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2010年8月20日 (金)

コラム 中之島

▼8月に入り辛坊治郎氏が読売テレビを退社するという報道記事をめぐり大阪市役所内部が大いに賑った。辛坊氏や「大阪維新の会」の動きに絡み橋下知事が「大阪市長選に知事を辞めて立候補・・・」との憶測記事がその原因だ

▼今年5月に発刊された「我、知事に敗れたり」という木原啓介前堺市長の著書にも「外れることを願いながら」としながら「大阪都構想」をすすめる橋下知事が市長選挙に立候補するとの予測がなされていた

▼この著書には橋下知事への関西財界の期待の声とともに上山信一氏も登場する。上山氏はご存知のように「市政改革マニフェスト」をまとめあげた中心人物であり、現在は大阪府特別顧問として、橋下知事を補佐する立場である

▼その上山氏が08年3月に「改革の将来像」として「地下鉄の民営化が必須。そして、現在24ある区は、10区ぐらいでいい」と述べていた。さらに、先月には「寿命にきている大阪市というシステム」として「区長は公選にすべきだし区の数は多すぎるから9区に合併すべし。さらに議員の数は45くらい」とも述べている

▼「大阪市役所にはT-800型ターミネーターが随所にいる」として自ら設計した「大阪市改革」を監視しつつ、同時に大阪市解体のシナリオも描いているようだ。

コラム 中之島

【 大阪市労組 第394号-2010年8月20日号より 】

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