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2011年11月16日 (水)

3級試験は不透明な所属推薦をなくし全員対象に!!そして誰でもが3級に昇格できる制度への検討をすすめよう

2011111602 3級昇格試験の所属推薦の時期となり、対象者は、推薦されるのか、推薦された場合、後の受験勉強が大変、などの不安を募らせていると思います。市労組は対象者への負担を軽減させ、誰でもが3級へ昇格できる制度の確立にむけて当局に対して提案を行っています。

係員の昇格なのになぜ試験

大阪市では、行政職2級→3級への昇格に試験制度が導入されています。試験を受ける要件は <1>行政職2級の在級が6年以上、<2>所属の推薦が必要の2点です。市労組は、<1>試験制度の廃止 <2>試験制度導入なら所属推薦ではなく対象者全員が試験を受けられるようにする。この2点を当局に対して改善するように交渉していますが、残念ながら今のところ改善はされていません。

推薦基準がないブラックボックス

平成19年に行なわれた「給与構造改革」により、行政職2級の係員は、3級に昇格するには、所属推薦と試験合格というハードルが設定されています。

この所属推薦には、各所属から対象者の約3割が推薦されていますが、推薦基準がないブラックボックスとなっています。「対象のはずなのに、いつ推薦してくれるの?」との不満の声が上がっています。

また、所属推薦後の昇格試験では、合格枠が約7割程度となっていることから受験者の全員が合格とはなりません。このため一度の試験で合格することができずに2度目、3度目の受験にトライしなければならない対象者が増えています。

しかし、対象者が多いために一度不合格となった者に対してペナルティーを科すことで推薦を控える所属も存在するなど、ブラックボックスとなっている所属の推薦基準への不満の声も聞こえてきています。

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大きな負担となる受験勉強

また、受験対象者の年齢層は子育て世代が多く、職場では試験勉強できるような雰囲気も余裕もなく、職員削減により繁忙化した職場での仕事を終えてから家庭で子育ての合間を見ての受験勉強は大きな負担となっています。

また、試験が日曜日に行われることや会場までの交通費も実費となっているのも大きな負担となっています。

試験をしなくても誰でもが昇格できる制度に

平成21~23年度の推薦対象者数と合格者数は、経過措置を設けていた平成21年度以前のような増加傾向ではなく推薦対象者数は1624人~1672人、合格者数は392人~468人と毎年同じ人数で推移していますので、合格率(合格者数/推薦対象者数)もほぼ同率の24~28%で推移しています。また、今後は新規採用者の抑制を続けていたことから対象者が減少していく傾向にあると考えられます。

このように毎年の推薦対象者数も合格者数もほぼ同数であり、合格率も同率で推移していることを考慮すれば、採用年次順での昇格させる制度でも矛盾は起こらず全員が3級へ昇格できることになります

推薦する所属も推薦される対象者も納得できる制度に

試験制度が続く限り、このままでは2級で据え置かれたままとなる職員や、4月から、行政職給料表3級の最高号給からの20号給カットが経過処置期間を持ちながら実施されていることから3級に昇格しても頭打ちになる職員がでてきます。

職員のモチベーションを高めるためには、職員の生活と公平性を考慮した3級昇格基準の改善検討が必要です。

○昨年の受験者からの声

昨年の秋に所属より推薦を受け試験を受けることになりました。私自身3級への昇格に試験制度が導入されるという話が出た時からずっとこの制度に反対しており、そんな自分がその試験を受けることに違和感がありました。

試験内容は<1>択一試験(5択)30問 <2>論文 <3>面接 <4>人事評価の点数の4つの総合点により合否が決まるというものです。

この択一試験での資料は厚さ10センチはあろうかという莫大な資料から出されるというもので、私が関わっている仕事とはほとんど関わらない中身が多く、とても中身を見る気にはなりません。仕事中にはもちろん勉強できないし、家に帰ってもやることは山ほどあります。

私もそうですがこの3級の試験を受ける年齢層は子育て層が多く、そんな人たちからすれば家での勉強はかなりの負担です。

 結局私自身はその資料はほとんど見ませんでした。なぜ係員(2級)⇒係員(3級)になるのに試験を受けなければならないのかがまったく理解できず、やる気も起きませんでした。多くの自治体で導入されている係員(3級)⇒係長級(4級)になるのに試験があるのはまだ理解できます。

3級試験は不透明な所属推薦をなくし全員対象に!!そして誰でもが3級に昇格できる制度への検討をすすめよう

【 大阪市労組 第408号-2011年11月16日号より 】

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コメント

勤務中に勉強 できないから  家庭は忙しいから・・・
世の中 そんなことは 当たり前
いやなら やめろ

投稿: | 2012年1月 4日 (水) 17時59分

係長に自動的になれる事が当然と信じていることは理解できません。そもそも毎年給与が上がるのも変です。
毎年、試験をして能力が上がったかどうかチェックする必要があり、能力が下がれば給与も地位も下げるべきで、組合の考えは撤回して下さい。

投稿: 水戸義雄 | 2012年1月 5日 (木) 10時24分

昇級試験の実態つまらんことだね!暗いぎすぎすした環境が連想します。なぜ、そこまで労働者がいじめられるのか?ゆるせない。基本は人間は社会的動物なの。平等に優しく助け合いが大切だろう。「頭」のよい橋下市長や金持ちの考える事は常に弱者を、乾いた雑巾を縛るがごとく痛めつけることしかない。今後「民意」を盾に更に強行になってくるのかね。
民主的に選出されたヒットラーを思い出す。日の丸、君が代を踏み絵に新たな首切り、徹底した合理化が予想されます。屈辱的な「謝罪」を乗り越え質の高い労働組合を建設して下さい。彼らは強くは見えるが一ヶ所崩れれば致命的になりかねない弱点をはらんでいます。それは、高い失業率、増税、社会不安をしりめに不退転の決意で臨んでいるんです。組織された労働側の最前線にいる事を自覚して下さい。つまり大変な追い風をうけているんです。後退しても強くはなることはできます。
じっくりと資本論の学習でもしたらいかがですか。

投稿: 佐藤清蔵 | 2012年1月 5日 (木) 22時45分

民間企業では、所属推薦は当たり前です。
それを問題として、当局に要求する市労組の方が問題ではないでしょうか?
努力もしない人の給料を上げる事は、“平等という名の不公平となり、正直者が馬鹿を見る事になります”ので、職場のモラル維持のためにも絶対に避けるべきです。
所属推薦がもらえないなら、貰えるように日頃から勤勉で前向きな姿勢で仕事に励むように、私の所属した民間労組と同じように市労組幹部から教育すべきではないでしょうか。
そういった、地道な努力をしない限り組合員のモチベーションは向上しませんし、真面目に働く他の組合員まで“シロアリ組合員”と見られてしまい迷惑します。

投稿: | 2012年1月21日 (土) 00時05分

>民間企業では、所属推薦は当たり前です。

橋下市長は「推薦なんかじゃなく受けたい人は全員受けさせ合格者を絞ればいい」というような発言をしている。
民間の感覚を持つと言われる改革派市長は所属推薦を良しとしてないけど???

投稿: | 2012年3月15日 (木) 21時30分

試験一か月前から毎日(夜11時から)1時間程度勉強したら
普通に8割は正解できる程度の試験。
そもそも受験者の6~7割も合格するのは、推薦制があったからこそ。

不合格なら、推薦されなかった人に申し訳ないと思うぐらいじゃないと。

投稿: | 2012年5月19日 (土) 20時18分

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