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2008年7月17日 (木)

コラム 中之島

▼洞爺湖サミットが終わった。いま、世界の関心の的は地球温室効果ガスの排出量を削減すること。投機マネー暴走によるエネルギー・穀物価格の異常高騰抑制という『人類の生存』にかかわる重大問題を含め主要先進国がどう対処していくのかも問われたが温暖化問題では中期目標を示すことなく、協議が期待はずれに終わったのは実に無念だ

▼しかし、残念がってばかりではおれない。いま、大阪の気温は既に35度に跳ね上がっている。市役所前に配置された『ミスト』(霧式冷却装置)の作動をみて一種の『情けなさ』を覚えた。確かに通行者やマラソンランナーには一瞬の冷気を感じさせる効果はあるが、大都市における根本的なヒートアイランド対策・政策とはとても思えないのだ

▼大阪市はイニシアを発揮し、『環境都市・大阪』構築を市民に呼び掛け、先ずは、市内の市・府・国の公的建築物の屋根という屋根、壁という壁に太陽光発電装置を張り巡らせ、思い切った屋上緑化もすすめることが求められているのではないか

▼市を真に魅力ある世界都市にするには、既にオーバー・ストアー化して店舗が立地できない状況の梅田北ヤードを『緑地の都市公園』にするくらいの『夢の都市』環境政策がほしい。それが都市格を上げることになるはずだ。平松市長にその思いはあるか。


コラム 中之島
【 大阪市労組 第369号-2008年7月17日号より 】

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