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2011年9月 1日 (木)

9月 告知板

9/4 大阪自治労連11秋季闘争勝利学習決起集会
9/7 大阪市対連対市交渉(港区民センター)
9/8 大阪市対連対市交渉(港区民センター)
9/9 大阪自治労連第24回定期大会(~10)
9/11 大阪自治労連保育部会定期大会
9/11 2011年おおさか女性行動
9/15 自治労連近畿ブロック定期総会
9/17 大阪市労組定期大会
9/22 中山裁判(高裁)第1回裁判
9/24 大阪労連市地区協第26回定期総会

9月 告知板

【 大阪市労組 第406号-2011年9月1日号より 】

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安心・安全な街つくりへ 今、自治体の在り方が問われている!

「子どもの命と安全を守る」保育所の防災施策の充実を!

201109011東日本大震災から5か月、大阪でも東南海大地震がここ30年間で起きる確率が60%と、いつ起きてもおかしくない状況にあります。こども青少年局は大阪市危機管理室の参与を講師に保育所のおける防災についての研修を実施、日ごろから準備や対策が必要との指導がありました、しかし、果たして、研修しただけで、子どもたちが守れるでしょうか。

 市労組保育支部は、「もしもの時、子どもたちをどう守るか」と組合員の声を聞くと、保育所のいたるところに危険な個所や不安なことがある実態が出てきました。

  • 非常用滑り台が給食室のすぐ横にあり、火災が出たら使えない。
  • 非常用滑り台は子どもが上がらないように鍵をかけたり、封鎖したままになっている
  • 老朽化で普段でも網戸が落ちてきたり、空きにくいドアがある。
  • 電化製品は老朽化で漏電の心配が今でもある
  • 放送設備が十分使えなかったり、警報機の音が隅の部屋まで聞こえない
  • 逃げる門が1ヵ所しかないので、もしもの時は逃げられない。
  • 津波の時の避難場所がわからない
  • 休日保育は輪番制なので、その保育所の地域実態がわからない保育士では災害の時逃げることはできない。保護者の居場所もわからない

市労組福祉保育支部は直ちに局の責任で防災強化対策を取るように申し入れを行いました。

東日本大震災では「想定外」の地震・津波に「安心・安全神話」は崩れました。「想定外」は今後通用しません。災害に備えた人員配置・施設設備の改善こそ、今緊急の課題です。

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コラム 中之島

▼久しぶりに上山信一氏にスポットを当てたい。大阪府特別顧問として橋下知事の代表的ブレーンとして活躍中だが、昨年上山氏が著した「大阪維新」は市役所内でも相当読まれたことだろう。この本が「大阪維新の会の基本的な思想やこれからの具体的政治指針」として維新の会のホームページには紹介されている

▼3年前に平松市長が「経費削減(素案)」を発表した際、上山氏は自らがとりくんだ「市政改革」を評して次のように語っている。「一言で言うと、もはやもとに戻れない仕組みがビルトインしてある」「大阪市役所は、改革の持続装置を自らはずすことはできない。大阪府庁では、アムロが率いるガンダムが大活躍だが、大阪市役所にはT-800型ターミネーターが随所にいるのだ」と勝ち誇った

▼そして現在を迎え、「経費削減」による効果は着実に表れてきている。職員は大幅に減少する一方で低賃金の非正規職員が大幅に増えた。市民サービスは削られ「差押え」件数も急増した。当然市民の批判が平松市政に向けられるとともに、橋下知事の支持を増やす結果となっていることは皮肉としか言いようがない。「独裁」を好む知事との市民・職員いじめの下向きの競争は止めて、市民生活の向上に努める大阪市役所をめざそうではないか。

コラム 中之島

【 大阪市労組 第406号-2011年9月1日号より 】

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核兵器のない平和で公正な世界のために ~原水爆禁止2011年世界大会・長崎大会に代表派遣~

Mさん(住吉区役所)からのレポート

「明日のマクドのメニュー何にしよう?」長崎原水禁世界大会参加の前日、私の頭の中は新幹線の出発1時間前の「朝マック」計画でいっぱいだった。3日間の自分だけの時間を貪るべく本を買いこみ、7年ぶりに再会を約束した長崎の親友との時間に思いを馳せ、組合から参加するという使命はほんの心の片隅にしかなかった(みなさんごめんなさい)。

201109012sそもそも原水禁大会への参加を決めたのは、6歳の息子が七夕の短冊に「戦争をしないでください」と書いたため、息子と行けたらと思い手を挙げたが、当の息子に嫌がられ一人で行くことに。ちなみに3歳の娘の短冊には「お父さんがかしこくなりますように。」とあった・・・。

総会は人・人・人!7800人が参加したらしい。運よく座れたが、通路や階段に座る人、立ち見もありで人だらけ。この人たちがみんな「核廃絶」の思いでつながっているなんて、2階席だった私は「きっとここから飛び降りても誰か受け止めてくれるよな」と妙な安心感があり、やってみたい衝動にかられた。

長崎市長は「福島で『原子力は安全』という神話が壊れたのだから、『核兵器は抑止力になり、絶対に使われない』という神話もいつか壊れる。原発を廃止すると『雇用がなくなる』と言うが、廃止したドイツでは自然エネルギー関連で7倍の雇用を生んでいる。日本も原発を全て自然エネルギーに変換したら何10倍の雇用を生む」と発言。しかし、メディアはこの大雨で水力発電がダメになったとか、火力発電所のタービンがだめになったとかネガティブキャンペーンばかりで、それは原子力にお金はかけても自然エネルギーへはお金をかけてないからでは?と素人の私は思うのだが、そろそろこの国も人と自然にお金をかけてもいいんじゃないかと思うのだが。

2日目は、パネル討論「原発・エネルギー問題」に参加。日本共産党の吉井議員のファンというだけで選んだ分科会であるが、ここも人・人・人で急きょ席が増設されたが、立ち見が出ていた。

吉井議員は「地震・津波は自然災害だが、福島原発は人災である。原発は、原発利益共同体である財界とゼネコンと電力会社が三位一体となって利権を独占しているため、自然エネルギーへの転換を困難にしている。原発を全て廃止しても、1000キロ平米の太陽光発電設備で同じ電力を供給できる。ちなみに1000キロ平米とは、在日米軍基地の面積とほぼ一致する」とニヤリ!。核エネルギーの有効利用を提案していた元原子力研究所所長の話とか、吉井議員の前に色あせてしまい、ほとんど覚えていない。

201109013s この3日間に、京都五山の送り火において、被災地松の使用が放射能を懸念する数十件のメールによって中止され、守口新市長が維新の会から選出された。京都府263万人のうちの数十件の反対メールによって、被爆していないと確認されていても被災松は使用されず、実績がなくても、公務員を虫けら扱いするだけで過激な提案をする維新の会が躍進する。それなのに、全国から集まった7800人の「核廃絶」の声はなかなか届かない。それが3日目の閉会式においても冷めない参加者の熱い思いを体現して、余計に口惜しく思った。

今回の原水爆世界大会への参加費をカンパしていただいたみなさん、ありがとうございました。

核兵器のない平和で公正な世界のために ~原水爆禁止2011年世界大会・長崎大会に代表派遣~

【 大阪市労組 第406号-2011年9月1日号より 】

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「大阪維新の会」の職員基本条例案の概要発表にあたって(談話)

2011年8月30日

「大阪維新の会」の職員基本条例案の
概要発表にあたって(談話)

大阪市役所労働組合書記長 田所賢治

橋下知事が率いる「大阪維新の会」は8月22日に「職員基本条例案」と「教育基本条例案」の概要を発表し、大阪府議会、大阪市議会の9月議会に条例案を提出することを表明している。

発表された「職員基本条例案」の内容は、地方自治体の幹部の登用は、準特別職を創設し、首長の政策に賛同する有能な人材を任期付職員で公募するとし、一般職員には、すでに導入されている人事評価制度を厳格化し成績下位職員の明確化を行うことで2年連続での下位職員に対してと職務命令に違反した職員への分限免職の適用を行うことと、職制や定数の改廃や予算の減少によって過剰となった職員を免職させることを条例化することを明確化するとしている。

この条例案の内容が実施されれば首長と一部幹部を特権化させることで、地方自治体でのトップダウンによる支配を強化し、特権官僚の指示命令に反する職員に対して処分を行い、職員支配を強化するものである。まさしく物言えぬ職場づくりにつながる危険性を持つものであり、合理的な理由がなければ解雇できないという労働法の考え方も無視したものであると言わざるをえない。

大阪市においては、昨年、市労組は批判してきたにもかかわらず「服務規律のプログラム」「分限免職の指針」が職員に示され、すでに実施されている。内容は今回発表された「大阪維新の会」の「職員基本条例」と同趣旨のものが記載されており、条例化による明確化がされていないだけである。

今、橋下知事の辞職によりダブル選挙がすすめられようとしていることを考慮するならば、今回の「大阪維新の会」の行為は選挙目当てのパーフォーマンスとしか考えられないものである。明らかに公務員の賃金、人員削減等をすすめれば支持が増えるという「公務員攻撃」を利用したものである。

日本国憲法は二度と侵略戦争や人権侵害を繰り返さないために、公務員を全体の奉仕者とし、憲法尊重・擁護の義務を課しており、公務員は憲法の立場で住民の命・財産を守ることを職責としている。そのために現行の身分保障が存在しているのである。この身分保障は、選挙により交替することが前提の首長による恣意的な処分や免職の横行により、行政の大前提である政治的中立性と行政の安定性・継続性が損なわれることを防ぐための規定であり、行政の原則を守るものである。そして、一部の権力者のために働くものであってはならないことを規定している。

「大阪維新の会」の「職員基本条例案」は、大阪都構想の柱である財界の要望に沿った交通インフラなどの大規模開発路線を批判する職員に対して処分を加えることを可能とするものであり、市民の願いである福祉・医療・教育などの施策を充実させるために奮闘している職員の働きがいを奪い取るものである。

いま地方自治体の首長に求められているのは、日々、市民の生活と健康を守るために働く職員に対して働きやすい職場環境を提供することである。

以上のことから大阪市役所労働組合は、「大阪維新の会」に対して、「条例案」の議会への提案をやめるよう強く求めるものである。

「大阪維新の会」の職員基本条例案の概要発表にあたって(談話)

【 大阪市労組 第406号-2011年9月1日号より 】

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市労組レーダー

○「君が代」強制と「処分条例」を許さない府民集会

 「学校に強制はなじまない」(毎日新聞)「政治は教育に口を出すべきじゃない」(野中広務元自民党幹事長)など、「君が代」強制条例に厳しい批判が起こっています。しかし、橋下知事は、9月府議会に「処分条例」まで出すと言っています。憲法と教育本来のあり方を踏みにじる「君が代」強制と「処分条例」に反対の声をあげましょう。

●日時 9月6日(火)午後6時30分~
●会場 エル・おおさか大ホール

●内容
  講演;堀尾輝久さん(東京大学名誉教授、元日本教育学界会長) 
  各界からのあいさつ、リレートークなど

●主催
  子どもと教育・文化を守る大阪府民会議/
  憲法改悪阻止大阪府各界連絡会議/自由法曹団大阪支部/
  民主法律協会/日本国民救援会大阪府本部/
  全大阪労働組合総連合/大阪教職員組合


○大阪自治研集会第22回男女平等分科会
 東日本大震災はみんなの問題 街づくりに女性の参画を
 ―大阪府の役割ってなぁに?―

 安心して暮らせる街づくりを女性の視点で考えてみましょう。

●日時 9月7日(水)午後6時45分~
●会場 大阪グリーン会館・2階ホール

●内容
  被災地の報告 吉田澄世さん(保健師)
  大阪府の状況 小谷みすずさん(前府会議員)

●参加費 500円(資料代)
●主催 大阪自治研集会男女平等政策部会
    (TEL 06-6354-7201)


○非常勤職員なんでもしゃべり場

 非常勤嘱託の保育士さん・福祉職員さん!!雇用継続や更新手続きなどで不安や不満はありませんか?暮らしのこと、みんなで懇談、みんなで相談、みんなでしゃべってみましょう。

●日時 9月9日(金)午後6時45分~
●会場 大阪グリーン会館・2階ホール
●主催 大阪市公労


○歴史に学び、歴史をつくる
 第10回役員セミナー

 くらし、雇用、いのち、震災復興・・・・いま本質を見抜く力を
 組合役員だからできること

●日時 9月17日(土)13:30~18日(日)12:00
●場所 奈良県社会教育センター「かつらぎの森」

●日程
   1日目
    基調講演
      「いま本質を見抜く力を」
      講師;槙野理啓さん(関西勤労教講師)
    分散会
   2日目
    分散会・全体会

●参加費 13,000円(全日程・1泊2食)
●共催 大阪労連・関西勤労者教育協会
※詳しくは、本部事務局まで

大阪市労組定期大会
9月17日(土)午前9時30分~
大阪グリーン会館大ホール
※各支部は代議員の選出を

市労組レーダー

【 大阪市労組 第406号-2011年9月1日号より 】

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