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2008年6月18日 (水)

コラム 中之島

▼6月に入りいよいよじめじめとした季節になりました。木々の新緑も落ち着きを見せ山野のみどりも深緑に変わってきました。梅雨時は自然のなかでは、山や田に水の恵みを与え植物の成長をはぐくむ季節です。この時期、人間にとってはうっとうしい季節ですが、田んぼではカエルが大きな声で泣き、雨の中花菖蒲が憂いをかもし、紫陽花が色とりどりに咲き、長雨の季節を楽しませてくれます

▼梅雨時の花は、春の桜や夏のひまわりなどの華やかな花と違い、雨の情景の寂しさのなか、和みを与えてくれ、独特な風情を楽しませてくれます。日本人は古来より、この時期を侘び寂のなかで楽しんで表現してきました

▼そんな梅雨時にゆっくり雨の風情を楽しめない嵐のような問題が持ち上がりました。梅雨の季節を乗り切り、活動的な夏を待ちわびるまでもなく、大阪府民を暑くさせる大阪府の橋下知事の「大阪維新プログラム(案)」が発表されました

▼大阪府の財政再建と称して、府民と職員の生活に大打撃を与える予算の大幅削減が計画されています。橋下知事に託した府政改革はそのようなものではなかったはずです。梅雨のじめじめ感を吹き飛ばし、橋下「維新案」に対する怒りのこぶしを高く突き上げ暑く燃える闘いの梅雨になりそうです。


コラム 中之島
【 大阪市労組 第368号-2008年6月18日号より 】

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