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2015年9月28日 (月)

原水爆禁止2015年世界大会 長崎大会に参加して

 2015092804被爆70年の節目の年に、「ヒロシマ・ナガサキを繰り返してはならない」との願いを込めてみんなが折った"千羽鶴"を持ち、原水爆禁止2015年世界大会が開催された被爆地ナガサキに向かいました。

一日目(8/7)は、長崎のつどいに参加

 主催者を代表して富田宏治さんが「今年ニューヨークに届けた630万筆の署名の力は凄い。世界は、核兵器のない公平な世界をつくろう!という流れになってきている。70年前の原点(不戦の誓い)、核兵器は人類と共存できないという世論をもっとつくっていこう」との話に、勇気が湧きました。

 被爆者の谷口すみてるさん(当時16歳)は、郵便配達の途中で被爆し、左手は肩から皮膚が垂れ下がり背中は焼けただれ、3日目に救助されました。3年7ヵ月の病院生活のうち1年9ヵ月はうつ伏せで、胸は床擦れでえぐり取ったようになり、肋骨から心臓が動いているのが見えたこと、その後は国の援護のないまま12年間放置され、1956年に被爆者の組織を立ち上げることが出来たと話されました。

「命ある限り被爆者の実相を訴え続けます」という被爆者の生の声を聴き、本当に目頭が熱くなりました。たくさんの海外代表が参加する世界大会、その声は確実に世界中に広がっています。

二日目(8/8)は、佐世保基地調査に参加

2015092805

 佐世保市は、今年3月にオスプレイが初飛来して以後、繰り返し飛来し「もし墜落したら」と住民の不安が高まっています。佐世保港は原子力空母や原子力潜水艦の寄港拠点基地でもあり、米軍だけでも5つの弾薬所・給油所を抱え、核兵器の持ち込みが心配されています。

 基地の街で、特に凄かったのが道路を圧迫するように建てられた巨大な壁と米軍住宅でした。山の上に行き弓張岳展望台から佐世保港を見たあと、海上フェリーで説明を聞きました。佐世保港は民間が2割しか使用できず、残りの8割は米軍の指揮下になっていて、フェンスには"米軍の許可なく、この中には入れません"と書かれた青い看板がいくつもありました。さらに驚いたのは、弾薬庫が沢山ありすぐ近くに普通に市民の住宅があるのです。もし爆発でもしたら・・・と考えると身の震える思いがしました。

 長崎に来て、平和を願う熱い心に触れ、本当に良かったと思いました。

ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ナガサキ ノーモア・ヒバクシャ ノーモア・ウォー

福祉保育支部 (I)

長崎大会に参加して

【 大阪市労組 第447号-2015年9月28日号より 】

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