10連休は近場でほっこり ~水辺の散歩道と住宅街 友呂岐緑地&萱島~
京阪本線寝屋川市駅前の寝屋川せせらぎ公園を経て、友呂岐(ともろぎ)緑地を南下して、萱島(かやしま)の住宅街を歩く。川や水路とともに歩んできた地域の歴史に思いを馳せる。
寝屋川の西側に並行する友呂岐水路沿いの緑道は、寝屋川市駅北の桜木町から約3・5キロ南北に貫く。二十箇用水路と友呂岐悪水路が並んで流れていたのを1970年に1本化し、埋立てられた水路が73年緑地となる。
萱島で江戸時代、新田開発が始まるが、寝屋川は天井川なので水を引いてくるにも排水するにも難しかった。そのため排水路と水を引く用水路の2本が造られた。他にも多くの水路が張りめぐらされ利用されていた。
友呂岐緑地は萱島駅までだが、その先の友呂水路沿いは桜並木。萱島駅の大クスは70年代の高架化の際、住民の要望で保存されることになり、ホームと屋根を突き抜けている。
萱島駅周辺は戦後の高度経済成長期、住宅が急増。駅東の商店街と住宅密集地には昭和な雰囲気が漂う。対照的に、萱島東の辺りはゆったりした新しい集合住宅が見られる。ネイキッドスクエアは中庭広場、水路を配したモダンな集合住宅だ。その東の府住宅供給公社のいらか団地も中庭があり、団地では珍しい瓦葺きになっている。
*参照「ワガヤネヤガワMAP萱島編」寝屋川市発行
10連休は近場でほっこり ~水辺の散歩道と住宅街 友呂岐緑地&萱島~
【 大阪市労組 第488号-2019年4月25日号より 】
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