メーデーは「8時間労働制」の訴えからスタート 人間らしく暮らせる社会を求めることは今も変わらない
5月1日に大阪メーデー、5月3日は総がかり集会が扇町公園で開催されます。平和であってこそ輝く未来がつくれます。立場の違いをこえて、ぜひ2つの集会に参加してください。
8時間働いて普通に暮らせる賃金を 5月1日・メーデー
世界の労働者と連帯し、90回目を迎える!!
19世紀はじめ欧米諸国は、「日の出から日没まで」が労働時間とされ、14時間、16時間が普通という過酷な労働時間におかれていました。こうした中、1886年5月1日、アメリカ・シカゴの労働者を中心に「8時間労働制」を求めて決起したのがメーデーの起源とされています。そして、34年後の1920年東京・上野公園で日本初のメーデーが開かれ、今年で90年目を迎えます。
今年のメーデーは、統一地方選、衆院補選、参院選がおこなわれるなど「選挙イヤー」の年に実施されます。安倍政権が進める「2020年改憲」に反対し、職場、地域から「3000万人署名」をさらに推進し、市民と野党共闘の力で安倍政権を退陣に追い込むチャンスです。同時に生産性向上のための「働き方改革」ではなく、「8時間普通に働いて暮らせる賃金とワークルールづくり」も大切な課題です。
輝け憲法!平和といのちと人権を!5月3日・総がかり集会
総がかり集会は、「輝け憲法!平和といのちと人権を!」をテーマに開催されます。
平和を願う幅広い団体・個人でとりくまれています。昨年の臨時国会で、安倍政権は憲法審査会に改憲案を示そうとしましたが、3000万署名運動と国民の世論、野党の結束した行動により、改憲案の提出をストップさせました。
2019年度の政府予算は、軍事費が5兆2574億円と、5年連続で過去最高を更新しています。『いずも』の空母化、F35戦闘機を今後100機以上購入し、6000億を超えるイージス・アショアを導入しようとしています。
また、政府は、2月24日の沖縄県民投票で、埋め立て反対が72.15%と圧倒的民意が示されたにもかかわらず、米軍新基地建設に向けて、沖縄・辺野古の新たな区域への土砂投入を強行しました。
改憲発議を阻止するため、立場の違いを超えて、集会を成功させましょう。
メーデーは「8時間労働制」の訴えからスタート 人間らしく暮らせる社会を求めることは今も変わらない
【 大阪市労組 第488号-2019年4月25日号より 】
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