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2019年5月28日 (火)

もう限界 保育所の欠員問題なんとかして!

201905282  大阪市の公立保育所の欠員問題は、本当に深刻です。大阪市は『子育て世代に力を入れています』と言っていますが、4月1日から欠員になっている保育所が沢山あります。本来そこにいないといけない保育士がいません。募集しても来ません。

 これで子育て世代に力をいれていると言えるでしょうか。大阪市の責任で早急に保育士を入れるべきです。欠員になっていると、保育所が円滑に運営できないことを大阪市はわかっています。こども青少年局も「確保の努力はしています」と言っていますが、5月になってもまだ保育士が定数どおり配置されていない保育所があります。現場も必死に努力していますが、もう限界にきています。

問題解決には、保育士の賃金・労働条件などの処遇改善が必要です

 4月もとりあげましたが、保育士の賃金・労働条件などの処遇の抜本的な改善が今すぐ必要です。この問題は、大阪市人事委員会へも現場の声やみんなの要求を訴えてきました。

 市労組は、問題を解決するために、全力あげてとりくんでいきます。今、福祉保育支部が、現場の大変な現状をもっと局に訴えていこうと、「保育士がひとつになって人員確保のため、保育士の処遇改善を求めていきましょう」との運動にとりくんでいます。こども達の命と安全を守るため、保育士が笑顔で生き生きと働き続けられる大阪市にしていきたいと考えています。

一番困るのはこどもです

保育所の欠員問題・現場の実態

 ある保育所の実態について報告がありましたので、紹介します。

 私が働く職場でも保育士が2人不足したまま、4月が始まってしまいました。

 本来なら2人担任となるべきところが1人担任となり、また、予備保育士も1人足りない状態で始まりました。

 どのクラスも4月の初めは新入のこどもたちが、不安で泣きます。特に1・2歳児は、新入児が多く入ってくるので、まさにパニック状態ですが、こどもを落ちつかせるために、隣接するつどいの広場など他の事業から職員の手を借りざるを得ない状況でした。

手助けが必要な子に寄り添うことができない

 年齢の大きいクラスでも、障がい児対応が不足しているため、1人担任となってしまったクラスがあります。担任の指示だけではみんなと同じように行動できないこどもたちが、とても困っています。部屋に入れず、外にいることもあります。場面の区切り目でどうしたらいいか困っています。その子たちこそ、手助けが必要なのに、寄り添える職員がいない状態です。担任が必死でやりくりしていますが、限界があります。

 おやつを取りに行ったり、食器を返却するときなどには、正直、少しの間、クラスのこどもだけにせざるを得ない時もあります。目を離している間、ケガやケンカなど、何も起こりませんように…とハラハラしながらです。

 保育士が不足することで、1番困るのは、こどもです。安全が脅かされます。ギリギリな状態が怖いです。早急に不足の保育士を確保することを求めます。

もう限界 保育所の欠員問題なんとかして!

【 大阪市労組 第489号-2019年5月28日号より 】

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