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2008年12月15日 (月)

12月 告知板

12/16 区役所支部評議会第39回評議員会
12/16 大阪自治労連公衆衛生部会・交流会
12/16 大阪自治労連税務職場交流集会
12/16 村上過労死裁判勝利報告集会
12/18 大阪自治労連第59回中央委員会
12/18 大阪自治労連春闘学習会
12/20 大阪労連青年部クリスマスパーティー
12/25 大阪市研究会第156回例会
1/5 大阪自治労連新春学習会
1/7 市労組・市公労共同新春旗びらき

12月 告知板
【 大阪市労組 第374号-2008年12月15日号より 】

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市民イジメの露払いの賃金カットは許せない!収支不足の原因は?財政状況の真相は?説明責任を果たせ!

9年間の賃金4.4%カットは違法 市労組連が12月8日団交で追求

200812214 市労組連は、12月8日に市側と「経費削減(素案)」にもとづく、「賃金カット」について団体交渉を行いました。

市側の提案は、パブリックコメントに寄せられた「経費削減(素案)」に反対する多くの声を敢えて無視し、その立場に固執し、市民サービスの露払いとして、9年間の「4.4%賃金カット」を実施するというもので、市労組連としては不法、不当であると追及しました。

団体交渉で提案された内容は次の通りです。

給料月額の減額措置について

1 減額率
  一律4.4%(減ずる額は円未満切捨て。)

2 減額期間
  平成21年4月~平成30年3月(9年間)
  ただし、平成22年4月~平成30年3月については、
  地域手当並びに期末勤勉手当の基礎となる給料月
  額についても減額措置を行う。

3 減額措置除外者
  以下の職員は減額措置を行わないこととする。

・ 医師・歯科医師及び医療現場に勤務する看護職員
・ 臨時的任用職員(日額)
・ 非常勤嘱託職員

9年先までの賃金カットは労使協議や人勧体制をも否定するもの

市労組連は、市側から提案された賃金カットを来年4月から9年間続けるという内容について、「労使による賃金・労働条件の交渉は、これまでその年々で決着をめざすことを前提にとりくまれてきた」「9年先まで賃金カットを行うという提案は、労使協議のみならず人勧体制すら否定した、極めて不法・不当なものだ」と指摘し、さらに市長の任期を越えての提案は無責任であると強調しました。

またパブリックコメントの結果についても、「職員給料カット」に「賛成」12件に対し、「反対」は135件。「素案」全体に対する賛否でも「賛成」が15件に対し、反対はその25倍の379件であり、この結果を正確に解釈するべきであると指摘しました。

職員の健康状態は危機的な状況にさらに拍車が

 この間、「市政改革マニフェスト」にそったリストラの強行で、6,000人以上の職員が削減され、市長部局では、昨年度だけで在職死亡が42人、そのうち自殺者が7人、病気休職者が312人となるなど、職員の健康はまさに危機的な状況となっています。過労死ラインを超える月100時間もの超過勤務を行った職員がのべ1,200人も存在する職場実態を背景に、職場では、メンタルヘルス不調によって休職する職員はドミノ倒しの様相だと囁かれている。このような状況の中で、さらなる人員削減とともに、賃金カットを9年間続けるとする「素案」の立場は、職場を疲弊させ、市民サービスを支える職場に打撃を与えるものでしかありません。

「収支不足」といいながら財界には「財政は堅調」を強調

市側がいう「収支不足」の原因と責任の所在については、阿倍野再開発事業やベイエリア開発などの巨大事業が生み出した巨額の借金の返済が「収支不足」の本当の原因であるにもかかわらず、その責任を放棄しながら、貧困と格差を生んだ「構造改革」路線を強め、市民イジメの政治を行う方向を強めているものでしかありません。
大阪市財政は本当に「危機」なのでしょうか。
平松市長は、財界・投資家向けに「大阪市の財政は堅調」であることを繰り返し強調しています。事実、4,000億円もの公債償還基金としての「貯金」と、その含み資産として、関電の株式や債券などをそれぞれ相当数保有しているのです。

前市長時代の、昨年9月の「中期的な財政収支概算」では、公債償還基金の運用を明確に打ち出していましたが、なぜ、それが出来ないのかまったく明らかになっていません。それを行わないことが、賃金カットと人員削減の最大の動機ではないでしょうか。市側は、この疑問に対しても明確に説明する責任があることを強く指摘します。

市民イジメの露払いの賃金カットは許せない!収支不足の原因は?財政状況の真相は?説明責任を果たせ!
【 大阪市労組 第374号-2008年12月15日号より 】

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コラム 中之島

▼小泉構造改革のひずみが急速に全国に広がり始めています。10月に千葉の市立病院が財政赤字のもとで住民の存続の声をよそに閉院に追い込まれました。このようなことは地方の問題と思っていたら、大都市大阪においても起こり始めています

▼松原市では医師不足のもと、財政赤字を理由として市民病院を来年3月末を持って閉院しようと議会に提案しました。市民にも職員にも何ら知らせることなく、相談することなしにいきなり閉院を打ち出し、わずか2週間の議会での審議で強行突破しようとしています

▼事態の深刻さ知った市民からの存続を求める署名は有権者の過半数に届こうとしているにもかかわらず、市民の声を無視し閉院こそが最善の方策とうそぶく態度です。ここでも自民党など市長の応援団は問題のすり替えをおこない、公務員の賃金が問題だ、勤務労働条件の切り下げこそ必要と公務員攻撃を繰り広げる始末です

▼今必要なのは市民と行政と職員が共に公的医療をどう守っていくのかという対話であり、対立をあおることではないはずです。小泉構造改革以降自治体の本来の役割が後景に追いやられ、全てが財政指標のもとではかられています。平松経費削減素案にたいして市民との共同を広げていくことが今ほど必要なときはないでしょう。

コラム 中之島
【 大阪市労組 第374号-2008年12月15日号より 】

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時給低い!昇給ナシ!有給休暇繰り越しナシ!退職金ナシ!こんなにひどい臨時任用保育士の労働条件・・・世界の常識は同一労働同一賃金

年度末に3日間の「雇い止め」が不利益の原因!!

 公立保育所の特性として入所児童数が増えている障害児。
その子どもたちの対応を長年にわたって受け持ってきているのが臨時的任用保育士です。10年以上のベテランの人もいて、大阪市の障害児保育を支えてきています。

しかし、その待遇に関しては、年度末の「雇い止め」3日間で雇用が切れるため、たくさんの不利益を被っているのです。

一時金の支給月数に3か月分(1月、2月、3月)が除外され、年金では1ヶ月分が未払いになり、10日間しかない年休のうち時間休暇を1時間でも取れば、浮いてくる45分は消化できずに、やむなく流すことになります。45分といえども、貴重な時間です。

200812211

低い賃金でも賃金削減は職員に準ずる!!

また、結婚休暇・忌引き休暇に関しても差をつけられています。ある臨時任用保育士は、父が亡くなった時にも忌引きが3日しかなく、初七日までいるために、9月までは5日しかない年休を数日取らなければならなかったと語りました。

賃金においては元々低いうえ、正規の賃金に準ずるとされているので、何年働いても上がることはありません。それに拍車をかけるように、税金や社会保険料などが上がり、年間の手取り額は数年前から比べると、数十万円も下がっているのです。

将来への不安はつのるばかりです。安定した生活が送れることは、働くものの願いです。生活実態にみあった賃金・勤務の条件整備が急がれます。

時給低い!昇給ナシ!有給休暇繰り越しナシ!退職金ナシ!こんなにひどい臨時任用保育士の労働条件・・・世界の常識は同一労働同一賃金
【 大阪市労組 第374号-2008年12月15日号より 】

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元大阪市保育士・中山淑恵さんの過労死裁判勝利に向けてのつどい ~11月28日・いきいきエイジングセンター~

元大阪市保育士・中山淑恵さんの過労死認定を支援する会では、12月15日に行われる第1回公判を控え、「裁判勝利に向けてのつどい」を11月28日に開催しました。

 藤永のぶよ会長から開会あいさつがあり、弁護団からは、有村弁護士が代表して裁判の争点についての報告がありました。「この裁判は淑恵さんがクモ膜下で亡くなったことは日常の保育労働が原因であるということを司法の場から得るためのたたかいです。公務がいかに過酷であったかを主張し、その証拠をあげていくことがこれから重要になってきます」と強調しました。

200812213 原告の中山さんからは「『淑恵の死が公務でなくて、何なんだ』ということを立証していきたいと思っています。たくさんのご支援をよろしくお願いします」と訴えられました。

また、過労死で亡くなり裁判をたたかってこられた元看護師・村上優子さんのお母さんから連帯のあいさつがありました。

 続いて、保育所職場の実態報告が福祉保育支部の永谷支部長よりありました。「保育士が元気で働けること、保育という仕事に誇りを持ち、夢を語れるような職場を残していくために、この裁判にぜひ勝っていきたい」と決意が語られました。

元大阪市保育士・中山淑恵さんの過労死裁判勝利に向けてのつどい ~11月28日・いきいきエイジングセンター~
【 大阪市労組 第374号-2008年12月15日号より 】

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市労組レーダー

200812212 ○劇団コーロ公演 ハナシがちがう!

 上方落語の大看板、笑酔亭梅寿のもとに無理やり内弟子修行することになった鶏冠頭の不良少年、星祭竜二。そんなある日高座で、事件が起こる・・・

●日時 2008年12月19日(金)19:00~
         20日(土)14:00~
●会場 ドーンセンター
●入場料 一般前売3000円(当日3500円)
     高校生以下・シニア前売2500円(当日3000円)
※詳しくは、劇団コーロまで(06-6695-6401)


○勤労協創立55周年記念・新春学習大集会
 どうする?この国~みんなできる やればできる~

 関西勤労協が創立55周年を記念して学習大集会を開催します。今この国に広がっている「このままでいいのか?」という思い。世界に目を見開いてみると、世界の人々は立ち上がっています。世界中を駆けめぐるジャーナリスト・伊藤千尋さんの心を熱くするお話から学びましょう。国民が政治を変えることができるという確信を広げましょう。

●日時 2008年1月6日(土)午後6時30分~
●会場 エル・シアター(エル・おおさか大ホール)
●記念講演 伊藤千尋さん(ジャーナリスト)
●参加費 資料代として1000円
●主催 関西勤労者教育協会(06-6943-1451)


○大阪市研究会第156回例会の開催について

 今回は、「『地方債の共同発行に関する協定書』と市財政」について谷口積喜さん(大阪市労組副委員長)から報告をしていただきます。なお当日は、終会後にささやかな望年会も予定しています。お気軽にご参加下さい。

●日時 2008年12月25日(木)午後6時30分~
●場所 大阪自治体問題研究所
    (大阪グリーン会館5階)
●テーマ 「地方債の共同発行に関する協定書と市財政」
      報告者;谷口積喜さん(大阪市労組副委員長)
●主催 大阪自治体問題研究所
※詳しくは、市労組本部行財政部まで


大阪市労組・大阪市公労
2009年新春旗びらき

●日時 2009年1月7日(水)午後6時30分~
●会場 大阪グリーン会館2階大ホール

市労組レーダー
【 大阪市労組 第374号-2008年12月15日号より 】

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