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2015年2月26日 (木)

市立保育所の存立基盤を崩し、全保育所「民営化」の布石 保育士給与大改悪を許すな!

 大阪維新の会は、「保育所を民営化すれば年間80億円の削減効果」と今でも宣伝しています。一方、大阪市は「セーフティネットとして公立保育所の必要性」を掲げていますが、今回の保育士給与大改悪提案は大阪維新の会の方針にそって公立保育所つぶしに直結するものです

地方公務員法に照らし違法な提案!

 地方公務員法第24条には、職員の賃金は①生計費、②国や他都市の職員の賃金、③民間の賃金を参考にして、賃金を決めると規定しています。今回の提案は③の「民間の賃金」のみを唯一の根拠にしたもので明らかに違法です。しかも、民間保育所の労働条件の劣悪さが社会問題となり、その改善が求められる中で劣悪な水準に合わせに行くという逆行した提案なのです。

 地公法は条例より上位の法律であり、条例を根拠にした違法行為は許されません。

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「保育士が全国で不足、処遇の改善が必要」(こども青少年局)

 こども青少年局は「全国的に保育士が不足しており、処遇の改善が必要」「大阪市としてもとりくむ」との認識を表明しています。しかし、今回の提案はその表明と明らかに矛盾しています。
 市民にとって何が大切なのか真摯に再検討すべきです。

保育士の「欠員」を子どもの入所定数削減でゴマカス大阪市

 橋下市長の民営化方針を前提に保育士は正規職員を採用せず、任期付保育士の採用で対応してきました。労働条件の劣悪さから応募者が毎年不足し、4月初めの時点で多くの保育所で欠員が生じてきました。それを、子どもの入所定数を減らして対応していることが明らかになりました。
 保育士不足のために待機児童をさらに増やし、市民へのしわ寄せにつながっています。

市会で、公立保育所の重要性を認める判断を!

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 市当局は、すべての労働組合が反対するなか交渉を一方的に打ち切り、市会に改悪条例案を提案しました。公立保育所の存立基盤を崩す暴挙です。
 市労組はすべての保育所の「民営化」につながる条例案の否決をめざし、緊急に署名をとりくみ既に8000筆を超える陳情署名を提出して奮闘中です。

保育士怒りの声

生きがいある仕事を奪わないで!

 私たちは、日々子どもの命を預かり、専門性を生かして、保育の仕事をしています。対応しなければいけない仕事は年々増え、責任の重い仕事です。生涯働き続けられる生きがいある自分の仕事として選んだ仕事ですが、処遇の改悪により、精神的にも肉体的にもぎりぎりの状態で続けている状態から退職も考えざるをえなくなってしまいます。今回の大改悪の撤回をお願いします。

命を預かる仕事を軽くみないで!

 私たちは命を預かっている仕事をしています。その一点だけを考えても、とても重みのある仕事で、軽々しく保育士の給与を引き下げるなんてことをするのは許せません。民間との格差があるのなら民間の給与を引き上げ格差をなくすのが当然でしょう。心身ともに大変な仕事なのに給与が低く労働条件も悪いので民間の保育士さんは働き続けることが困難です。女性の就労保障がなってない。公立でも保育士が不足しているのに正規職員を採用せず、結局は子どもに手厚い保育ができなくなり、子どもにしわ寄せが行ってしまうのに。

 大切な乳幼児期を軽く見過ぎている。障がい児保育、家庭支援をはじめ多種多様な困難を抱えている家庭や子どもが増え、研修、研究会、会議と多くの時間を割き、心身ともに疲弊している保育士。

 必要な仕事だから人が必要だし、労働に見合った給与でないとやっていけません。

子どもの未来を考えて!

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 子どもが未来を支えます。保育士の仕事を軽視するような今回の改悪案は、未来のことを考えず、目の前の事しか見えていない浅はかな考えとしか思えません。

 私たち保育士は人格を形成する乳幼児期に関わる専門職として、重い責任を持ち、未来につながる仕事だと日々感じています。そんな職員が減少したり、短期間で替わることのないよう、経験や知識を積み重ねていける環境を保障してほしいと願います。

市立保育所の存立基盤を崩し、全保育所「民営化」の布石 保育士給与大改悪を許すな!

【 大阪市労組 第441号-2015年2月26日号より 】

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