月額臨時任用保育士の雇用を守る声をひろげて下さい ~臨時月額任用保育士の雇用の確保を求めて要求書提出~
2012年11月12日
こども青少年局長 内本 美奈子 様
大阪市役所労働組合
福祉保育支部
支部長 笠井みゆき
臨時的任用保育士の雇用を確保するための要求書
大阪市は11月2日の5時半すぎに、所長を通じて、平成25 年4 月から臨時的任用保育士の任用をおこなわないことを臨時的任用保育士本人に伝えてきました。
突然の発表に臨時的任用保育士からは、「長年働き続けてきたので、引き続き働けると期待していたのに突然継続しない言われたことに腹が立つ。」「厳しい労働条件で障がい児保育に携わってきたのに、こんな切り捨ては許されへん」「任期付職員の試験をすすめられたけれど、勉強もしていないのに今さら試験なんて!」など驚きと将来への雇用不安の声があがっています。
大阪市の公立保育所では長年に渡り、多様な障がい児を受け入れ保育実践を積み重ねてきました。障がい児保育では、障害に対する専門的な知識、保護者や他機関との連携、一人ひとりに見合ったきめ細かな指導計画や保育準備、クラス担任間の連携など、きめ細やかな対応が必要です。本来は正規職員で対応するべきところを大阪市では、長年に渡り、厳しい労働条件の臨時的任用保育士が担ってきました。一人ひとり丁寧に向き合い関わって支援してきたこの障がい児保育のノウハウは、大阪市の障がい児保育の実績につながってきています。
障がい児保育の事業は恒常的にあり終わったわけではないのに、今回このように局の都合で、臨時的任用保育士の任用をおこなわないというひどいやり方は、臨時的任用保育士の保育の実績を否定するもので、解雇通告といっても過言ではありません。
臨時的任用保育士の任用をおこなわないことについて何の説明も協議も行われていません。臨時的任用保育士の任用は平成4 年度から始まりました。長い人では、初年度から20 年に渡って毎年継続して勤務してきた実績があり、当然引き続いての雇用を期待しています。
今回のことは期待権を侵害するものであると抗議し、雇用の確保を求めます。
記
1.現在雇用している臨時的任用保育士の雇用を確保すること。
約20年も繰り返し雇っておいて、来年も雇用してくれると思っていたのに・・・突然の解雇なんて!
(*) 雇用に対する期待権って?
東京中野区 非常勤保育士の「雇い止め」裁判では、04 年3月末に全園の非常勤保育士28 名を雇い止めしたことに対し東京公務公共一般の組合員4 名が裁判に訴えたところ、高裁は、再任用されるとの「期待権」を侵害したことが認められました。期待権侵害に対する慰謝料金額として報酬1年分に相当する金額が相当であるとの判決を下しています。
月額臨時任用保育士の雇用を守る声をひろげて下さい ~臨時月額任用保育士の雇用の確保を求めて要求書提出~
【 大阪市労組 号外-2012年11月14日号より 】
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コメント
偽装結婚で結婚休暇、出勤率5割で給料ほぼ全額…大阪市職員のバラ色公務員生活
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121127/waf12112708010000-n1.htm
市側がどうやら橋下がどうやら言う前に、自らの腐りっぷりに目を向けんかい!自浄してから出直せ!
今のお前らがどんな主張をしても、完全に日本国民の敵!
投稿: | 2012年11月29日 (木) 01時57分
「勉強もしてきてないのに、すぐに試験なんて」とありますが、とにかく努力すべきと思います。
努力もせずに、雇用を継続しろでは虫が良すぎませんか?
市側も、問題があると思っているから、臨時的任用保育士を篩いに掛けて、市民に対し有益な人材を確保しようとしていると思います。
通常この様な場合、勤務態度等で順位付けを行います。
日頃から前向きに努力している人は、試験結果+総合評価で救われるのではないでしょうか?
日頃の努力を怠って来た人は、税金の無駄遣いですので、早く他の仕事を探す事をお勧めします。
投稿: | 2012年12月 3日 (月) 21時07分
公務員を悪く言うことで当選した独裁者に、市民の皆さんが
洗脳されている現状。
投稿: | 2012年12月 7日 (金) 23時09分
洗脳?!ワッハッハ!何を今更・・・。
市民は何十年も前から公務員組合の異常さをよ~く知っていますよ!あなた達の頭の悪さ、ズルさをね!
投稿: | 2012年12月 9日 (日) 01時04分
>日頃から前向きに努力している人は、試験結果>+総合評価で救われるのではないでしょうか
ほんとに、こうだといいのですが・・・長年正規同様の仕事量で低賃金で働いていた月額臨任さんが雇い止めに合うのは、ほんと酷い対応だと思います。
>市民に対し有益な人材を確保しようとしていると>思います。
今回の月額臨時任用の雇い止めや3年前の非常勤保育士の雇い止めが市側のどういう意図で行われたのか判りませんが・・
迷走する局の政策によって、優秀な保育士さんが試験を受けず、どんどん他都市や民間に移っていったのを見ています。
もちろん今回も・・・
そして、不必要な雇い止めによって、現場はしょっちゅう職員不足になるのです。
投稿: | 2012年12月 9日 (日) 22時58分
大阪市も民間企業と同じように収入(税収)が減り、財務体質の悪化で苦しんでいるのではないでしょうか。カラッポのお財布からはお金は出てきません。市労組の皆様も民間企業の社員と同じように危機意識を高め、これまで以上の努力で職員不足をカバーするべきだと思います。
そんなの嫌だ!我慢できない!と仰るなら、退職すれば良いと思います。
きつい言い方だと思いますが、今は大不況・・・皆様達の替わりは沢山いるように思えます・・・。
思いつくままに書きました、お気を悪くされましたら申し訳御座いません。
投稿: | 2012年12月11日 (火) 01時47分
そうですね。例え、社会福祉、医療、教育の分野であっても、予算を大幅に削減され、人員削減されるのは今の情勢では仕方がないのでしょうね。それによって子どもや弱者の市民に手がかけられず、しわ寄せがかかってもしょうがないのでしょうね。
空っぽの財布ですものね。
投稿: | 2012年12月13日 (木) 11時37分
公務員の年収(変な手当て等全部込み)を民間企業の平均(大手中小零細全部ひっくるめた)まで下げれば全部解決!半分位になるだろうけどね!
ロクな仕事もしてないんだからそれで充分だろ!
投稿: | 2012年12月13日 (木) 17時44分
『市労組の皆様も民間企業の社員と同じように危機意識を高め、これまで以上の努力で職員不足をカバーするべきだと思います。』の意見に賛成です。
民間企業は、常に他社or海外との競争のため、日々会社方針の目標達成のため改善努力をしています。
大阪市労組の人達も、“文句だけ言って、何も改善努力もしない”体質を改めるべきと思います。
もし、本当に“非常勤保育士”さん達が気の毒と思うなら、『自分達の年収を、大阪市勤労納税者平均まで下げても構わないから、浮いた資金で非常勤保育士の雇用継続をお願いします』と市当局に申し入れたら如何ですか?
自分達の血も流さない&改善努力もせずに、雇用確保だけ要求するのでは、ますます市民から“腐った市労組&シロアリ市労組”と見られるだけですヨ。
投稿: | 2012年12月25日 (火) 23時16分