保育士不足問題待ったなし!
こども青年局と団体交渉
2019年12月25日、福祉保育支部はこども青少年局に要求書を提出し団体交渉を行いました。こども青少年局からは、保育所の欠員問題については「重たい状況だと認識している。採用試験を前倒しして現在は80人弱の新規採用を行う予定、採用者に中間ガイダンスを行い処遇や現場の様子を知らせていくことなどの工夫も行っている」とのことでした。待機児解消についても、障がいを持つお子さんが多いので何とかしたいとの話もあり正式な回答は後日となる予定です。
支部からも職場の厳しい状況や切実な声を伝えました。
1歳児が6対1の厳しい状況については「1歳児はアレルギー児が多く、発達的にも『イヤイヤ期』で自我を出す時期で人手が非常に必要。1歳児に限らないが、子どもだけでなく保護者も子育て不安や色々な家庭状況の中でケアが必要で、保育士は保護者へ寄り添い、サポートを行っている。障がい児対応については、以前は臨時的任用職員が行っていたが今は任期付職員へ、そして今度は非常勤職嘱託保育士が会計年度任用職員へと移行になる事で不安を感じている職員が増えており、退職を考えている方もいる。欠員問題では、「支部からも2019年6月に緊急申し入れもしたが、状況が変わっていない。労働条件改善をしないと他都市に流れたり、そもそもの応募がなかったり、人員の確保は出来ない。何とかしてほしい」と訴えました。
本庁前で保育士不足をうったえ
2020年1月17日本庁舎前にて、宣伝行動をしました。市民や仕事終わりの本庁職員に向けてビラを配布し、マイクで保育士の生の声を紹介し、保育士不足の切実さや保育士の思いを訴えました。横断幕の『保育所の"保育士不足"を早急に解消してください!!』の文字を通りすがりながらも見てくれる方や自分も子どもを持つ親なので大変なことだと思っていると話をしてくれる方、「読んでおきます」と言う職員、ビラも全部で200枚弱の受け取りがありました。保育士不足の解消、そのための処遇改善につながってほしいし、支部では今後も声をあげていきます。
保育士不足問題待ったなし!
【 大阪市労組 第497号-2020年1月24日号より 】
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