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2015年8月27日 (木)

本当に止める!全国に広がる戦争法案は違反の声

 戦争法案阻止のたたかいが正念場を迎え、「戦争法案を廃案に!」と空前の運動が広がっています。特に若者が自らの言葉で、「戦争はしたくない」と声をあげています。また参院平和安全法制特別委員会での審議で、安全保障関連法案の成立を前提とした防衛省制服組による内部資料作成の問題についても『制服組に丸投げだ。自衛隊の暴走以外の何物でもない』との批判に、安倍首相は『問題があるとは全く考えていない』と開きなおり、全国の憲法学者60人余りが「重大な問題だ」と国会に厳正な対応を求める声明を発表しています。

 国会での審議が進むにつれ、戦争法案の違憲性や危険な中身が鮮明になっています。廃案にするしかありません。

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8月23日、全国64カ所で若者などによる抗議や集会

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 8月23日は全国で一斉に若者が行動に立ち上がりました。SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の呼びかけに応えて、東京では表参道に若者を中心に6500人、吉祥寺では若者憲法集会主催のデモに1000人が集まりました。仙台、京都、福岡など全国64か所で抗議の集会やデモが繰り広げられました。大阪でもSADL主催で浪速区の公園で集会、難波までのデモに1300人が参加しました。また大正区でも「戦争法案は絶対止める青年有志の会」主催のデモに1000人が集まりました。

だれの子どもも殺させない!

 若者だけではありません。中高年は「OLDs( オールズ)」「MIDDLEs(ミドルズ)」を結成し、国会前での抗議行動に立ち上がっています。ママたちも黙っていません。「だれの子どもも殺させない」と7月26日渋谷ジャックに8000人が参加しました。ママたちの行動は京都・福岡・大阪・石川・広島・滋賀、沖縄と全国に広がっています。大阪では「安保法制に反対するママの会」が8月30日11:00~13:00に難波高島屋前で大阪・ピースアクションを予定しています。ママたちは「うちの子、戦争に行かしたくない」「今の政治、詳しくはわからないけど何かおかしい!」と声をあげています。若者、ママたち、中高年、学者、弁護士会など全世代のアクションが実行されています。

「戦争法案でない」「国民の命と暮らしを守る法案」のごまかし

 今度の法案は、米国が起こすあらゆる戦争に自衛隊が参戦・軍事支援するものです。日本がどこからも攻撃されていないのに「集団的自衛権」を行使して、米国とともに海外での武力行使に乗り出します。アメリカに要請されたら、イラクやアフガンにも出ていき「非戦闘地域」という歯止めも撤廃し、「戦闘地域」にも武力行使をしている米国への弾薬の補給や武力の輸出等の兵站支援を広げます。自衛隊員の「殺し、殺される」危険が現実になります。

中国脅威論は戦争法案を押しとおす口実の一つ

 アメリカも中国との関係では、経済でも・貿易・人的交流でも相互に依存関係にあります。日中間の貿易総額は、日米間よりも大きく、平和外交をすすめることが大切です。


誰でも参加できます。絶対止めよう!「戦争法案」の声をあげましょう!

8月30日(日)は総がかり行動実行委員会の呼びかけで、「国会10万人・全国100万人大行動」が計画されています。

日時 8月30日(日)16:00~
場所 扇町公園
集会終了後17時ごろからパレード

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本当に止める!全国に広がる戦争法案は違反の声

【 大阪市労組 第446号-2015年8月27日号より 】

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