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2019年4月25日 (木)

欠員問題の解決には労働条件や配置基準の見直しなど抜本的な改善が必要

 新年度が始まり、保育所には子どもたちの元気な声が響いていますが、4月当初から欠員状態の保育所が何か所もあります。病欠や産休代替、障がい児対応、また休日保育担当やつどいの広場(※)、一時保護所など多くの職場が欠員となっています。

 何年も前から、年度途中の病欠や産休代替の職員が募集しても集まらず、大阪市の保育所は欠員が常態化しています。近年は、新年度のスタート時からの欠員も増えてきており、職員の転勤や新入児の入所などで落ち着かない中、安全の確保も難しい状態です。

欠員の保育所から寄せられる悲痛な声

 欠員の出ている保育所では、

  • フリーが1人となり、休日の保障が難しい
  • 乳児クラスの担任の一人が非常勤となっている
  • 児童・家庭支援担当者が巡回に出られず、クラス応援に入っている
  • 3クラスを渡りながら支援の必要な子どもに対応している
  • 休日担当の非常勤が不在なので職員が交代で毎週でているが、代休の確保が難しい
  • つどいの広場から応援にきてもらって、なんとかまわしている
  • 日中はクラス対応に追われて事務仕事ができず、毎日残業している

など、悲痛な声が寄せられており、現場の努力も限界です。


市労組は職場の声を届けていきます

 3月の交渉で、当局にこの問題について訴えましたが、「確保の努力はしている」との返答で、努力はされているものの、まったく確保できていません。

 労働条件や配置基準の見直し、臨時職員の正規化など、抜本的な改善なしには欠員問題は解決しません。市労組は職場の声を当局に届けながら改善を求めていきます。

※つどいの広場事業とは
 地域の子育て支援機能の充実を図ることを目的として、大阪市が実施主体になり、乳幼児を持つ親とそのこどもを対象に、子育て親子の交流、集いの場を提供しています。

 

欠員問題の解決には労働条件や配置基準の見直しなど抜本的な改善が必要

【 大阪市労組 第488号-2019年4月25日号より 】

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