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2008年3月15日 (土)

住民サービスアップへ ~和気あいあいの職場とマンパワーの充実・青年職員と非正規職員の賃金大幅アップを~ 人事評価の結果で、賃金の「差別化」を強行!

許せない 成果主義の一方的強行・・・「差別」と「分断」で人間関係を破壊

20080315_1 人事評価制度の問題点が噴出するなか、賃金の「差別化」が、私たちの反対意見を無視し、いよいよ強行されました。

昇給通知の上げ幅に「格差」が生じ…「賃金清算」では一時金の勤勉手当が「差別化」されます(約13,000円)。頑張った職員に賃金を上乗せし、ダメな職員は処分も含めて厳しくするという制度ですが、人生を左右する評価が、まともなのかが問題です。

住民サービスに連帯してとりくむ自治体職場に、競争と分断の持込は許せません。

●青年と非正規職員の賃金アップを 自立できる賃金の確保を

 自立が困難な青年職員の低賃金、官製ワーキングプアと言われる非正規職員。一生懸命働いたことが報われ、安心して暮せる賃金水準を熱望するのは当然のことです。
 この要求が「成果主義」への期待に結びつくのは危険です。「競争」と「分断」の末に、一部の成功者と多くの落ちこぼれを生んだ、「貧困と格差」社会の現実を見なければなりません。協力して住民サービスを向上させる公務職場をみんなでつくるのに、成果主義導入は逆行です。

●評価のルールの逸脱をしておいて 「公正な評価」と強弁する厚顔な当局

 人事評価制度のルールが踏み外されていることが明らかになっています。評価者・調整者による評価の結果は「絶対評価」と言いますが、評価者・調整者からは「相対評価」でつけたという声があちこちから出ています。また、人事評価の運用の手引きには、調整者が評価結果を修正する場合「評価者に理由を明示して修正させます」とありますが、なんら理由を明示せずに修正を強行しています。「人事評価」結果に強い不満・疑問が巻き起こるのも当然です。

●みんな精一杯頑張っているのに 足引っ張り告発を歓迎?!

 保育所では、子どもたちを前に、恒常的な人手不足の中でも、みんな一生懸命に保育にがんばっています。その頑張りに対して、どのように優劣をつけるのか評価者の悩みは深刻です。そして保育士の怒り・不満は爆発しています。
 ある所属での苦情相談で、所属から「評価を上げるには自分をアピール」するよう求められ、「足引っ張りや、告発が横行して混乱する」との疑問を出した相談者に対して、「大いに結構」と「告発」を奨励したといいます。

〝世界で一つだけの花〟のように
職員の個性と人格を大切にすることが必要です
 ヒット曲の「世界で一つだけの花」には、競争を煽り、人間性を無視する社会への告発の歌詞が

♪そうさ 僕らも
 世界に一つだけの花
 一人一人
 違う種を持つ
 その花を
 咲かせることだけに
 一生懸命になればいい

♪小さい花や 大きな花
 一つとして
 同じものはないから
 No.1に
 ならなくても いい
 もともと特別な
 Only one


住民サービスアップへ ~和気あいあいの職場とマンパワーの充実・青年職員と非正規職員の賃金大幅アップを~ 人事評価の結果で、賃金の「差別化」を強行!
【 大阪市労組 第365号-2008年3月15日号より 】

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