日本の侵略戦争を「アジア解放の戦争」と教える中学校教科書 ~「戦争する国」にしないため、採択しないことを求めます!~
来年度から大阪市立の中学校で使用される教科書が、8月初旬に大阪市教育委員会において採択されます。今回の採択をめぐり、侵略戦争を「大東亜戦争」と書き戦争を美化し、「GHQに押しつけられた憲法は改正が必要」と誘導する、政府の見解を一方的に記述する歴史・公民教科書の採択が問題になっています。
6月2日、教科書問題・教育関係者、研究者、平和、女性など、韓国の市民団体も含む90団体が「歴史を歪め戦争を美化して『戦争する国づくり』へ子どもたちを導く憲法敵視の教科書の採択を許さない世論と運動を大きく発展させよう」との共同アピールを発表しました。
安倍首相による、憲法を踏みにじる戦争法案の強行と直結する教科書問題です。
全国でも、大阪府下でも批判の声が上がっています。
教科書採択にあたっては、憲法と子どもの権利条約にもとづき、子どもたちの成長・発達を保障する教科書の採択が求められています。教科書の選択は日々子どもたちに向き合っている教員の声や保護者の声を尊重して行われるべきです。
日本の侵略戦争を「アジア解放の戦争」と教える中学校教科書 ~「戦争する国」にしないため、採択しないことを求めます!~
【 大阪市労組 第444号-2015年6月24日号より 】
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