コラム「中之島」
▼大阪府知事選挙がおわり、府民は橋下新知事を選びました。彼は、予想通り当選するや否や過激な発言を繰り返しています。マスコミでもてはやされていた時の発言も、常軌を逸するものがありましたが、知事就任後もかわりません
▼マスコミの対応も改めさせる必要があります。こぞって新知事をタレント並みに追っかけて橋下「改革」案を宣伝するなど、彼の演出の役割を果たすのではなく真摯な報道に立ち返ってほしいものです
▼橋下知事からは最近でも恐ろしい発言が飛び出しています。改革意識が共有できない職員には分限免職によって退職させるというような発言ですが、「言うことを聞かない者は辞めさすぞ」というファッショ的な感覚にはあきれます。職員を大事にできない人が府民を大事にできるとは思えません
▼すべての事業でゼロベースの見直しをすると言っていますが、大型開発事業こそ見直すべきものであり、情報公開をすすめるのなら、財政状況が危機的になった原因も明らかにしてもらいたいものです
▼183万票を盾に職員や府民に痛みばかり押し付ける「改革」を府民は望まないし、白紙委任をしたわけではありません。これまで「改革」と称して職員や市民をいじめてきている大阪市と瓜二つの姿を見ている思いで、怒りというより悲しくなってきます。
コラム「中之島」 【 大阪市労組 第364号-2008年2月1・15日合併号より 】 |
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