賃金・労働条件(給与改定、一時金以外)での回答交渉 一定の前進を勝ち取る
市労組連は、10月16日(水)に24項目の2019年度賃金確定市労組連要求の申し入れを行い11月7日(木)に回答を得た給与改定、一時金以外の賃金、労働条件について数回にわたる事務折衝を重ねる中で、1月28日(火)に回答交渉を迎えました。
回答内容は、少しではあるが、前進はあったものの相対評価の昇給反映については、不誠実な交渉態度を続け、市労組連の要求する昇給への反映廃止には至りませんでした。市側の提案する見直しでは、行政職1級については、見直しとならず、改悪となり、若年層の競争強化を強いるものです。市労組連は、検討するとして持ち帰った提案を修正せずに再提案し、説明もないままでいる市側の態度に対し、交渉そのものが不十分であるとともに不誠実だと強く迫りました。市側は、提案内容の修正を拒んだままですが、不誠実だったことを認め、今後の検討課題としての協議が必要であることを表明しました。
また、今後、提案が予想される技能労務職給料表の見直し提案は、引き下げに繋がるものであり、中止するよう強く要請しました。
病気休暇の3日間無休を有給化にするための該当感染症の枠拡大、夏季休暇の半日取得、格付け基準の改善等、前進していない要求については、引き続き粘り強く協議をすすめます。
-前進回答-
○ 不妊治療休暇(年間5日間)2020年4月1日実施。
・取得単位 1日又は1時間 ・給与の取扱い 無休
○ 臨時的任用職員の取扱い 日額臨任→月額臨任へ2020年4月1日実施。
・給与水準 正規職員と同様、昇格はしない。
・諸手当及び期末勤勉手当については正規職員と同様。
・社会保険について 共済組合適用。
○ 相対評価の昇給反映については生涯賃金に影響することから
行政職2級以上は、見直し、上位区分と下位区分の差を緩和。(別図参照)
3級以上の第1区分を現行6号給から5号給へ、2級以上の第4区分を現行2号給から3号給、
第5区分の一部(各項目の絶対評価が2.0以上で2.5以上が半数の場合)を昇格なしから1号給。
※ しかし、行政職1級職員については、改悪
第5区分、2号給から1号給(各項目の絶対評価が2.0以上で2.5以上が半数の場合)それ以外は昇給なし。
※ 相対評価の昇給反映については、不誠実な態度に終始するのではなく、
人事委員会勧告の意見に沿い廃止することを強く要請。
○ ワークライフバランス推進を目的にした育児休業者の代替職員の正規職員化を人事室と各所属の調整で導入。(2019年4月から実施を確認)
賃金・労働条件(給与改定、一時金以外)での回答交渉 一定の前進を勝ち取る
【 大阪市労組 第498号-2020年2月26日号より 】
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