働かせ放題で過労死を合法化する働き方改革 「働き方改革」一括法案の危険な中身
働かせ放題で過労死を合法化する「働き方改革関連法案」を、強引に通そうと国会の会期が延長されました。一定額で働かせ放題となる高度プロフェッショナル制度や、長時間労働を認める内容など、過労死をなくしたいという労働者の願いとはかけ離れた、危険な中身になっています。
高度プロフェッショナル制度の創設
高度の専門的知識等を必要とした、厚生労働省令で定める業務のことですが、何についての専門的知識なのか、高度とはどの程度のことをいうのかなどが示されていないため、対象業務を厚生労働省令でいかようにも定めることができます。
時間外規制、休憩規則、休日及び深夜の割増賃金に関する規制をすべて適用しない制度であり、低額で働かせ放題となります。
過労死ラインを許容する時間外の規制
時間外・休日労働の上限を、「1か月100時間未満」と定め、「2ないし6か月について1か月当たり平均80時間以内」とし、厚生労働省の過労死認定基準の過労死ラインをそのまま許容するものになっています。また、上限規制を月の後半と翌月の前半に集中させれば、30日間に160時間の時間外・休日労働をさせることも可能です。
働かせ放題で過労死を合法化する働き方改革 「働き方改革」一括法案の危険な中身
【 大阪市労組 第478号-2018年6月27日号より 】
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