管理職にあるもののコンプライアンス意識の希薄さがもたらしたもの ~「誓約書」私はこう書いて出した!!~
誓約書の提出にあたり、一言、私の思いを申し立てます。今回の「不適正資金」(いわゆる裏金問題)は、きのう今日起こった問題ではなく、過去何十年の経過を引きずっています。私は、1972年本市に就職以来36年、福祉職場をはじめとして、予算執行の事務権限のない仕事に従事してきました。にもかかわらず、今回のこのような、市長に対する誓約書の提出を求められることに対して、憤りを覚えるものです。
「市民の信頼を大きく失墜させたことを真摯に受け止め、本市職員として深くお詫びするとともに二度とこのような事態に手を染めない」としていますが、問題にかかわった職員ならまだしも、なんら関係のない職員にまで「責任」を求めるのは筋違いであり、その「責任」の所在をあいまいにするものです。
また、「不適正資金」(裏金問題)にかかわった職員についても、一般職員と管理職を同列におくべきではありません。管理職の権限・命令なくして一職員ができる性格のものではないからです。「コンプライアンス」をいうなら、まず、管理職が職員に不当な命令をしないという「コンプライアンス」が求められるのではないでしょうか。その意味では、「私たち職員のコンプライアンス意識の希薄さ」ではなく、「私たち管理職にあるもののコンプライアンス意識の希薄さ」に根ざしたものではないでしょうか。
そのことを申し立てしたうえで、不本意ではありますが、誓約書を提出します。
<別紙1 誓約書>
私は、今般の一連の不適正資金問題が、一部職員のコンプライアンス意識の希薄さに根ざしたものであるということを認識し、今後も一切の不適正資金の取り扱いを行わないこと及び関与しないことを誓約します。
またこの問題が本市及び本市職員に対する市民の信頼を大きく失墜させたことを真摯に受け止め、市民の信頼を損なうことのないよう常に法令を遵守し、公正な職務の遂行にあたることを合わせて誓約します。
<理由>
私は、今般、「不適正資金」(いわゆる裏金問題)に関して、市長への誓約書の提出を求められましたが、「不適正資金」問題にかかわっていないにもかかわらず、あたかも、かかわったかのように記載された誓約書の提出はできないとの思いで、9月25日、別紙1の誓約書を提出しました。
しかし、同月26日、所属(所長・課長)からは、「気持ちは理解できなくはないが、統一様式の誓約書を提出してほしい」とのことで、とりあえず、その日は物別れに終わりました。同月29日、私のほうから、「統一様式で誓約書を提出するので、誓約書を提出するに当たっての私の思いを書いた申立書を添付させてほしい」旨課長にお願いしたところ、了解を得たため甲立書を添付し・統一様式による誓約書を提出しました。
しかるに、同月30日朝、課長から「申立書を添付した誓約書は受理できない。不提出の取り扱いとなる。誓約書の提出は業務命令となります。」との財政局側の説明を受けました。課長には、「受理できない理由を一筆書いてください」と依頼しています。
私は、誓約書の提出を拒んでいるのではありません。「不適正資金」にかかわっていないにもかかわらず、あたかもかかわったような誓約書の提出を求めるのがおかしいといっているのです。申立書を添付したとはいえ、一度は「統一様式」の誓約書を提出し受理されたのです。
しかし、局は、申立書添付の「統一誓約書」すら受理できないということでありますので、やむを得ず、公益通報制度を活用し、当初提出した別紙1の誓約書を、本日付で提出します。
| 管理職にあるもののコンプライアンス意識の希薄さがもたらしたもの ~「誓約書」私はこう書いて出した!! 【 大阪市労組 第373号-2008年11月20日号より 】 |
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