夏期一時金闘争が異常に早くも山場に 一時金への成績率導入反対のとりくみを
桜の花も散りはじめ、所属間交流も発令されるなど心機一転の慌しさの最中に、早くも夏期一時金闘争が山場を迎えようとしています。
一時金への成績率導入を継続するためには4月末決着が必要という当局の理由ですが、本来組合員や職場労働者の要求を十分に反映した内容で交渉に臨む一時金闘争が事実上形骸化されることにつながります。
異常に早い段階でのたたかいになりますが、市労組連・市労組は、要求申し入れ後、交渉を重ねるなかで、とりわけ、一時金への成績率導入の継続を許さない立場でとりくみを強めていきます。
人事評価制度とリンクした査定昇給制度や一時金への成績率導入などの「成果主義賃金」が市労組連・市労組の合意なしに実施されてきています。昨年末の一時金支給から成績率が導入されてきていますが、一時金については支給時期ごとの交渉というこれまでの経過もあることから、改めて夏期一時金交渉で成績率問題も含めて交渉することになります。
大阪市当局は、引き続き成績率適用を前提にするなかで、決着後は規則改定を人事委員会へはかる必要があり4月末決着でなければ支給日に間に合わないとの理由で夏期一時金交渉の日程を早めてきています。
差別支給を手にして噴出する新たな怒りの声
年末一時金への成績率適用に対する清算が3月に行われましたが、実際の差別支給を手にするなかで、新たな怒りの声が噴出してきています。
成績率適用にリンクする人事評価制度に対する不満は、市労組に数多く寄せられています。「自己評価を3以上つけてはならない」という評価者がいたり、苦情相談で相談者に自分をアピールするための足引っ張りや告発を奨励したり、理由を明示せずに2次評価を調整するなど、問題のある事例は枚挙にいとまがありません。
市労組は、労使協議がされないまま一方的に導入されている人事評価制度をリンクさせた「査定昇給」制度や「一時金の勤勉手当への成績率」導入に対して、ひきつづき反対の立場で、職場の怒りを背景にしながらとりくみを強化します。
夏期一時金闘争が異常に早くも山場に 一時金への成績率導入反対のとりくみを 【 大阪市労組 第366号-2008年4月15日号より 】 |
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