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2012年6月22日 (金)

職員はもとより「市民イジメ」の市役所つくりを狙う 「労使関係」「政治活動規制」「給与制度改悪」条例案は撤回を!

橋下市長は暴走をやめ、憲法と国際ルールを守れ!

 橋下市長が7月議会に提案しようとしている「労使関係」「職員の政治活動規制」「給与制度改悪」など、いずれの条例案も憲法や地方自治法、地方公務員法に抵触る違法な内容が含まれています。またILO条約にも違反しており、とても条例提案ができる代物ではありません。私たちは撤回を要求します。

「違法」との政府答弁書に悪乗りし、政治活動に「懲戒解雇」を盛り込む

20120622 職員の政治活動を規制し、国家公務員並みの罰則を設けることに対しては、政府が「違法」との見解を出しました。しかし、橋下市長はこの答弁書に「職員の政治的行為の制限の違反に対しては、懲戒処分により地方公務員たる地位から排除することをもって足る」との見解が付されていることに食いつき、政治活動を懲戒解雇につなげる条例を提案すると表明しています。しかも、集会・結社の自由や表現の自由の規制をするような重大な問題が含まれています。職員や労働組合に対して、今に至るも何の説明もされていません。内容がファッショ的なら手続きもファッショ的な対応です。

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コラム 中之島

▼6月の台風上陸は8年ぶり。地球温暖化の影響で天地は荒れ、地震・豪雨・竜巻と猛威をふるい、今まで築いてきた文化、生活、人命までも一瞬の間に奪っていく。自然との共存でなく、無謀な開発で切り裂いてきた人間に天地が怒りの拳をあげているのかもしれない

▼国政も市政も同じ道を歩んでいる。先人たちが築いてきた人間らしく生きる最低限度の文化的生活を根こそぎ崩壊させ、内心の自由さえ奪う改悪が押し寄せている

▼生活保護受給者へのバッシング、最低基準の切り下げ、弱者を攻撃して、排除しても何も生まれない。取り返しのつかない状態になる前に立ち上がる事でしか何かは生まれない

▼「原発をなくしたい」とインターネットのツイッターを使った首相官邸前抗議行動が大きなうねりに成長し、ネットの口コミで6月15日には1万2000人が官邸前を埋め尽くした。自分にもできる事があると立ち上がりはじめている。1万人の参加者に勇気をもらった。あきらめずにたたかい続けると参加者の声

▼ツイッターはストレス解消と悪態をついた市長もいたが、多くの国民、市民は「何かしないと」との危機感を感じているはず。たたかいの渦に勇気を出して参加すれば、きっと前に進む。やまない雨はないから・・・

▼つぶやきから行動へ、一人から集団へ、そんな合言葉はどうだろう?

コラム 中之島

【 大阪市労組 第414号-2012年6月22日号より 】

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「大阪市労使関係に関する条例案」への市側回答

大阪市労使関係に関する条例案について市労組連として、条文中の以下の字句の内容・概念について、具体的に説明を求める。説明回答は文書回答されたい。

大阪市労使関係に関する条例案:

第1 条 労働組合との交渉となる対象範囲、内容公表等の事項を定め、適正かつ健全な労使関係の確保を図る。
第8 条(下段参照)
第12 条(下段参照)

市労組連の質問:

第1 条、第8 条、第12 条「適正かつ健全な労使関係」とは何か。

大阪市人事室の回答:

 この間の労使関係に関する調査によって、明らかとなったような勤務時間内の組合活動や、ヤミ便宜供与、人事異動への介入等の実態が解消され、市政に対する市民の信頼が確保された状態であり、法令等に則った労使間ルールが適正に履行されている状態をいう。

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