コラム 中之島
▼09春闘では、これまでの春闘以上のとりくみが求められる状況になっています。派遣切りなどで仕事や住まいを失った人々が、東京・日比谷公園の「派遣村」で象徴されるように、全国的な支援で、ぎりぎりのところで命をつなぐ年越しになりました
▼大企業は内部留保を230兆円も溜め込んでいるにもかかわらず、その活用を考えようともせず、労働者を路頭に迷わせています。内部留保の吐き出しで大企業の社会的責任を果たすことによって、雇用の確保、賃上げ、地域経済の振興・活性化などの内需型経済への転換が今こそ重要です
▼雇用で言えば、大阪市は「経費削減」を口実に「市政改革マニフェスト」の残り2年間で2,400人の職員を減らし、これまでとあわせて8,600人も減らす予定です。全国的には自治体による率先した雇用創出が求められている状況にもかかわらず、このような人員削減により景気の悪化が促進することは必至です
▼今国会で労働者派遣法を抜本的に改正させるたたかいを内外で繰り広げるとともに、大阪市では「経費削減」を理由にした、職員いじめ・市民いじめの市政へのたたかいが今春闘の中心になります。いつ解散・総選挙になるかわかりませんが、国による悪政やその防波堤にもなり得ない大阪市に対するノーの意思表示が大切です。
コラム 中之島
【 大阪市労組 第376号-2008年2月10日号より 】
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