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2011年10月12日 (水)

大阪市元保育士中山淑恵さんの過労死認定裁判 次回高裁で証人尋問へ

大阪市元保育士中山淑恵さんが16年前、万領保育所で仕事中にクモ膜下出血を発症して亡くなられたことを公務上であると闘ってきた裁判が9月22日大阪高裁で行われました。

裁判の争点は、淑恵さんのクモ膜下出血発症は、重度の頚肩腕障害に罹患しつつ、職場では病欠者が相次いだため、淑恵さんは検査入院を先送りにし疲弊しきった身体で仕事をしたことが、動脈瘤に負荷がかかり破裂したという原告中山側の主張を認めなかった地裁の判決を不当とした原告中山側の主張が認められるかどうかです。

9月22日の高裁では、新宮医師(脳神経外科・地裁で動脈瘤破裂について意見書を提出していただいた)と原告中山さんの証人尋問が認められ、11月29日午後2時から裁判が行われます。

特殊検診で「C判定(要治療)」された状態で仕事を続けているのは大阪市しかありません。他市では、治療に専念できるよう局の責任で指導することを労使の中で約束が取り交わしされていたり、特殊検診で医療機関での精密検査が位置づけられています。しかし、大阪市は「C判定」になっても局から、本人の体調についての聞き取りもなければ、労働安全衛生の職場責任者である所長にC判定者を知らせることはありません。自己責任を押しつけたままで、何のための特殊検診かわかりません。

保育の現場は目の前の子どもの命を安全を守るという心身共に張りつめた状態で仕事をします。人員削減の中で非正規保育士も増え、身体が一番しんどい時に休める条件はありません。今回の証人尋問で保育士の頚肩腕障害がどれだけ身体を蝕み、動脈瘤や心身に負荷がかかるかを医学的に証明できることを期待し、頚肩腕障害で苦しむ保育士が安心して治療に専念できる条件が改善されることを期待しています。

大阪市元保育士中山淑恵さんの過労死認定裁判 次回高裁で証人尋問へ

【 大阪市労組 第407号-2011年10月12日号より 】

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