以下・シニア前売2500円(当日3000円)
※消費税込

チケット取扱い チケットピア ローソンチケット

2000年、アウシュビッツから東京に届いた少女のかばん
Hanna Brady 625 Waisenkind(孤児)
ハンナって誰?どんな子だったの?
ひとつのかばんから今世界中に広がる命のメッセージ

>>あべの平和フェスティバル20007

健やかに生きる子どもたちへ平和な21世紀を!あなたとつくろう憲法が暮らしの中に生きる街を!

10月6日(土)9時30分開場 10時~16時

阿倍野区民センター大ホール
(地下鉄谷町線「あべの」駅下車徒歩1分

プログラム
 ①映画「日本の青空」上映
 ②平和コンサート=男声合唱団「昴」、Pease Call,浦晴子(ピアノ弾き語り)
 ③学童ケン玉演技

前売券
 一般1300円(当日1500円)、
 高齢者・中高年1000円(当日1200円)

当日ビラ持参の方
 一般の方1400円
 高齢者・中高年1100円

>>第157期関西労働学校にあなたも!

人間らしく生きるために 社会と人間の根本を学ぶ!

「開講教室」
・大阪中央・総合教室     10月3日より 毎週水曜日
・古典教室『空想から科学へ』 10月4日より 毎週木曜日
・働くものの経済学教室    10月5日より 毎週金曜日
・総合教室【土曜夜コース】  9月29日より 毎週土曜日
・北河内(寝屋川)総合教室  10月2日より 毎週火曜日
・堺「労働組合役員」教室   10月5日より 毎週金曜日
・「女性の現代と未来を考える」八尾/柏原教室 10月4日より 毎週木曜日
・西淀川「労働組合基礎」教室 10月1日より 毎週月曜日

>>大阪わかそ 市民大集会

10月24日(水)18:45~
中央公会堂

・姫野浄さんあいさつ
・きよしと市民トーク
・目で見る市政レポート
・国政レポート


市労組レーダー
【 大阪市労組 第358号-2007年9月20日号より 】

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2007年9月 1日 (土)

9月 告知板

9/5 憲法会議2007年秋のたたかい出発集会
9/6 大阪自治労連定期大会(~7)
9/6 第35回社会保障学校(~8)
9/8 市役所フォーラム定期総会
9/12 市労組婦人部定期大会
9/13 大阪市をよくする会主催歴代市長「徹底討論会」
9/15 第35回市労組定期大会
9/17 第21回日本高齢者大会(~18)
9/19 大阪職対連・「労働と健康」誌200号記念つどい
9/20 自治労連近畿ブロック第18回定期大会


9月 告知板
【 大阪市労組 第357号-2007年9月1日号より 】

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人勧期から秋のたたかいに

S いま大阪市労組は、市民と職員いじめの市政改革マニフェストや「貧困と格差」を拡大する「構造改革」路線と真っ向からたたかい、憲法と地方自治を守り、真の市政改革に向けたたたかいをすすめています。

また成績主義につながる査定賃金の導入を許さないとりくみにも全力をあげています。たたかいは人勧期から周期年末闘争そして市長選挙へと続きます。市民と職員の要求前進に向け引き続き市労組は奮闘します。


大阪経済の活性化は賃上げで

大阪公務共闘は8月24日、大阪市人事委員会に対して「大阪経済の活性化に貢献し、国の勧告に追随せず、賃金改善等の実現を求める要望書」を提出しました。

 8月8日に国の人事院勧告が出されましたが、若干の改善はあったものの昨年の調査対象企業の「企業規模100人以上」から「50人以上」を踏襲し、大幅な賃金抑制勧告となりました。

S_2 自治体職員・教員をはじめ公務関連労働者の賃金の動向は、地域の民間労働者の賃金水準に影響し、消費不況に苦しむ大阪経済に直結しています。

 大企業が史上空前の利益を上げる一方で、依然として厳しい雇用情勢や回復しない消費不況に陥ってる今こそ、市人事委員会は、国の勧告に追随することなく、労働者の賃金を引き上げ、生活改善を図る勧告を行うことを要請しています。


 「適法な交渉の範囲を定める規則」について交渉

 市労組本部は8月10日、「適法な交渉の範囲を定める規則」の当局からの廃止提案にかかわっての団体交渉を行いました。

 これは、時間内組合活動の新たな制限であり、市労組としては了解できないとともに、あくまで労使合意を前提にすべきであることを表明しました。

 市側はこの間、ながら条例を改正するにあたり「交渉と直接因果関係があると認める準備行為」を規定から削除し「適法な交渉」に限定し、「適法な交渉の範囲を定める規則」を制定し「交渉と一体をなす必要最小限の職員団体の活動」の範囲について、その要件と内容をさだめ、それぞれの回数、時間の上限を設けてきましたが、総務省や市会の指摘を理由に規則の廃止を提案してきたのです。

 市労組は、市側も当然必要と認識してきた規則の一方的な廃止提案には理解しがたいことを指摘し、市側の主体的対応を求めました。

健康対策・適正な労働時間管理を

大阪市職員安全衛生委員会の報告では、安衛法により月1回の開催が義務付けられている委員会が、区役所では半分以上が年1回に留まり、産業医による職場巡視も月1回実施は事業部局で28.3%、区役所では12.5%に過ぎず法律に基づいた委員会の開催と充実を求めました。

長時間勤務者に対する健康障害防止対策実施状況では、月100時間、平均80時間以上の長時間勤務者は759名、その内チェックリストによる疲労蓄積を認める者は238人、しかし面接指導希望者は135人でした。希望者だけでない適切な対応が必要で、適正な労働時間管理を行うことを要望しました。

厚生労働省の「職業性ストレス簡易調査表」などを活用した実態把握と対策を計画し、具体的な職場改善の取り組みやリハビリ勤務制度について要請しました。

市民とともに要求運動の交流

 大阪市対策連絡協議会は8月24日、2007年度市対連総会&トーク集会を開きました。市対連は、大阪市内の市民団体や民間団体、官民の労働組合などの20の要求団体が結集しています。

 この間、小泉・安倍「構造改革」とそれにもとづく大阪市政がすすめるマニフェスト路線と市民生活との矛盾が深刻化し、税・国保料、介護保険料、障害者自立支援法の導入など市民生活は極限にきています。

 市がすすめる市政改革マニフェストは、大型開発失敗・財政はたんの責任に言及せず、人権行政に名を借りた「同和行政」の継続に対して基本的なメスを入れていません。

 市対連では、引き続き運動の交流をひろげて、共通する課題での共同したとりくみと市民本位の市政改革をめざした秋のたたかいと市長選挙に向けたとりくみをすすめています。


人勧期から秋のたたかいに
【 大阪市労組 第357号-2007年9月1日号より 】

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コラム 中之島

▼8月末、大阪自治体学校の会場となった交野市・私市の大阪市立大学理学部付属植物園を訪問。生い茂るクスノキや生きた化石「メタセコイヤ」の木陰が暑さを忘れさせ、久々にリフレッシュが叶った

▼大阪自治体学校の今回テーマは「市場主義と自然・環境」「大阪の都市再生」。おりしも開催されている世界陸上競技大会のスタンドの足元温度が、50度を越したとのテレビ報道が。市内は、まさに地球温暖化による灼熱地獄

▼最近取られる自治体のヒートアイランド対策が「一斉の水撒き」では余りにも小手先過ぎる。根本的には「緑化による自然環境を整え、都市再生を図る」しかあるまい。自然生態系と分断されたままでの都市再生はありえない

▼今日の市場主義は自然や環境問題には意を介していない。大阪市マニフェスト・行革による財政上の理由で、今、歴史と伝統、大学院としての植物の基礎研究、市民にとっては自然生体系の大切さや環境問題を学ぶ場として貴重なこの市立大学の植物園機能が、押し潰されそうだと言う

▼先日、市民が集まり「私市植物園ファンクラブ」が出来た。丁寧に案内してくれた現業職員が説明に使った図鑑のような見事な植物説明図は彼の描いたものだと知り驚き感心した。市民主体の行政がここにも強く求められている。


コラム 中之島
【 大阪市労組 第357号-2007年9月1日号より 】

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核兵器のない平和で公正な世界を ~原水爆禁止世界大会長崎大会~

S_3 原爆投下から62年となった今年。「核兵器のない平和で公正な世界を」をテーマに、8月3日から9日にかけて原水爆禁止2007年世界大会が開催され、市労組からは、長崎大会に3名を代表派遣しました。

長崎・開会総会では、19カ国33団体の海外代表団が紹介され、5カ国の国家元首と137の自治体首長からのあいさつやメッセージが紹介され、核廃絶が世界の大きな流れになっていることを強く感じました。

S_4 9日の長崎・閉会総会では、日本原水協の高草木博事務局長が、2010年のNPT(核不拡散条約)再検討会議にむけて核兵器廃絶の「明確な約束」の実行を求める世界的な行動をよびかけ、「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名をはじめ核兵器廃絶の世論を広げ、非核日本と憲法9条を輝かせ、被爆者支援の草の根ネットワークをつくり、「核兵器のない平和な世界」の扉を開こうと訴えました。

また、8日には自治労連主催の「第30回自治体労働者平和のつどい」も開催されました。


核兵器のない平和で公正な世界を ~原水爆禁止世界大会長崎大会~
【 大阪市労組 第357号-2007年9月1日号より 】

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大阪市をよくする会 市政ウォッチング 8月21日

Img_4414s  連日の猛暑の中の8月21日、大阪市をよくする会の「市政ウォッチング」が行われました。

 大阪市の「二つの病」といわれている不公正な同和行政と無駄な大規模開発、風俗店や放置自転車などで荒廃してきているといわれるミナミの街の再生など、市政問題を検証していこうと開催されました。

Img_4431s  市政ウォッチングの一行は、照りつける暑い陽射しの中、民主主義と人権を守る府民連合の東延委員長から説明を受けながらJR芦原橋駅周辺に、市が旧同和地区に1億7400万円もかけて整備したという玉姫公園の「からくり太鼓の時計台」や1億1100万円で整備した西栄緑道には「太鼓のブロンズ像4体」が設置されるなど、同和行政の無駄遣いを見学しました。

 午後からは、土地信託事業で破綻した「フェスティバルゲート」を見学。フェスティバルゲートに入居しているNPO法人「こえとことばとこころの部屋」の上田假奈代さんから閉鎖にいたる経緯や現状、NPO法人の活動などを聞きました。


大阪市をよくする会 市政ウォッチング 8月21日
【 大阪市労組 第357号-2007年9月1日号より 】

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市労組第7回中央委員会 ~第35回定期大会を9月15日に開催します~

S_5  大阪市労組は8月17日に、第8回中央委員会を開催しました。
中央委員会は、この間の経過報告を承認したあと、川本正一書記次長が8月8日に出された「2007年人事院勧告」についての特別報告を行いました。川本書記次長は「今回の勧告は、いくつかの改善点はあるものの昨年に続き比較企業規模を50人以上とした不当なもの。総人件費削減攻撃に反撃し、秋季年末闘争に向けてとりくみを強めよう」と呼びかけました。

 議案では、小崎豊文副委員長が、2007年度市労組運動方針案についての概要を説明し、第35回定期大会を9月15日に開催することなどを提案し承認されました。


市労組第7回中央委員会 ~第35回定期大会を9月15日に開催します~
【 大阪市労組 第357号-2007年9月1日号より 】

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大阪市をよくする会 市政改革特別企画 ~徹底討論 大阪市政をどう改革するのか~ 9月13日(木)開催

大阪市をよくする会 市政改革特別企画
徹底討論 大阪市政をどう改革するのか
  9月13日(木)18:00~
  民医連ホール

 前回の市長選挙から2年が経過しました。この2年間は、現市政がすすめるマニフェスト路線と市民生活との矛盾がいっそう深刻化していることを示しています。

今度こそ、大阪市政を変えるチャンスです。これまでの市政刷新の運動を振り返りながら、改革の展望を切り開く徹底討論にこぞって参加しましょう。


大阪市をよくする会 市政改革特別企画 ~徹底討論 大阪市政をどう改革するのか~ 9月13日(木)開催
【 大阪市労組 第357号-2007年9月1日号より 】

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市労組レーダー

>>憲法と地方自治を守る共同を ~第29回自治労連定期大会~

 8月20日から22日にかけて、第29回自治労連定期大会が神戸市内で開かれました。あいさつにたった駒場忠親委員長は「国民世論が政治を動かすことに確信を持って、新しい変化をさらに前向きに確かなものにし、住民のために働き、人間らしく生きたいという自治体労働運動の原点に立って、21世紀の自治体労働運動を発展させよう」と呼びかけました。

 2007年運動方針では、憲法9条を守り発議させない運動や地域とくらし、地方自治を豊かに発展させる網の目行動、「戦争をする国」を支えるための公務員制度改悪を許さず、全体の奉仕者に基づく民主的な公務員制度の確立や、非正規・関連労働者はじめ公務労働者の生活改善などにとりくむことが提案されました。

また大会では、人権を尊重する生活保護行政の確立を求める職場政策「住民の『生きること』を保障する仕事と職場をめざして(案)」が発表されました。
大会では、運動方針が採択され、大黒作治委員長(愛知県本部)をはじめとした新執行部を選出して閉幕しました。

>>今年も折り鶴を広島に ~婦人部平和ツアー~

 市労組婦人部は、今年も8月4日に「平和ツアー」にとりくみ、組合員の平和を願う折り鶴を広島に届けました。

 市労組婦人部では、広島・長崎で死傷された40数万人の方々の数の折り鶴を目標に毎年広島に届けています。

 今年は、19992羽の折り鶴を届けました。そしてこれまで届けた合計が403069羽になり、ついに40万羽を突破しました。

 「戦争も核兵器もない平和な世界を」と5月6日から歩き継がれてきた2007年原水爆禁止国民平和大行進の各コースが広島・平和記念公園に到着し、終結集会が開かれているなか、平和公園内の各慰霊碑をまわり、それぞれに鶴と水を捧げ、データベースに折り鶴の登録をしてきました。

 今年は被爆62年目。憲法9条を守り再び戦争をしない日本にの思いを強くした「平和ツアー」となりました。


市労組レーダー
【 大阪市労組 第357号-2007年9月1日号より 】

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