公立保育所・幼稚園をなくさないで!保護者の切実な願いを込めた陳情書と署名17,683筆を市議会に提出
市労組は「大阪市の保育を充実させる会」と連帯して、5月から「公立保育所・幼稚園の民営化計画の白紙撤回を求める陳情」署名に取り組んできました。すべての公立保育所と約半数の公立幼稚園の門前で署名をつけてビラ配布するとともに、民営化が提案された地域での保護者交流会や駅前での宣伝など、猛暑の中で汗だくになりながら署名を集めてきました。
ビラを見た保護者から「大好きな保育所を守ってほしい」とメッセージをつけて署名が届いたり、たった一人スーパー前で署名を訴えたお母さんもいました。廃止が提案された幼稚園では地域からの反対の声も多く、町会ぐるみでの反対運動に広がっている地域もあります。
公立保育所・幼稚園は市が直接責任を持つ施設として、地域のセーフティネットの役割をはたしてきました。家庭支援の必要な子どもたちや障がいを持った子どもたちも多く受け入れてきました。ある公立幼稚園(廃園予定)の保護者は「区内のすべての私立幼稚園に入園を断られたが、市立の先生に支えられて子どもが成長してきた。障がいを持っている子どもたちも同じ大阪市民、学ぶ場所の選択を奪わないで」と訴えています。
また、「公立保育所の民間移管」の説明会に参加した保護者は「民間移管されると手紙で知らされ説明会に参加しました。引継ぎはたった3カ月しかないことがとっても不安でした。市に質問しても『大丈夫です』ばかり繰り返して、大丈夫の基準がさっぱりわかりませんでした。説明会は保護者の意見を聞く場ではなく、一方的に民営化を突きつける場でした」と怒りを大きくしています。
地域の運動と要求で市が責任を持って建設してきた公立保育所・幼稚園を保護者や地域の納得も得られないまま拙速に廃止・民営化することが市民の民意に応える施策でしょうか。
市労組は引き続き、保護者や地域の声に寄り添って公立保育所・幼稚園の存続と充実を求めていきます。
また、公立保育所・幼稚園の果たす役割は大阪市にとっても大きいものがあると考えています。
公立保育所・幼稚園をなくさないで!保護者の切実な願いを込めた陳情書と署名17,683筆を市議会に提出
【 大阪市労組 第425号-2013年9月25日号より 】
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