5時間もかけて大阪の街をゆっくり見学 大阪マラソンに参加して ~本庁支部計画分会 田村重敏~
10月30日(日)大阪マラソン大会に出場しました。順位は26175人中(完走率は96%)12656位で中位以上の完走を果しました。
本大会3つのハードルがあった。一つ目のハードルは募集定員に当選することである。募集定員28000人対し15万人の応募で5倍の競争率であった。みごとに当選する。職場の周りのランナーから羨ましがられる。
二つ目のハードルは当日の人との挑戦である。時間内にスタート地点に到着できるかだ。3万人は中途半端ではない。スタートは府庁前、ゴールは南港のインテックス前である。このスタートの整列位置まで時間内に到着するのが大変なのだ。私はJR森ノ宮駅で降り大阪城内の荷物の預かり場所に向かうのだが長蛇の列である。人をかき分け荷物の預かり場所に着き、そこからランナーエリアへひた走り、ようやく制限時間ぎりぎりでたどり着く。
3つ目のハードルは制限時間内に完走できるかである。練習さえしておれば、誰でも完走ができきる。マラソン大会出場当選から数カ月あったが、実際練習は9月・10月ぐらいであった。10月は190㎞ぐらい走り、ゆっくりなら完走できると自信をもって参加する。
橋下知事と平松市長の挨拶を聞き、ちょっと白けるが我慢しながら、府庁前をスタートする。スタートのピストルが鳴ってスタートラインを幸いにも5分ぐらいの遅れで超えることができた。沿道も応援の観衆の人人である。下味原で角元さんの応援をうけるはずが、人が多すぎて分からずじまい。千日前通りを難波に向かう上六の交差点からの眺めは圧巻だった。前も後ろもランナーで一杯で道路もみえない。千日前の後、難波から御堂筋を北上するのであるが沿道も人盛り、私は御堂筋のど真ん中を走っていく。実に気持ちがいい。中之島や西成消防署、住之江区の北加賀谷で私の応援団が声援を送ってくれるはずであったが、人が多すぎて結局最後まで分からないままであった。
これまでのマラソン人生の中でこれだけゆっくりと走ったのは初めてであるが、これも悪くない。少し気温は高めだったが曇り空で比較的に走りやすかった。住之江区に入るころから雨がポツポツきたが、幸いに大雨にタタラレルことなくゴールすることができた。
沿道はどこも応援の人でいっぱいで走りやすかったが、残り5㎞ぐらいから工業地帯に入るため、最も苦しい時点で沿道の応援が少なくなったことが残念である。次の大会はコースの変更をお願いしたい。
大阪市内の42.195kmを車ではなく道路の真ん中を走りながら、ゆっくり眺めることができた。大阪へ出てきて40年近くなるが5時間もかけて大阪の街を見学するなど初めてであり、いい経験になった。
そして、本大会が、真に市民・府民のものとなり、大阪に元気を取り戻し、含羞都市大阪をめざす一行事になることを願う。
5時間もかけて大阪の街をゆっくり見学 大阪マラソンに参加して ~本庁支部計画分会 田村重敏~
【 大阪市労組 第408号-2011年11月16日号より 】
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