風薫る5月の空に響く9条改憲ノーの声
5月のはじめに「大阪メーデー」と「おおさか総がかり集会」の2つの集会がありました。集会の模様などを簡単に紹介します。
8時間働けば普通の暮らしを
5月1日、大阪市北区の扇町公園で第89回大阪メーデーが開かれ、4500人が参加しました。
労働法制が大改悪されようとしているなか、「憲法9条を守り平和な未来を」「8時間働けば普通に暮らせるルールをつくろう」「働くものの団結で生活と権利を守り、暴走政治ストップ、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」と呼びかけられました。
各労組・団体の代表の決意表明では、維新型強権政治を許さず、都構想・住民投票を阻止し、くらしと地域・憲法と民主主義を守ろうと力強く訴え、メーデー宣言には低賃金の引き上げや働き方改革法案への反対などが盛り込まれました。
集会後は「憲法9条守れ」「働かせ方大改悪反対」「森友疑惑の真相究明」などのスローガンを掲げて元気よく、デモ行進しました。市労組は、『欠員を局の責任でちゃんと入れろ!』『保育士の給料をあげて!』『人事評価制度やめろ。』『維新市政なんとかして!』『市民サービスの低下許さないぞ!』など現場の生の声を手書きしたうちわを持ち、扇町から天満橋まで歩き市民にアピールしました。
3000万署名が1350万人突破
憲法記念日の5月3日、大阪市北区の扇町公園で『安倍9条改憲許さない!おおさか総がかり集会』が、開催されました。
主催者代表あいさつで大阪憲法会議・共同センターの丹羽幹事長は、9条改憲を狙う安倍政権の狙いを「自衛隊を憲法に書き込めば、国家のあり方は大きく変わり、自衛権の名で戦争参加が可能になる危険がある」と告発しました。
立憲民主党、日本共産党、社民党、自由党の野党4党代表が勢揃いし、約2万人の参加者が、声を合わせて「平和憲法守れ」とアピールしました。また、全国市民アクションの香山リカさん(精神科医)から連帯の力強いあいさつがありました。
集会では、森友学園問題を考える会の木村真豊中市議、子どもの未来を考えるママの会のこなみさん、大阪平和委員会青年学生部の山本さん、ストップ辺野古新基地建設!大阪アクションの陣内さんら各分野の代表がスピーチしました。
「命どう宝」をテーマに活動しているシンガーソンガー・川口真由美さんとおもちゃ楽団の心をつなぐミニコンサートがあり、『憲法と平和、命の大切さ』を感じ、元気とパワーをもらいました。
最後に参加者全員で、「憲法こわすな」「安倍政治ノー」のステッカーを掲げてアピールし、集会宣言を採択したあと、3コースに分かれてパレードしました。
風薫る5月の空に響く9条改憲ノーの声
【 大阪市労組 第477号-2018年5月30日号より 】
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