市労組第37回定期大会 9月13日・大阪グリーン会館
市民・職員を切り捨てる「大阪市改革」に反対しよう
大阪市役所労働組合第37回定期大会が、9月13日に大阪グリーン会館で開かれ、大阪市が9月4日に発表した「経費削減素案」や橋下「府行革」とのたたかいをはじめとした、2008年度の運動方針案が満場一致で採択されました。
あいさつに立った中山直和執行委員長は「平松市政は、『市民切捨て』『職員イジメ』のマニフェスト路線をさらにつきすすめるものだ。職員には削減と賃金カットを押し付け、さらに市民サービスも切り捨てようとしている。職場の健康も危険水域に達し、このままでは行政水準が保てないところまできている。市労組を大きくし、こうしたたたかいに全力をあげよう」と訴えました。
大会では延べ18人の代議員が熱い討論を
- 食品衛生部門が、市内5ヵ所に統合される。食の安全が守れなくなるのでは。
- 大阪市の裏金問題は、システムとしてつくられてきたものだ。携わってきた幹部が真相を明らかにするべきだ。
- 職場新聞に地域保健福祉の職場の現状が書かれていた。誰が倒れてもおかしくないところまできている。中山過労死問題でも、頸腕は命を奪うところまできていると思った。命を守るたたかいが本当に大切だと思う。
- 今、職場ではギスギスした感じが広がり、職場の人を支える力が弱くなっている。もっと支えあえる職場にしていきたい。
- 中山淑恵さんの過労死裁判が始まる。保育士が元気でなければ子どもらの健やかな発達はできない。この裁判は、自分らの健康を守ることといい職場作りのための裁判でもある。勝利するためにみなさんのご協力を。
- 昨年の10月に税務支部を結成した。5月には職場アンケートを実施したが、多くの怒りや悩みなどのコメントが寄せられた。職場要求として取り上げ申し入れていくつもりだ。
- 来夏には大阪で全国保育合同研究集会が開かれる。とりくみ成功に向けて協力を。
- もっと組織活動や文化スポーツ活動が必要だ。たいへんな中でも職場に打って出る活動をやってきている。今年も「あべのフェスティバル」にとりくんでいる。
- 本庁前で人事評価制度反対のとりくみを行った。制度の研修としてケーススタディがあったが、職場に分断を持ち込むものだと思った。
- 臨時的任用保育士は、正規保育士と同じ仕事をしながらいまだに劣悪な労働条件のままだ。早期の改善を。
- 正規職員と非正規職員の格差が広がっている。
- 大阪市の人勧が出されたが、削減案で5%カットの上にさらにマイナス勧告。住居手当や扶養手当のカットにも言及している。人も減らされ、賃金も減らされ、成績で評価される。ストライキなどで対抗すべきでは。
- ケースワーカーを長年しているが、満足とはいえない国基準ですら守られていない。
- 大阪市の経費削減素案は自治体つぶしの中味だ。
- 家庭支援担当をしている。保育所と児童相談所とそして保護者をつなげていくネットワーク作りが必要だと思う。
- 10月から総務事務センターができるが、職場には端末は7人に1台しかない。そんな状態で対応できるのか。
- 保育所職場は、いまだに満足な休憩時間が取れない。休憩するにも場所さえない状態だ。所長は不満を言うと「じゃあ辞めたら」という。
市労組第37回定期大会 9月13日・大阪グリーン会館 【 大阪市労組 第371号-2008年9月20日号より 】 |
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