安倍「働き方改革」はNO!長時間労働縮減へ 必要な人員配置を!! 法律家8団体主催「まともな働き方実現!安倍式働き方改革のウソ・マコト」
6月16日、エル・おおさか南ホールで法律家8団体の呼び掛けによる「働き方」を考える集会が開催されました。
基調講演は「労働(働く者)の尊厳は守られているか ~安倍政権下で働き方を考える~」と題して、毎日新聞社新潟支局長で元新聞労連委員長の東海林智さんの講演があり、ヤマト運輸労組や全国過労死を考える家族の会、全労働大阪支部等からの報告もありました。
最後に集会参加者全員で、「過労死ラインの長時間労働NO!」「実現!まともな働き方」のポテッカーを掲げて、安倍政権に対し、まやかしの「働き方改革」ではなく、働く者の尊厳が実現される真の働き方改革の実現を求め、協力・共同して奮闘しよう!と集会アピールを採択しました。
働く人がモノのように扱われている実態が報告
安倍内閣はILOが決めた世界のルールを守らず、「労働組合の組織率が2割、労働組合は労働者を代表していると言えるのか」などと攻撃し、労働政策審議会から労働者委員を追い出して、企業だけに有利な労働政策を進めています。
労働者派遣法の改悪を実行し、働く人がモノのように取引されています。「電話一本、30分でお届けします」「春の無料お試しキャンペーン実施中」などの派遣会社のチラシが撒かれ、大手コンビニでは名前でなく「派遣」のネームプレートを強要され、派遣法では禁止されている事前面接がセクハラ目当てで行われているなど、労働の現場で起きている酷い事例が紹介されました。
安倍内閣が進める「働き方改革」は「過労死促進」「残業代ゼロ制度」
政府は、「働き方改革実行計画」を決定しました。しかしその目的は「労働生産性の向上」であり、労働者の尊厳の視点ではなく、まさに企業にとっての都合の良い「働かせ方改革」と言えます。
実行計画では、長時間労働の是正のため、「36協定でも超えることが出来ない、罰則付きの時間外労働の限度」を設けるとしていますが、政府の上限規制には、例外として単月100時間未満の時間外労働を認めています。これは過労死ラインである月80時間から100時間未満の時間外労働にお墨付きを与えるものです。
また、高度プロフェッショナル制度では8時間労働制や残業代など、労働者保護の基本ルールが適用されない働き方を導入しようとしています。
安倍「働き方改革」はNO!長時間労働縮減へ 必要な人員配置を!! 法律家8団体主催「まともな働き方実現!安倍式働き方改革のウソ・マコト」
【 大阪市労組 第466号-2017年6月27日号より 】
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