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2011年9月 1日 (木)

コラム 中之島

▼久しぶりに上山信一氏にスポットを当てたい。大阪府特別顧問として橋下知事の代表的ブレーンとして活躍中だが、昨年上山氏が著した「大阪維新」は市役所内でも相当読まれたことだろう。この本が「大阪維新の会の基本的な思想やこれからの具体的政治指針」として維新の会のホームページには紹介されている

▼3年前に平松市長が「経費削減(素案)」を発表した際、上山氏は自らがとりくんだ「市政改革」を評して次のように語っている。「一言で言うと、もはやもとに戻れない仕組みがビルトインしてある」「大阪市役所は、改革の持続装置を自らはずすことはできない。大阪府庁では、アムロが率いるガンダムが大活躍だが、大阪市役所にはT-800型ターミネーターが随所にいるのだ」と勝ち誇った

▼そして現在を迎え、「経費削減」による効果は着実に表れてきている。職員は大幅に減少する一方で低賃金の非正規職員が大幅に増えた。市民サービスは削られ「差押え」件数も急増した。当然市民の批判が平松市政に向けられるとともに、橋下知事の支持を増やす結果となっていることは皮肉としか言いようがない。「独裁」を好む知事との市民・職員いじめの下向きの競争は止めて、市民生活の向上に努める大阪市役所をめざそうではないか。

コラム 中之島

【 大阪市労組 第406号-2011年9月1日号より 】

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