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2017年10月25日 (水)

市労組「働き方アンケート」職場の「働き方」を見直そう!

2017102501市労組が実施した「働き方アンケート」には多数の職員が、「サービス残業・不払い残業」が行われている実態が寄せられました。大阪市は事あるごとに職員に対して「コンプライアンス(法令遵守)」という言葉を用いて、厳しい労務管理をしていますが、それならば大阪市自身もこのような実態に対して法令に基づききちんと対処するべきです。

 

17時30分以降も窓口には市民がたくさん

 保険や介護などでは、18時~18時半ごろまで窓口対応している姿が見られ、「窓口が終了してから、データの処理など書類を整理するので、毎日残業をしている」「とにかく人が足りない」「仕事が終わらない」と答えています。

19時までは残業だとは思っていない???

 19時ごろに出てきた職員に尋ねると、「私はいつもこのぐらいの時間なので、早いんです」「残務整理をしていたので、残業ではありません」と答えました。残務整理は超勤ではないのでしょうか。また、上司が「早く帰れ」というが、実際は仕事があるのに、「超勤申請をしにくい雰囲気がある」との回答もあります。

「事前申請」していなかったから、サービス残業に

 「当局の認める時間外勤務手当の申請理由でないと超勤が認められない」「事前申請していないと認められない」と言われている。特に保育所では「保護者の対応をして遅くなっても超勤を付けてもらえない」という声があります。また、「仕事の効率が悪いと思われるので申請しない」という回答もありました。

早出勤務は7時30分から。でも7時には出勤

 保育所では早出の出勤時間は7時30分ですが、開所も7時30分なので、子どもの受け入れ準備のために、少なくても30分は早く出勤しています。その時間はすべてサービス残業になっています。局はこの事実を知っていて、放置しているわけですから、使用者の労働時間の管理責任が問われることになります。

「始業前の5分間体操に賃金支払わず、労基署から是正勧告受け1000万円支払い」(スズキ)

 大手自動車メーカーのスズキが今年の7月に労働基準監督署から是正勧告を受けました。大阪市でも通常勤務時間が9時~17時30分で区役所などの開庁時間も9時~17時30分となっていますが、窓口業務を開始するためには9時までには出勤して準備作業をしないと窓口を始めることができません。準備作業も労働時間となるため、今の制度では毎日サービス残業が発生しています。他の政令指定都市では、開庁時間と勤務時間が違うのが当たり前となっています。大阪市についても他の都市に学びきちんと労働時間を設定すべきです。

市労組「働き方アンケート」職場の「働き方」を見直そう!

【 大阪市労組 第470号-2017年10月25日号より 】

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