心気一点 F1観戦! 鈴鹿サーキットに行ってきました。
F1日本グランプリレースが鈴鹿サーキットにて10月7~9日に開催されました。
鈴鹿のF1レースは、高速カーブや直線を最高時速330キロで駆け抜けた後、急速に減速しコーナーに突入する中高速コースが続く、ドライバーからも高い評価を得るサーキットです。
過去には、日本人ドライバーが参戦していましたが、3年前の小林可夢偉を最後に日本人ドライバーは参戦していません。しかし、ホンダが昨年から復帰、老舗チームのマクラーレンと提携しエンジンを供給しています。ホンダは1990年前後にマクラーレンと組み黄金時代を築き、故アイルトン・セナを優勝に導いたことは有名ですが、エンジンの小型化・ハイブリッド化による技術開発への対応に苦戦し、ライバルチームに遅れをとっています。ホンダのエンジンは明らかにパワー不足で、直線コースでは歯が立たないのが現状ですが、少しずつ上位チームに追いつくための努力が実績に繋がってきています。
ホンダの良さは、故本田宗一郎の精神であるホンダスピリット(チャレンジ精神)を大切にし、努力するところだと思います。車体を作る老舗マクラーレンから「他チームから技術者をスカウトすれば」との助言に対しても、「結果も大事だが結果に至る過程が大切。でなければ参戦した意味がない。」と訴え、参戦のブランクによる遅れを自前の技術力で取り戻そうとしています。
F1レースは、資金豊富なチームが有利なのは当然ですが、それだけでなく積み重ねた経験や専門性と開発・レーススタッフのチームワークが0.01秒の速さを競うことに大きく影響します。ホンダのチャレンジ精神が花開くことを楽しみにし、来年の日本グランプリも観戦したいと思います。(T)
組合員の皆さんの投稿をお待ちしています。
心気一点 F1観戦! 鈴鹿サーキットに行ってきました。
【 大阪市労組 第458号-2016年10月27日号より 】
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