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2010年5月20日 (木)

コラム 中之島

▼5月7日、平松市長は生活保護のCWとして採用された任期付職員124人を前に「皆さんが配属される職場には、必ず模範となる素晴らしい先輩がいる。そうした先輩に倣いぜひ頑張ってもらいたい]と激励したという、現場の職員に信頼を寄せた良いあいさつだ

▼しかし、現実はそう甘くはない。素晴らしい先輩が居ないというのではない、先輩は忙しすぎるのだ。この間、経験豊富なベテラン福祉職員の少なくない人たちが、定年を待たずして職場を去っている。成績主義の強まりに嫌気がさし、困難な福祉事務所を支えるのに身も心も限界を感じてのことである

▼従って、CWとして一人前と言われる経験10年以上の職員は職場で数えるほどだ。新任職員は机上の研修だけではなく、日常業務を通じたマンツーマンでの教育が一定期間必要である。民間ではOJTとして定着しているが、今の職場にそんな余裕はない

▼さらに、職員が増えても福祉システムの端末が増えない。大工さんの仕事にノコギリとカナヅチがないのと同じである。平松市長は講話で「現場で様々な困難に直面すると思うが、市全体で皆さんを支える]とも話されたが、すぐに仕事ができるようにしてほしい。また、任期付職員が後輩の見本になれるよう正規職員に任用替すべきだ。

コラム 中之島

【 大阪市労組 第391号-2010年5月20日号より 】

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