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2010年7月 7日 (水)

コラム 中之島

▼つい最近、数年間、外郭団体で仕事をされ、この4月の異動で再び本庁へ配属された方と話す機会があった。その方は、久々に本庁に帰ってきたが以前と比べて職場の雰囲気が重たくなっていると話していた。職場での日常会話が少なくなり職員どうしの連帯が少なくなっていること、頭を下げて出勤する職員が目立つことなどを事例に出しながら、職員に元気がなくなっているからだと思うと話していた

▼職員に元気がないのは、ここ数年、自己評価、成果主義、自己責任と罰則規定など職員をがんじがらめにすることが強化されてきたことと、人員削減による職場の繁忙がこのような職場の雰囲気を作り出している

▼そして要員不足による職場の繁忙はメンタルヘルス不全による病気休職者を生み出し続けている。病気休職の同僚が増えていることを考えれば自己責任だけでは片付けられない職場環境の問題だ

▼2月に公正職務審査委員会で報告されていた健康福祉局でのサービス残業の実態は、市側が管理者としての責任を果たさず、責任を職員に押付けてきた結果の一例だ

▼当局は「経費削減」の成果を宣伝するだけでなく、過度のストレスにさらされている職員の職場実態もきちんと把握し、職員の負担の重さについて、真実を市民に伝える努力をするべきではないか。

コラム 中之島

【 大阪市労組 第393号-2010年7月7日号より 】

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